びわこ文化公園BLOG

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2024.01/16(火)

わちゃわちゃ群がり

風が吹くたびに身体がガクガクと震えるほど、連日凍てつくような寒さが続きますね。お出かけの際は、風邪をひかないようしっかり防寒をしてお過ごし下さい…!

さて、いつものように園内を巡回していたところ、高い声でキリリ、キリリと鳴いている鳥の群れを見つけました。

わちゃわちゃと木にたくさんいますね~、正体はカワラヒワです!
スズメくらいの大きさで、羽の一部分にある鮮やかな黄色い模様が特徴的です。嘴はほんのりピンク色をしています。

オスとメスで少しだけ見た目の違いがあります。下の写真がオスです。

頭部はオリーブ色っぽく、背中や腹部は茶色です。
一方、メスは、、

頭部は灰色っぽく、背中や腹部の茶色がオスに比べて淡いです。
実際に比較してみると…、

違いをお分かりいただけたでしょうか??左側がオス、右側がメスです。
秋冬は群れで過ごすことが多く、地面に落ちた種子を突っついている姿も見かけます。地面にいるときは距離も近く、絶好の観察チャンスです!

寒い冬でも鳥たちが元気に過ごす様子を見ていると、心がほっこり穏やかになれますね。日々悲しいニュースも多いですので、自分自身への癒しも大事にお過ごしください。

2024.01/12(金)

野鳥界の歌舞伎役者?

この前すずかけの道を歩いていたところ、何やら頭上から「ピョーピョー」と大きくて甲高い声が聞こえてきました。でも、いつも聞くのとは違う!と思い首を上げて探すと、

うわぉ、やっぱりなんかいる!!
ヒヨドリくらいの大きさの鳥がすずかけの木の上の方に留まっていました。

正体は「アオゲラ」です。〇〇ゲラという名前がついているということは、年始一発目のブログでご紹介したコゲラ(ブログ内容はこちら)と同じくキツツキの仲間です。

羽色が緑色であることから"アオ"ゲラと名付けられました。日本の固有種で、英名ではJapanese Green Woodpecker(日本の緑色のキツツキ)という名前がついています。

頭と頬辺りの赤の模様も特徴的ですね!後頭から額までが赤いのはオス、後頭から頭頂まではメスと判別できます。今回見つけた方はどちらでしょう…??

うむむ…、分かりづらいですが額の方まで赤い模様が続いていそうなのでオスっぽいです!

顔周りに赤い模様があると、なんだか歌舞伎役者のよう…!
日本固有種なだけありますね(^^♪

通年観察できる鳥のため、是非また鳴き声や木をつつく音などを頼りに探してみてください。

2024.01/08(月)

落ち葉のいろいろ

本日1月8日(月・祝)は『落ち葉のいろいろ』を開催いたしました。

芝生や屋根に薄っすらと雪が降り積もるような寒さ厳しい気候の中、焚き火をして焼き芋を焼いたり、自然の循環について学んだりしました。

毎年恒例のイベントとはいえ、さつまいもが上手く焼けるかはいつもドキドキなのですが…

じゃーんっ、今年もホクホクあったか焼き芋が出来上がりました!!

今年は申込日当日の朝に予約が全て埋まるほどに超超人気でした…!
焚き火で焼き芋をする機会が時代とともに減り始めていることも要因でしょうか?
お申込いただけなかった方はご希望に沿えずすみません(-_-;)
来年度以降も、また開催できればと思います!

2024.01/04(木)

小さなキツツキ

新年あけましておめでとうございます!日頃より本公園のブログをご覧いただきありがとうございます。本年も引き続き、公園に関する日々の色んなことを発信していきます(^^♪

さて、公園で時々聞こえてくるのがコンコンコン…と木を突っつく音と「ギー」という鳴き声。冬になり葉っぱが落ちるとその姿を確認しやすくなります。

国内で最小のキツツキ、コゲラです。全体的には薄茶~焦げ茶の体色、背中の白斑が並んで縞々模様に見えます。

色んな木に飛び移ってコンコンコン、コンコンコンと木をつっつきます。

コゲラを写真を撮ると高確率で頭がぶれちゃいます…(;^ω^)
動画も撮ってみたので良ければご覧ください。

鳴き声や木をつつく音で比較的見つけやすい鳥だと思います。是非探してみてください。

2023.12/26(木)

庭園と鳥たち

先日、夕照の池でスイスイと泳ぐ姿を見かけました。

コガモのオスです。頭の大部分がレンガ色で、目の周りから頭の後ろにかけては濃い緑色をしているのが特徴です。

写真のコガモを含めて4匹が一緒に飛来しているのを確認できたのですが、私の目が正しければ、なぜか全てオスのコガモでした。(普通オスとメスで一緒に活動するものと思っていたのですが、オスだけなこともあるのですね…!?見逃していたのかもしれませんが、詳しい方是非ご教授下さい…!)
次は、メスのコガモも見つけてみたいと思います!

続いて、また別の日に夕照の庭を通りがかった際に見つけたものです。

んんっ…?!なんか岩のてっぺんにいる…?

どど~ん、アオサギでした!

池のど真ん中の一番大きい岩の上で超目立っていますが、全く動じる様子はありません。
「我、庭の覇者なり」と言わんばかりの堂々たるぶりです(^▽^;)

このように、お庭には時々いろんな鳥たちが来てくれることがあります。いつも絶対いるというわけではないので、出会えたらラッキー!という気持ちでお庭を散歩してみてください(^-^)♪

2023.12/22(日)

古くから知られる鳥

日に日に寒さが厳しくなってきていますね!

さて、先日園内を見回っていたところ、鳥の群れに遭遇しました。
何という鳥なのか観察してみると…

アトリでした!大きさはスズメよりちょっと大きいくらい。喉から腹の上部の橙色、黄色い嘴、脇の黒斑などが特徴です。

アトリは冬鳥で、毎年10月頃に飛来します。飛来数は年によって違うようですが、多い時には万を超える大群となって行動することもあるそうです。集まる鳥であるため、「集鳥(あつとり)」→「アトリ」という名になったと言われています。

2枚目の写真はアトリのメスです。1枚目よりも少し体色が淡いです。

アトリは古事記や日本書紀の時代から知られており、古来より日本人に認識されてきた鳥の一つです。
古代の人たちが親しんできた景色を、アトリを通じて見ているようでロマンを感じるひとときでした(*´ω`*)