一覧 | 文化・芸術・自然に親しもう!びわこ文化公園
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2022.10/07(火)
公園の困りもの
公園内でこのような紫色の花を見かけたことはないでしょうか。

紫色で子ぶりな花がとても可愛らしい印象です。
しかし、この花の種をご覧ください。

この種に見覚えのある方は多いのではないでしょうか。アレチヌスビトハギという名前でひっつき虫(くっつき虫)として有名です。
この時期草むらの中に入ると、後々服にびっしりくっついているなんてことがよくあるかと思います。外来生物で非常に繁殖能力も高い厄介者です。
園路側に伸びるものに関してはできるだけ刈り取るように心がけてはいるのですが、今の時期はあまり草むらの奥まで入らないことを強くオススメいたします…!
2022.09/28(日)
ふんわりと秋の香り
雲高く透き通った空や涼しく吹き抜ける風に、秋の訪れを感じる日々です。
でも、秋の深まりを知らせてくれるのは、空や風だけではありません。公園では、あのふんわりと甘い香りが各地で漂い始めています。

秋の花といえば、キンモクセイを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。甘く強い香りがとても印象的です。
キンモクセイは、春のジンチョウゲ、夏のクチナシと共に「三大香木」の一つと言われています。写真の通り、まだつぼみの段階でありながら、遠くからでも存在を感じさせる程の香りの強さです。
オレンジ色の小さな花もとても可愛らしいですよね。開花を楽しみに待ちたいと思います!
また、先々週のブログでツマグロヒョウモンのオスの写真を載せることができなかったのですが、無事撮影に成功いたしました!

比較するとこんな感じです。(左がオス、右がメス)
最近、夕照の庭で飛んでいるのをよく見かけるようになりました。ぜひまた観察してみてくださいね!
2022.09/23(火)
アケボノソウ
夕照の庭でクリーム色の可愛らしいお花を見つけました!

花びらの斑点を夜明け前のお星さまに見立て、アケボノ(曙)ソウというそうです。水辺などの湿った場所を好みます。花期は9月~10月頃で秋を告げる花の一つでもあります。
これから秋の花がたくさん見られる時期ですね!夏の暑さが過ぎて外で過ごしやすくなってきた頃ですので、是非秋の公園にもお越しください♪
2022.09/20(土)
秋の七草オミナエシ
西駐車場の奥にある臨時駐車場の更に向こう、鮮やかな黄色い花が遠くの方からでも確認できます。秋の七草の一つでもあるオミナエシです。

生き物の様子が穏やかになりつつある秋の公園をパッと華やかにしてくれます。近づくとチョウやハチなどが蜜や花粉を求めてたくさんやってくる様子も見られます。どんな昆虫が見つかるか観察しても楽しそうですね!

台風14号が通り過ぎて、日中でも肌寒く一気に秋が深まったような心地です。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、無理をせず身体を大事にお過ごしください。
2022.09/15(月)
ツマグロヒョウモン
夕照の池でオレンジ色をした大きめのチョウを見かけました。ツマグロヒョウモンです!

メスは羽の先が黒く白い模様が入っており、オスは羽全体がオレンジ色のヒョウ柄をしています。オスとメスが飛んでいるのを確認できましたが、残念ながらメスしか撮影することができませんでした。また、チャレンジしてみます…!
40年ほど前までは、近畿以北では見かけることが珍しいチョウでしたが、近年は東海や関東、北陸地方にまで生息域が北上し始めているようです。温暖化の影響によるものと考えられます。
このように気候変動に上手く適応できる種も存在しますが、一方で、地球温暖化などの影響を受けて生息域や生息数を減らしている生き物もいます。今一度日常生活を見直して、一人ひとりが温暖化対策に取り組んでいきましょう。
2022.09/02(火)
海を越えてはるばると
8月下旬から催し物広場にて、トンボが群れになって飛び交う様子をよく見かけるようになりました。
なんというトンボだろう?と思い捕まえてみると…、

ウスバキトンボでした!オレンジ色をしていて後ろの羽が太めです。
ウスバキトンボは、沖縄やさらに南方の地域から世代交代を繰り返して、 海を渡って飛んでくるそうです。北へと生息域を広げ、夏から秋にかけて日本全国で見ることができるトンボですが、日本の沖縄以北の寒さでは、ヤゴは越冬することができずに死んでしまうようです。
では、なぜ毎年冬が越せない地域を目指して飛ぶのだろう…?といった謎が芽生えますが、まだまだ分からないことも多いようです。
身近にみられる生き物にも色んな不思議がいっぱいです!是非ウスバキトンボたちを観察してみてくださいね(^^)/