秋の渡り速報

昨日9月2日は多くのシギやチドリが飛来しました。
中でも目を引いたのはウズラシギ。
頭の赤茶色と白の眉斑がよく目立っていました。
図鑑で調べたところ、おそらく幼鳥ではないかと考えられます。
ウズラシギは昨年2022年には、8月10日に1日のみ確認されました。
また、オオソリハシシギやハマシギも確認されました。
こちらの2種は秋の渡りにおけるシーズン初確認です。
昨年2022年のシーズン初確認日(初認日)はオオソリハシシギが8月30日、ハマシギが9月1日と記録されています。
これからどんなシギやチドリの仲間が北の国から渡ってくるのか楽しみです。
下画像 左:ダイゼン、右:オオソリハシシギ

下画像 ハマシギ

イソヒヨドリ

干潟の遊歩道護岸下から歌うような高い鳴き声が聞こえたので、目を向けるとイソヒヨドリが2羽いました。
両者は落ち着かない様子で、片方がもう片方を追いかけまわしているように見えました。
縄張り争いでもしていたのでしょうか。

クサシギが来ました!

8月23日にクサシギが前浜にいました。谷津干潟ではクサシギが見られることは珍しく、レンジャーが約10年ぶりの確認となりました。確認されたクサシギはキアシシギと採食をしていましたが、キアシシギに追いかけられたあと、貝殻島方向に飛んで行ったのを最後に見失ってしまい、谷津干潟から飛去したと思われていました。
しかし、昨日の14時ごろに潮が満ちた際、貝殻島で休息しているのを再確認することができました。おそらく、この3日間谷津干潟周辺にいたものと思われます。
みなさまもぜひ探してみてください。
キアシシギのお食事

潮が高い時間、観察センター前浜にキアシシギがやってきました。前の浜にはコメツキガニという小さなカニがいます。
キアシシギは浜辺を忙しそうに走りながらカニを捕まえ、水際に行き、カニを洗ってパクリと食べていました。
動画はFacebookにアップしましたのでコチラをご覧ください。
アシハラガニの甲羅干し

アシハラガニは、オリーブ色をした3~4㎝ほどの大きさで、干潟のアシ原にすむカニです。
今日の午前中、アシ原付近の石の上で甲羅干しをしているアシハラガニを見かけました。
強い日差しをうけ、石は高温になっていると思われますが、熱くないのかな・・と心配になってしまいます。
しかし、よく見たら足の先で石の上に立っていました。カニは足の先で歩くので、石の温度が高くなっても、さほど熱さは感じないのかもしれませんね。