ヘチマの恵み
観察センターでは、センターのボランティアの皆さんと一緒に夏の間、ヘチマを使った緑のカーテンづくりに取り組んできました。5月に種をまき、6月には芽が出、7月は太陽の強い日差しを浴びて屋上までぐんぐん伸びていきました。葉の数が多くなり、黄色い綺麗な花をたくさん咲かせてくれました。
しかし、花は咲けども実がならない!?猛暑続きで花に虫が来ないのでは?と半ばあきらめかけていましたが、9月のヘチマ撤収作業で屋上にあがってみると・・・・なんと!!大なり小なりではありますがヘチマの実が5つ実っていました!!中には茶色くパリパリに乾燥した実があったので皮を剥いてみると、”ヘチマスポンジ”になりました!
願わくばヘチマ水も収穫できないかとつるを切り、根本の茎を収集瓶の中に差し込んだところ・・・・なんと、瓶からあふれるほどのヘチマ水が収穫できました!
緑のカーテンは建物の直射日光を遮ってくれるだけでなく、葉の蒸散作用で空気を冷やしてくれます。そして、花が咲くとチョウやハチなどが訪れ、実がなります。
今年は雨が少なく暑い中、ボランティアの皆さんと協力して毎日水やり作業をしてきました。
ヘチマスポンジは花壇の道具洗いに使用し、ヘチマ水はボランティアの皆さんと野外作業後の肌のお手入れに使いたいと思います。