びわこ文化公園BLOG

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2023.07/11(金)

いざ、抜け殻調査!

曇り空の日が少なくなり、そろそろ梅雨明けも近そうですね!
代わりにセミの声が日に日に大きくなってきました。

折角なのでセミの写真を撮るぞ!と思ったのですが、声はするのに全く見つけられず…。(精進します)

代わりに、セミの抜け殻を見つけました!

実は、セミは抜け殻でも種類を判別できます。
身体全体土だらけの抜け殻、これはニイニイゼミです。小柄で「チー」と高めの鳴き声が特徴です。木や枝の低めの場所に止まっていることが多いです。

お次は公園のベンチで発見っ!

ニイニイゼミと同じく小さめの個体です。土はついていないので恐らくヒグラシかと思われます。
ヒグラシといえば晩秋を思い浮かべますが、実はこの時期から鳴き始めるセミです。他のセミと違い、日が暮れ始める夕方頃や早朝に鳴くので涼しいイメージがあるのでしょうね。

セミ本体を見つけられずとも、セミの観察は可能です。是非見比べてみてください!

2023.07/05(土)

七夕に向けて

もうすぐ七夕ですね!
公園管理事務所と夕照庵では1週間前程から大きな笹を飾っています。笹には来園者の方々の願い事が書かれた短冊がたくさん並んでいます。

みんなの願い、お空に届け~!
七夕の日まで飾る予定ですので、まだの方は是非お願い事を書きに来てくださいね。

薄暗い空模様で梅雨らしい天候が続きますが、七夕まで残すところあと2日です。
当日は晴れて織姫と彦星が無事会えるといいですね(^^)

2023.06/30(月)

梅雨の晴れ間に

公園では昨日からセミの声が聞こえくるようになりました。
いよいよ夏本番か…?と思いきや、天気はまだまだ梅雨真っ只中。雨が降る度セミの声も引っ込みます。折角地上に出てきたというのに、さぞもどかしいことでしょう…。

とはいえ、公園各地では雨や陽射しをたっぷり受けながら、様々な生き物がイキイキと過ごしています。

木の隅にはクワガタを発見!夜行性のため、昼間はじっと隠れているようでした。

何やらゴソゴソと音がすると思えばトカゲさん。しっぽが青く色鮮やかですね。

視線を上にあげてみれば、ネムノキの開花も見られます。

雨の止んだほんの隙に公園を歩くだけでも、花や虫などたくさんの生き物に出会えました。

近畿の梅雨明けは、現時点で7月中旬となるとの予想が出ていますね。連日のセミたちの大合唱ももう間もなくです…!

2023.06/26(木)

七夕かざりづくり

昨日6月25日は『七夕かざりづくり』のイベントを開催しました!

皆さん賑やかにワイワイと工作を楽しんでおられました♪

願い事を書くときはみんな真剣です…!何を書こうかな…?

完成品はこんな感じです!とっても綺麗な飾りつけをしてくださいました(^O^)

今の季節ならではのものに触れる機会を作れてよかったです!

公園としては、日常的に自然と親しみを感じてほしいという思いからクラフトで自然物を利用することにこだわっています。また今後も気軽に楽しんでいただけるような内容を企画していけるよう邁進してまいります(^-^)

2023.06/22(日)

巣立ちの季節

本日、美術館前でしきりに鳴いて賑やかな鳥の群れを見つけました。

なにやら怪しい鳥の群れがいるぞ?…とよく見てみると

どうやらツバメのようです!
喉のあたりの赤色が特徴的で、人が住む場所によく現れるため誰もが知る鳥ですよね。昔から親しまれている鳥で、家にツバメが巣を作ると縁起が良いとも言われているそうです。

こちらはまだ少ーし身体が小さく幼い見た目をしているように見えます。春に産まれたばかりの雛でしょうか。今日は家族みんなで巣立ちをしてワイワイと喜びあっていたのかもしれませんね。

ツバメは春に南方から海を越えて日本にやってきて、9月~10月頃に再び海を渡り南方へと戻ります。元気に巣立つ様子を見て一安心ですが、飛べるようになったばかりのツバメたちにもまだまだ冒険がいっぱいです。

もっと強く大きくなって、また来年もここに帰ってきてね!

2023.06/18(水)

ハンゲショウ

夕照の庭の湿地を華やかに彩っていたハナショウブが少しずつ見頃を終えつつありますが、その後を引き継ぐかのようにハンゲショウの葉が目立つようになってきました。

漢字では、「半夏生」と書いたり「半化粧」と書いたり…。前者は雑節の半夏生と同時期に咲くことから、後者は葉が白く色づく見た目から呼ばれるようになったと言われています。カタシログサ(片白草)と呼ばれることもあります。

でも、そういえば葉っぱの緑って光合成のためですよね…?葉っぱの一部が白くなると光合成で得られる養分がちょっと減っちゃわないのでしょうか?というか、なぜ敢えてそんなことをするのでしょう…?

真実はハンゲショウに訊かないと分かりませんが、お花の構造に理由があると言われています。ハンゲショウの花はこんな感じです。

ハンゲショウはドクダミの仲間で花びらがありません。よく観察すると、花の近くの葉っぱだけが白くなっているのが分かるかと思います。
花粉を媒介する虫が花を見つけやすくするために葉っぱが花びらの代わりになっていると考えられています。

ハンゲショウについての詳細はこちらでも詳しく解説しております。是非ご覧ください。

びわこ文化公園植物だより 7月『ハンゲショウ』

ハンゲショウの葉が色づくと、いよいよ夏本番が来るぞ…という気がしてきます。日中はかなり気温の上がる日も増えてきましたので、外出するときは水分補給と日射し対策を入念にして無理せずお過ごしください。