びわこ文化公園BLOG

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2021.11/25(月)

茶室だより

炉(ろ)は、畳の下に備え付けられている小さな囲炉裏です。 ここでお湯を沸かしお茶をたてます。古くから炉を開ける日は、火を鎮めると言われる亥の子の日でした。昔の木造の家で、土間ではなく畳の上に火を持ち込むというのは大変勇気のいること。そのため、炉を開ける時には火を鎮めるための習わしがいろいろとあったようです。今でもこたつや火鉢をこの日に出すというお家もあると思います。ちなみに今年の亥の子の日は11月11日でした。

お茶では開炉を祝ってお善哉を頂きます。古来より赤い色は魔を祓う色で、小豆は魔除けとして用いられてきました。五穀豊穣も意味するので、炉開きに大変ふさわしいものとされています。

夕照庵でもお善哉が始まりました。ぜひ、お立ち寄りください。

2021.11/08(金)

公園だより

立冬が過ぎ、いよいよ秋も極まってくる頃です。
もみじの紅葉は全体的にはもう少し。見頃を迎えた木と今から赤く染まりだす木と混ざり合っています。

2021.10/26(土)

茶室だより

今のお菓子「乙女菊」です。
中はこしあんで、紫に染めた白餡の茶巾絞りです。
真ん中に手亡豆(白いんげん)が一粒のっています。
茶の湯では、10月は名残(なごり)の季節と言われます。
一年の中でも特に侘びた風情が愛でられる時期です。
ですのでこちらのお菓子も菊の形をハッキリ写すのではなく、それとなく菊という趣は10月ならでは。この極々侘びた季節を超えて11月に炉を開き、お抹茶の新茶の季節を迎えます。


2021.09/23(月)

公園だより

秋分の日のびわこ文化公園。秋のそよ風が吹くものの、暑い日差しが照り付けています。今日は催し物広場にコーヒー屋さんが来てくれました。引き立てのコーヒー豆のいい香りが、ほのかに広場にただよいます。

2021.09/10(火)

公園だより

夕照の池に鯉のエサを販売する自動販売機が設置されました。お金を入れて"ガチャガチャマシーン"のようなレバーを回すと出てきます。出てくるのはカプセルではなく"もなか"。


"もなか"が入れ物になっていて、真ん中で割ると中にエサのペレットが入っています。入れ物になっている"もなか"も鯉にあげれます。大きな口を開けた鯉たちが、我先にとよってきて食べる姿を見ることができ楽しめます。

2021.08/11(日)

茶室だより

新しいお菓子のご紹介です。銘は「水中花」です。
錦玉の中にピンクと水色と白の三色に染め分けた餡玉が入っています。水面の波紋も入っていてとても涼しげです。

真夏のお茶室は 、まぶしいほど明るい外の景色とひんやりと暗い立礼席が 、光と影のコントラストを作りだします。ふと時間が止まったよな不思議な感覚です。