ねったいかんだより

当館スタッフから、植物館や水族館での日々のできごとや植物の情報などを発信しています。

今日(3/3)は何の日?

みなさんこんにちは!

 突然ですが、33日は何の日かご存じでしょうか?
様々な記念日がありますが、33日は「世界野生生物の日」です。


はて?🙄
世界野生生物の日とはなんでしょうか…?

みなさんは「ワシントン条約」をご存じですか?
正式名称を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といいます。
とても長いですが、とっても大事なものなんです。


現在自然の野生動植物の多くが開発や生息地の減少、捕獲・採集など、様々な要因で絶滅の危機に瀕しています。

 そんな中、「ワシントン条約」とは輸出国と輸入国とが協力して国際取引の規制を実施することで、野生動植物種の絶滅を防止して種の保存を図ることを目的としています。

また、「ワシントン条約」の中でも、生きものによってグループ分けされています。

ねったいかんでいうと、池水槽にいるアジアアロワナはワシントン条約に記載されている生物です。

アジアアロワナはⅠ類と言われるグループで、生きた状態はもちろん、体の一部などを使った加工品の取引も禁止しています。

そして実は、ヒマンチュラチャオプラヤのチャオちゃんも、野生化では食用や混獲、環境汚染等から2011年に絶滅危惧種に指定されました。

ちょっと長くなってしまいましたが、生きものを守るために、私たち一人一人でもできることはあります!
ゴミをしっかりと分別する、それだけでも違います✨

ぜひこの日を機会にいろんなことに目を向けて調べたり、生きものに寄り添ってみて下さい😊

手袋…?🧤

みなさんこんにちは!
最近は雪が降ることも多く、とても冷え込んでいますね ⛄

ねったいかんは温室なので、どの季節でも比較的暖かくお楽しみいただけますが、
ある日、とある水槽をのぞいてみると…!

ちいさなちいさな手袋の落とし物?!🙄🧤

だれの水槽に落ちていたかというと、こちら「アカメカブトトカゲ」の水槽です🦎

この手袋… 実はアカメカブトトカゲの脱皮した皮でした!

脱皮の頻度は決まっていません、しかもこんなに手の部分が綺麗に残ったままはなかなかありません👀

ねったいかんのアカメカブトトカゲはマレーハウスで普段暮らしていますが、なかなかの恥ずかしがり屋のため、毎日木の裏などに隠れています。

しかし、たまにこうして表に出ている瞬間も…!

毎日いろんなところに隠れたりしているため、
かくれんぼをしている気分です😳

 

みなさんもぜひアカメカブトトカゲ探してみて下さい👀

かくれんぼ勝つのはどっちでしょう!😊笑

こぼれ話2月12日号『ピースフルな日々を!』

アンスリウム 

みなさんこんにちは!もうすぐバレンタインですね!

バレンタインと言えば💛型のチョコレートが定番?ですが、

実はねったいかんにはたくさんのハートの形をした葉っぱがあるんです♪

 

ここにも

クワズイモ 

ここにも!

ポトス

こんなところにも!

いつもは気づかないで通り過ぎてしまうような場所にも、ハートの葉っぱがたくさん隠れているんです!

ひっそりとたたずんでいるハート💛を探しにねったいかんに遊びに来てください!

【2/27まで開催!】猫沢八郎のPieceful World

雪が降ったり、雨が降ったり、寒い日が続きますね。
みなさん体調は崩していないでしょうか?

こんにちは!
今日も元気なねったいかんの広報担当です!!😋

ねったいかんでは2月1日から、板橋区在住の白線画家 猫沢八郎さんの個展
猫沢八郎Pieceful Worldが始まりました😺

独創的かつとても繊細なタッチで、独特の世界観を表現する猫沢先生の絵は、
見た瞬間ファンになる方が多く、
当館のスタッフも、心をうばわれたスタッフが何人も😻

展示室には絵画のほかに、

猫沢さんのオリジナルキャラクター「製造部」達のツリーハウスの立体作品や、

その製造部になりきって写真を撮ることができる、フォトスポットもあります!

しかもこのフォトスポット、背景は猫沢八郎さんの作品という、超豪華なフォトスポットです✨
みなさんも製造部になってみませんか?😊

そして、展示スペース以外にも、2階全体で旅する不思議な水族館を開催中です🐟🐟

お子様とのワークショップ、高齢者施設や障がい者施設で作られたお魚を、展示室いっぱいに飾っている、とっても不思議な水族館です🐠🦑

2階全体が猫沢八郎ワールドになっていますが、
猫沢八郎ワールドはこれだけではありません!

なんと、スタンプラリーにも製造部が登場!

ねったいかんの温室の葉っぱになりきって、
温室のどこかに隠れています!

スタンプラリーをゴールしたら、猫沢さんのオリジナルステッカーが日替わりで1枚もらえますよ!

全種類集めることが出来るかな?

2月もねったいかんは楽しいイベントがいっぱい!
みんなたくさん遊びに来てくださいね~!😁✨

こぼれ話1月29日号『カクチョウランが咲いています!』ねったいかんの絶滅危惧種②

もうすぐ2月に入りますが、ますます寒さが厳しくなったように感じます。
冬でも暖かい『ねったいかん』に遊びに来てみませんか?

12月に咲き始めたカクチョウラン。そろそろ咲き終わりが近づいています。
咲き終わる前に、ぜひご覧いただきたいと思い今回はカクチョウランについて
ご紹介します。

カクチョウラン(鶴頂蘭)学名 Phaius tankervilleaeは、種子島、屋久島以南に分布する
大型の地生ランで大きなものでは花茎が1mを超えるものもあります。
その姿はとても日本に自生するランとは思えないほど大きくて迫力があります。

カクチョウランの分布域は、日本だけでなく東南アジアから東太平洋に沿って、ジャワ、パプアニューギニア、オーストラリアにまで及びます。

自生地のひとつである奄美大島では、端午の節句をはさんで4月下旬から5月中旬にかけて開花期を迎え、花が終わると梅雨に入るそうですが、なぜか『ねったいかん』では毎年12月から1月に咲き始め、2月から3月に咲き終わります。

カクチョウランの花は、花茎の上に複数個かたまって下向きに咲きます。花の大きさは10㎝ほどあって斜めから見るとツルが飛んでいるように見えることから、鶴頂蘭と呼ばれるようになったそうです。

カクチョウランについては、幕末の奄美民族誌に、「四月花開、茎長三、四尺、花外白、内朽葉色、形鶴ノ如飛、葉大サ似馬蘭」という記述とスケッチが見られ、当時はよく見られる植物であったようです。

しかし、現在では環境省レッドリスト絶滅危惧II (VU)(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。カクチョウランは日当たりよい場所を好み、山間部の農耕地や道路ぎわの日当たりよい場所に生育します。くすんだ色の小さい花が多い中で、大型で鮮やかな色合いのカクチョウランの花は大変目立つので、乱獲されてしまったようです。

貴重なカクチョウランの花が咲き終わる前に、ぜひご覧ください。

他にも雲霧林ゾーンには見どころがたくさんあります。

Dendrobium glomeratum  デンドロビウム グロメラツム

 

Coelogyne  セロジネ各種

Dendrobium infundibulum  デンドロビウム インファンディブラム

Brachychilum  horsfieldii ブラキキルム ホースフィールディー

見ごろのうちにぜひねったいかんに見に来てください!