谷津干潟ブログ

観察センターでの⽇々のできごとや渡り⿃の情報などを発信しています。

ユラユラユラ・・

今朝出勤時に、谷津干潟遊歩道に生えている桜の木にとまるハラビロカマキリを見つけました。
観察していると、ユラユラユラと体を揺らしながら木を登りはじめました。風が強く吹いた途端、風に合わせるように体を速く揺らしていました。体を揺らす理由として、風に揺れる木や葉に擬態して身を隠したり、獲物や天敵を探すのに距離を測ったりするためと言われています。
しばしば公園内の木々や花壇にいたり、観察センターの窓ガラスに張り付いてユラユラしたりすることがあるので、ぜひ探して観察してみてください。

鮮やかな茜色の夕日

今日は台風の影響で谷津干潟は大雨です。
台風が接近することと何か関係があるのか、昨日の夕方は雲が赤く輝き、とても綺麗でした。

秋の渡り速報

昨日9月2日は多くのシギやチドリが飛来しました。

中でも目を引いたのはウズラシギ。
頭の赤茶色と白の眉斑がよく目立っていました。
図鑑で調べたところ、おそらく幼鳥ではないかと考えられます。
ウズラシギは昨年2022年には、8月10日に1日のみ確認されました。

また、オオソリハシシギやハマシギも確認されました。
こちらの2種は秋の渡りにおけるシーズン初確認です。
昨年2022年のシーズン初確認日(初認日)はオオソリハシシギが8月30日、ハマシギが9月1日と記録されています。

これからどんなシギやチドリの仲間が北の国から渡ってくるのか楽しみです。

下画像 左:ダイゼン、右:オオソリハシシギ

下画像 ハマシギ

イソヒヨドリ

干潟の遊歩道護岸下から歌うような高い鳴き声が聞こえたので、目を向けるとイソヒヨドリが2羽いました。
両者は落ち着かない様子で、片方がもう片方を追いかけまわしているように見えました。
縄張り争いでもしていたのでしょうか。

クサシギが来ました!

8月23日にクサシギが前浜にいました。谷津干潟ではクサシギが見られることは珍しく、レンジャーが約10年ぶりの確認となりました。確認されたクサシギはキアシシギと採食をしていましたが、キアシシギに追いかけられたあと、貝殻島方向に飛んで行ったのを最後に見失ってしまい、谷津干潟から飛去したと思われていました。
しかし、昨日の14時ごろに潮が満ちた際、貝殻島で休息しているのを再確認することができました。おそらく、この3日間谷津干潟周辺にいたものと思われます。
みなさまもぜひ探してみてください。