谷津干潟ブログ

観察センターでの⽇々のできごとや渡り⿃の情報などを発信しています。

2月4日(日)講演会 参加者募集中!!

2月4日(日)の「世界湿地の日」イベントでは講演会を開催します。

第1部は、海洋環境におけるプラスチック汚染の現状と国内外で行われている対策や取り組みについてお話していただきます。プラスチックは私たちの生活で今やなくてはならない便利な存在になっています。一方で使用済みとなったプラスチックが海に影響を与えています。私たちには何ができるのか、講師の市川智子さんと一緒に考えたいと思います。

第2部では、小学生の時から21年にわたり谷津干潟で野鳥を観察してきた今やバードウォッチングマガジンのBIRDERでも取り上げられている澤本将太さんから水鳥観察の楽しさや、シギチドリ類の状況をお話いただきます。

第3部では、谷津干潟で活動する学生「谷津干潟ユース」の活動報告を行います。谷津干潟での調査やマイクロプラスチック問題についての啓発活動など、谷津干潟が抱える問題に立ち向かう若い世代の声をお聞きください。

●日時:2月4日(日)13:00~16:20
●場所:谷津干潟自然観察センター
●参加費:入館料のみ●参加ご希望の方は、電話もしくは観察センター窓口へお申し込みください。
電話047-454-8416

【第1部】海洋プラスチック汚染の現状と取組みについて

【第1部】:ラムサール条約登録30周年・千葉県誕生150周年記念講演会
「海洋プラスチック汚染の現状と取組みについて」(90分間) /環境省水・大気環境局 海洋環境課の市川智子氏

●市川智子さん:国政府、州政府、国際機関、NGOで湿地と渡り鳥の保全を20年。特に市民、子供、アーティスト等の保全活動参加促進に注力。現在はプラスチック汚染に関する条約の策定に向けた政府間交渉に従事。環境経済学修士

【第2部】はじめよう、水鳥観察

【第2部】:世界湿地の日講演会「はじめよう、水鳥観察」/澤本将太氏 (60分間)

●澤本将太さん:1993年3月生まれの千葉県生まれ、船橋市民。趣味として始めた鳥見は20年目を迎えた。シギ・チドリ、ガン・カモ、カモメ、海鳥、サギなど水鳥ばかり見ており、普通種から珍しい鳥まで、年齢識別や換羽に興味がある。

【第3部】谷津干潟ユース活動報告

【第3部】:世界湿地の日講演会「谷津干潟ユース活動報告」 /谷津干潟ユース (20分間)

●谷津干潟ユース:高校生・大学生世代を中心に、谷津干潟における保全とワイズユース(賢明な利用)について考え、谷津干潟に還元する活動を企画・実施することを目的にしたプロジェクトです。「谷津干潟をもっと知りたい」、「谷津干潟のために何か行動したい」という思いがある学生が主体性を発揮する場を提供しています。

本日1/2より開園しています。

谷津干潟自然観察センターは、本日1/2(火)より開園しています。
1/2、1/3日の2日間は、「谷津干潟で初もうで2024」を開催!
来館いただいた方には、くじを引いてあたりが出れば30周年記念Tシャツをプレゼントします。
そして毎年恒例の開運やつひガチャ(1回500円)で、今年の運試しをしてみませんか!

また、ちどり屋では谷津干潟公園で育ているミツバチが集めた蜂蜜を200円引き(税込み900円)で限定50個販売しています!
肉まんや揚げもち、コーヒーなどの販売もしておりますので、ぜひ、ご家族、お友達と一緒にご来園ください。お待ちしております。

※カフェオアシスは1/4(木)より営業します。

30周年記念Tシャツ当り!おめでとうございます!!

