びわこ文化公園BLOG

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2023.06/10(月)

朝ドラらんまん『ノアザミ』

朝ドラの話をブログに書くことはほどほどにしよう…、と思いつつ今回も朝ドラ関連です。
(放送と開花のタイミングが一緒だと書かざるを得ない…!)

今週、第10週のタイトルは「ノアザミ」。ドラマでも何度か登場しておりましたね。

日本には100種類近くのアザミが生息しており、その種類を判別することはとても難しいとされています。ただ、アザミの多くは秋頃に開花するものが多く、今の時期にごく普通に見られるアザミの大体はノアザミです。

お花は可愛らしい見た目をしていますが、よく見ると、、

わわわ、、トゲがたくさん…、これは迂闊に触れないですね!

花が咲き終わると今度は綿毛になって、ふわふわと飛んでいきます。可愛らしいやらとげとげしいやら色々な面を持っており、朝ドラの万太郎のように思わず見入ってしまいそうです。

2023.06/07(金)

朝ドラらんまん『ササユリ』

ササユリが夕照の庭で咲き始めました!

朝ドラらんまんの第4週に登場した花です。万太郎の姉である綾が、失恋の悲しみの中でこの花を見つけて癒されているシーンが印象的でした。(最近朝ドラの話ばかりですみません…^^;)
薄っすらピンク色に染まり上品で可憐な花はいつ見ても美しく、うっとりとしてしまいますね。

ササユリという名前だけあって笹のような葉っぱの形をしています。

ササユリは、野生種では発芽してから花が咲くまで7~10年ほどかかると言われています。環境の変化にも弱く、栽培するのもとても難しいです。近年は、生息環境の減少や乱獲によってかなり数が減少しています。摘んで持ち帰るなどは絶対にせず、大事に見守ってあげてください。

2023.06/03(月)

朝ドラらんまん『ドクダミ』

少し前に遡りますが、NHKの連続テレビ小説『らんまん』の第6週にドクダミが登場していましたね!
ドクダミは、5月頃から白い花を咲かせ始めます。公園にも現在わんさかと生えてます。

ドラマでもあった通り、薬草にもなる万能な植物です。…が、繁殖力が高いため厄介な雑草と思われる方も多いかもしれません。

しかし、こうやって見るとお花も可愛らしいですよね。日陰の湿った場所を好み、陰りのある場所も華やかにしてくれるような存在です。

白い花びらがあるように見えますが、実はこれは花びらでは無く総包と呼ばれる部位です。(総包とは、タンポポでいえば花の根本にある緑色の部分のことを指します。)花びらは存在せず、真ん中の黄色い部分に雄しべや雌しべがあります。

さらに、公園には少し変わったドクダミも生えています。

八重のドクダミです。これも花びらじゃない、となると何とも不思議ですね…!

夕照の庭でご覧いただけます。またぜひ観察してみて下さい。

2023.05/30(木)

雨上がりの鳥

昨日は一日中強い雨が降り、今日の早朝まで降り続いていましたね。
日中は雨も収まり外で過ごしやすい天気となりました。

雨が止むと、雨音の代わりに聞こえてきたのは鳥たちの声。

事務所の近くでよく見かけるイソヒヨドリは甲高い声でピィーと、

ヤマガラもジィージィーと鳴いていました。

雨上がりには鳥がよく鳴いているなと感じるのは筆者だけでしょうか…?
「ようやく雨止んだぞ!食べ物でも捕りに行くか~!」と言ってるんじゃないかと勝手に想像しています。真相やいかに…。

さて、昨日近畿で梅雨入りが発表されましたね。
梅雨と言えばアジサイ。少しずつアジサイの花が開き始めています。

雨の時期は外へ出向く足が遠のきがちですが、そんな時期だからこその景色が自然には沢山あります。足元には十分ご注意いただきながら、引き続き公園の散策をお楽しみください。

2023.05/26(日)

朝ドラらんまん『シロツメクサ』

NHKの連続テレビ小説『らんまん』、今週の第8週のタイトルは「シロツメクサ」でした!
シロツメクサは四つ葉のクローバーで有名な誰もが知っている植物ですが、もちろん本公園にも至る所で生えております。

折角なので、じっくりと観察してみましょう。

花を間近で見ると、リボンのような、チョウのような花びらがたくさんついていますが、この花びら1つ1つが花で、たくさん集まって1つの花のように見えています。

また、もう少しよく観察すると、下の方がしぼんで垂れ下がりはじめているのが分かります。
実は、シロツメクサは受粉した花が垂れ下がるという性質を持っているのです。これなら、既に受粉を終えた花に虫が来ちゃうということが防げて、効率よく受粉してもらえますね…!天才か…!?

見慣れた植物にも驚きの特徴が盛りだくさんです!ぜひまたじっくり観察してみてください(^O^)

2023.05/21(火)

ハクセキレイの親子

とある日、ハクセキレイがトコトコと歩いておりました。

ここまでは普段から見かける光景ですが、その後ろに少し小柄な鳥がハクセキレイの後をついてきておりました。

歩き方がハクセキレイのトコトコ歩きにそっくり!

どうやらハクセキレイの幼鳥のようです。ハクセキレイは5月から7月が繁殖の時期なので、現在子育て期真っ最中。定かではありませんが、幼鳥の追いかける先は親鳥でしょうか…?

と思っていると、親鳥と思しきハクセキレイが何とも素早い狩りで獲物をゲットっ!!

エサをねだっているのでしょうか、幼鳥はそれを必死に追いかけますが…

ピィピィと鳴き声を挙げながらも、なかなか親鳥と思しきハクセキレイは振り向いてくれず。

しばらくしたら、幼鳥は次第に追いかける足のスピードをゆるめ、この表情…。

ごはん、貰えなくて残念だったね…。

親離れの時期なのでしょうか。冷たいようですが、幼鳥もいつかは自分で獲物を捕まえる技を身につけなければなりません。
「がんばれ…!」と幼鳥に思わずエールを送りたくなるような、そんな公園での一コマでした。