キアシシギ「400」

常連のお客様から「キアシシギ400が来てますよ」と嬉しい朗報をいただき、一羽一羽確認したところ、足に「400」の標識を付けたキアシシギを確認し撮影することができました。
この標識は渡りの調査のために2016年9月11日に谷津干潟でこの鳥に付けられました。それ以来10年。つけられた時に成鳥だったので、年齢にすると11歳以上ということになります。
ほぼ毎年8月に谷津干潟で確認しているキアシシギ「400」。この季節になると谷津干潟を覚えて帰ってくることに驚くばかりです。これから秋になると東南アジアやオーストラリアなどの南の国へと渡っていきます。
谷津干潟でいっぱい食べて、休んでエネルギーを蓄えて、次の渡りに向かってほしいですね。
ケリ飛来!

谷津干潟では珍しいケリが2羽飛来しました。
2羽は潮の引いた泥の上に立ち、時折辺りを見回したり、干潟面をつついたりしていました。
周囲にはオオソリハシシギやキアシシギ、メダイチドリなど秋の渡り鳥も活発に採食していました。
採食するオオソリハシシギ(下写真)

秋の渡りのシーズン

シギやチドリたちは、シベリアなどの北極圏で子育てを終え、東南アジアやオーストラリアなどへ向かう旅の途中で谷津干潟に立ち寄ります。
今シーズンは、メダイチドリは7月13日、キアシシギは7月19日、ソリハシシギは7月24日、トウネンとミユビシギは7月26日、ダイゼンは8月3日に確認しています。シギやチドリたちは潮が引くと干潟で採食をし、潮が満ちると杭の上や観察センター前の浜、通称貝殻島で休憩をしています。
写真は杭の上でお休み中のキアシシギ。よく見ると片足で立っています。
今日は61羽のキアシシギを確認しました。これからもっと増えるかもしれません。
暑い日は野外での観察は短い時間しかできませんが、観察センターの中なら、涼しいので、ゆっくりと潮の満ち引きにあわせたシギ・チドリの観察ができます。
※Facebookでは動画を投稿しています。こちらをご覧ください。
水遊びで暑い夏を乗り切ろう

今日も暑いですね。
観察センターでは今日から正門エントランスに水遊び場を設けました。
楽しく遊んで、この暑い夏を乗り切るのはいかがですか?

夏休み特別イベント「Kiraco×観察センター デジタルスタンプラリー 」第1弾、開催中!

観察センターでは、7月19日から習志野市タウン誌「Kiraco」と一緒にデジタルスタンプラリーを実施しています。
館内の4か所にあるQRコードを探し、スマートフォンで読み取ると野鳥が紹介されます。
スタンプを全部ゲットした方には、ガラス絵作家三須広絵さんが描く生きものの缶バッチをプレゼントします!
参加は無料!スマートフォンがあればだれでも参加できます!
缶バッチは全3種類!詳細は以下のとおり。
観察センターにお越しの際は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
■第1弾 7月19日(土)~8月3日(日)
■第2弾 8月5日(火)~8月17日(日)
■第3弾 8月19日(火)~8月31日(日)
■参加無料(入館料のみ)
■主催 Kirako
■協賛 谷津干潟自然観察センター
※缶バッチは各先着100名。なくなり次第終了となります。


