「6月10日は谷津干潟の日」ラムサール条約登録、29年目!干潟のためにできることをしよう!
谷津干潟は、1970年ごろから始まった周辺の干潟の埋立てから、干潟の価値や渡り鳥の存在に気づいた方々の市民活動により守られた干潟です。そして、国境を越えて渡り鳥が飛来することから、国際的に重要な湿地であると認められ、1993年6月10日にラムサール条約登録湿地に認定されました。
習志野市は、市民が守った谷津干潟を貴重な財産と認識し、市民と行政が協力して「都市と自然との共生」を目指した保全を図ることを誓い、6月10日を「谷津干潟の日」と制定しました。
現在、谷津干潟は法律や条約で守られましたが、29年の間に渡り鳥は減少傾向にあり、大量繁茂した海藻”アオサ”が枯れて発生する悪臭問題、大型二枚貝である外来種ホンビノスガイの貝殻の堆積による干潟の干出面積の消失、漂着ゴミの堆積や魚や鳥への影響が懸念されるマイクロプラスチックなど、多くの問題を抱えています。
観察センターでは、持続的に人と干潟が関わり続けることが重要であると考え、1994年にオープンしてから市民参加であるボランティア活動を充実させ、登録10周年には小学生、中学生を対象にした谷津干潟ジュニアレンジャーが誕生、登録20周年には高校生以上の学生を対象にした谷津干潟ユースが発足し、様々な世代が活躍する場を作ってきました。
渡り鳥は地球が健全であることを示す指標であり、谷津干潟の象徴です。
渡り鳥がいなくなれば私たちの暮らしも脅かされるでしょう。
現在、未来の谷津干潟を守るために一人一人が干潟のためにできることをしてみましょう!