「本日のフィールドノート」野鳥の追加情報(9月28日)

観察センターでの⽇々のできごとや渡り⿃の情報などを発信しています。


今朝(9月19日)、ハマシギの群れの中にコオバシギがいました。泥の中にクチバシを入れて歩きながら食事をしていました。
足には移動などの調査のために宮城県でつけらた標識がついていました。宮城県の干潟と千葉県にある谷津干潟。どちらもシギチドリにとっては重要な生息地であることがわかります。
※Facebookでは動画を投稿しています。こちらをご覧ください。

本日(9/18)13時過ぎ、潮の引いた干潟にダイシャクシギ2羽が飛来しました。
前回確認したのは2014年。11年ぶりの谷津干潟での確認となります。
干潟では、下に曲がった長いクチバシでカニを捕食していました。潮が満ちると通称貝殻島へやってきましたが、すぐにチョウゲンボウがやってきて飛び去ってしまいました。
しかし、15分後に戻ってきてくれました!しばらくいてくれるといいですね。


干潟の中にある小さな細い杭の上でカワセミが羽繕いをしていました。周りを警戒していたのか、羽のお手入れが忙しなく感じました。お手入れが終わると、サーっと低空飛行で去ってしまいました。



常連のお客様から「キアシシギ400が来てますよ」と嬉しい朗報をいただき、一羽一羽確認したところ、足に「400」の標識を付けたキアシシギを確認し撮影することができました。
この標識は渡りの調査のために2016年9月11日に谷津干潟でこの鳥に付けられました。それ以来10年。つけられた時に成鳥だったので、年齢にすると11歳以上ということになります。
ほぼ毎年8月に谷津干潟で確認しているキアシシギ「400」。この季節になると谷津干潟を覚えて帰ってくることに驚くばかりです。これから秋になると東南アジアやオーストラリアなどの南の国へと渡っていきます。
谷津干潟でいっぱい食べて、休んでエネルギーを蓄えて、次の渡りに向かってほしいですね。