観察センターの取組・活動
当館の取り組みや活動などを紹介します。
持続可能な社会を目指して
谷津干潟自然観察センターは、来館者の方々と干潟のすばらしさや大切さを共有し、谷津干潟を将来にわたって保全していくために、市民をはじめ関係者と共に活動する「拠点」としての役割があります。
現在、100名を超える観察センターボランティアの活動があるほか、イベント「谷津干潟の日」における市民による運営委員会、小学生から中学生が参加する「谷津干潟ジュニアレンジャー」、高校生や大学生による「谷津干潟ユース」など各世代にあわせた取り組みを行っています。
- 観察センターボランティアの活動については「ボランティア活動」をご確認ください。
谷津干潟ジュニアレンジャー
谷津干潟ジュニアレンジャーでは、谷津干潟を未来にわたって守る人を育てています。ジュニアレンジャーはSTEP1からはじまり、公園の中で遊びながら身近な自然に親しみを持つところからはじまります。ステップアップしていく過程の中で谷津干潟に親しみを持ち、干潟に対する愛着の気持ちを育んでいきます。STEP3からは「知る・守る・伝える・交流活動」の4つのテーマにあわせた活動を行います。活動では子どもたちが主体的に行動し、お互いが学びあえるようレンジャーがサポートします。活動後は感じたことや達成できたことを振り返り、一人一人の心の成長を大切にしています。
対象
小学3年生~中学3年生
申込受付
随時受付しています。
STEP1:身近な自然と仲良くなる
主な活動
- カニつりをしてみよう
- だんご虫レースをしてみよう
- ヨシ笛を鳴らしてみよう
など。
STEP2:谷津干潟の生きものや自然のおもしろさや楽しさを知る
主な活動
- カニの寝そべり観察をしよう
- プランクトンを採集して観察しよう
- 渡り体験ゲームをしよう
など。
STEP3・リーダー: ⼲潟の役割や大切さを学び、守るために行動する
主な活動
4つのテーマ(守る・知る・伝える・交流活動)に合わせた活動を行います。
- 干潟の生きもの調査、野鳥カウント調査など
- 干潟のゴミ拾い、生きもののすみかづくりなど
- 来館者の案内、ジュニアレンジャーの活動報告など
- 国内・国外の湿地の人たちとの交流など
- STEP2については活動ごとに活動保険料が必要です。
- STEP3・リーダーについては年間活動保険料(加入日から3月末まで)、活動参加費が必要です。
- 活動の詳細はお問い合わせください。
谷津干潟ユース
谷津干潟ユースは高校生・大学生世代を中心に、谷津干潟における保全とワイズユース(賢明な利用)について考え、谷津干潟に還元する活動を企画・実施することを目的にしたプロジェクトです。「谷津干潟をもっと知りたい」、「谷津干潟のために何か行動したい」という思いがある学生が主体性を発揮する場を提供しています。
対象
主に高校生、大学生、専門学生
申込受付
随時受付しています。
※谷津干潟自然観察センターのボランティア登録が必要です。
主な活動
- ホンビノスガイ生態調査
- 水生生物調査
- 世界湿地の日イベントの協力
- 谷津干潟の日運営委員会への参加(イベントの企画運営)など
谷津干潟の日
習志野市では、1997年に6月10日を「谷津干潟の日」として制定しました。6月10日は、1993年に谷津干潟が、水鳥の生息や水の浄化、食糧の供給など様々な働きをもつ湿地の保全とワイズユース(賢明な利用)を目指す「ラムサール条約」の登録湿地に認定された日です。
これは谷津干潟が、習志野市のみならず、国際的にも貴重な自然財産であることを示すものです。多くの人々の願いと努力により谷津干潟は保存され、現在にいたっています。これまで観察センターでは「谷津干潟」をとおして、自然保護や環境保全について、市民と市がひとつになって共に考え、学びそして自然との共生という課題について、様々な試みを展開してきました。この取り組みをステップアップするために、市民と行政をはじめ関係者が広く谷津干潟の環境への関心と理解を深め、それぞれの立場で、自らが実践可能な環境保全のための方策を考え、協力して行動に移していく場として「谷津干潟の日運営委員会」を設置しています。
運営委員会に参加されたい方は、当館までお問い合わせください。