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2022.07/26(金)

滋賀の珠玉の逸品たち

埋蔵文化財センターにて『滋賀をてらした珠玉の逸品たち―スコップと歩んだ発掘50年史―』が開催されています!

今回の展示は、滋賀県内の1970年から2019年までの50年にわたる発掘調査で出土した遺物の中から各年の逸品が公開されています。

この50年のあいだにどのような遺物が発掘されてきたのでしょうか?なかには、当時新聞紙上をにぎわせるような大発見があったことも…!?
…というわけで、展示内容を少しだけご紹介させていただきます!

こちらは、粟津湖底遺跡(大津市)で発見された縄文時代の土偶です。

なんだかニヤッと笑っているように見えますね…!当時の人は、どういう意味を込めてこのような表情にしたのでしょうか?想像すると楽しいですね♪

続いて、2013年に発見された上御殿遺跡(高島市)の短剣鋳型です。こちらは日本国内で初めて発見されたものだそうです。

できあがる製品の形状に最も近いものは中国の春秋戦国時代にあるようですが、時間的にも地域的にも遠く離れたこの滋賀県の地で何故発掘されたのかは、まだはっきりと解明されていないのだそうです。謎が深まります…!

そして、中にはこんなユニークな展示物も。こちらは2017年に椿谷遺跡(大津市)で見つかった牛乳瓶です。

ただの瓶が展示されている…?と少し驚きますが、こちらは明治時代に大阪駅を中心に販売されていた業者の牛乳瓶です。
大阪のものが一体なぜ滋賀県で見つかったのだろう…?と考えを巡らせてみると、実は牛乳瓶にも歴史があるのだということが学べます。詳しくは展示会場で!

その他にも、色んな珠玉の品々がたくさん展示されていました。

逸品たちが語る歴史を感じることができるだけでなく、「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と考えを巡らせることの楽しさに気づけるような展示です。
この夏はぜひ、埋蔵文化財センターへお越しください!

現在、展示されている50の逸品の人気投票も行われており、投票するとプレゼントがもらえます。人気投票は9月4日(日)まで開催されていますので、ぜひご参加ください。※プレゼントの配布はなくなり次第終了します。

#滋賀の珠玉の逸品