開運やつひガチャ

軽食販売 肉まん、コーヒーを販売中

お正月価格 はちみつ限定50個販売中

新商品 はちみつマドレーヌ

自然観察センターで展示しているデコイのレイアウトをリニューアルしました

自然観察センターでは、谷津干潟で見られる野鳥の原寸大のカービングを展示しています。
冬になり、カモ類やカモメ類などの冬鳥たちが谷津干潟に飛来してきているため、現在はそれらのカービングが展示されています。写真の左側が水辺の野鳥たちで、右側が陸の野鳥たちです。ちなみに、カービングの他にも本当の重さを再現したぬいぐるみもあり、それらは実際に持って重さを体験できます。

谷津干潟で野鳥観察をする際には参考にしてみてくださいね。
また、展示しているカービング以外にも見られている野鳥はいますので、詳しい野鳥情報は観察センターのレンジャーまでお問い合わせ下さい。

習志野市&ブリスベン市 湿地交流レポート2023

10月28日から31日までの4日間、豪州ブリスベン市のブーンドル湿地環境センター(以降BWEC)職員とボランティア、クイーンズランド渉禽類研究会(以降QWSG)の合計15名の皆さんが谷津干潟に訪問し、関係者と交流しました。

初日は、観察センター職員から谷津干潟の概要を紹介したり、観察センターボランティアとバードウォッチングやヨシのフォトフレームづくり、谷津干潟を舞台とした絵本の読み聞かせなどを通して交流しました。
BWEC職員からはサプライズで自主制作のカモノハシの絵本を提供いただき、有意義な交流になりました。

2日目は、谷津干潟ジュニアレンジャーと交流し、笑い声が絶えないにぎやかな楽しい時間を過ごしました。午後は習志野市長と対談し、フォーラム「Let’senjoy 湿地交流」を開催。BWECの渡り鳥の保護をテーマにしたプログラムやQWSGが行うシギチドリの研究内容についてお話しいただき、観察センターからは湿地交流の相互訪問の紹介と13年連続飛来記録更新中のキアシシギとカワセミの繁殖記録を報告。双方の湿地にとって、環境教育プログラムやボランティア活動、渡り鳥の調査の重要性なども分かち合うことができ、意義ある情報交換会となりました。

3日目は、観察センター対岸にある谷津南小学校で児童の皆さんと交流。午後からは観察センターボランティアと一緒にオオヨシキリの営巣調査を行い、今年営巣した巣を一つ発見することができました。

4日目は、観察センターレンジャーの案内で東京湾湾岸施設を巡りながらバードウォッチングを楽しみました。東京湾の埋立てにより分離してしまった干潟ですが、このツアーにより谷津干潟と東京湾の干潟のつながりを感じてもらえたと思います。
最後は多くの関係者が観察センターに集まってさよならパーティーを行い、日本の家庭料理でおもてなしをしました。谷津干潟のテーマソング「翼の愛を」を合唱し4日間の湿地交流を無事に終えました。

コロナウイルス感染症により習志野市への訪問は4年ぶりでした。危機的状況を乗り越え、再会できたことに感謝し、これからも湿地と渡り鳥を守るために交流を継続することを改めて決意しました。
今回、習志野市訪問に協力いただいたY&B湿地交流協会、習志野市国際交流協会、谷津南小学校、行徳野鳥観察舎あいねすと、行徳自然ほごくらぶ、葛西臨海公園鳥類園ボランティア、2018年ブリスベン訪問メンバー、葛西海浜公園パートナーズ、観察センターボランティアおよび谷津干潟ジュニアレンジャーの皆さんに感謝いたします。

国内でも交流活動が25年も続いている施設はありません。両湿地に関わるたくさんの方たちの思いの結果であり誇れることだと思います。
渡り鳥が人と人をつなぐ湿地交流。これからも楽しみましょう!

オオメダイチドリを確認しました。

今日の午後にお客様から、オオメダイチドリがアヒル島にいるという情報をいただきました。
実際に見に行ってみると、オオメダイチドリがアヒル島でカニを採食していました。羽の模様から幼鳥(今年に生まれた個体)であることがわかりました。
オオメダイチドリは谷津干潟に飛来しても数日で飛去すること多いですが、明日もいてくれるといいですね。