少年自然の家だより

施設スタッフから、日々のできごとや周辺の自然の情報などを発信しています。

主催事業「わくわく自然探検隊④~野鳥編~準備中!

こんにちは!少年自然の家です。

とても寒~い本日、各地で雪が降ったところも多いのではないでしょうか。
私の中で、雪と言えば自然の家!
今日の通勤途中も、自然の家に向かうにつれて雪が多くなるといった現象も・・・流石山です。
暖かい冬かと思いきや、急激に寒くなったり、皆さん体調にはお気を付けください!



只今、やまちゃんと明日開催予定の「わくわく自然探検隊④~野鳥編~」の準備中です!

当日は、必需品の双眼鏡を片手に自然の家を出て水沢の町へLet’s GO!
どんな野鳥に出会えるのか?!とても楽しみです!

そんなイベントの様子はまた明日!
参加者の皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

【ドルフィン】

ぼくは葉っぱだよ

みなさんこんにちは!やまちゃんです。
ある日、森に近い宿泊室の網戸に葉っぱついてました。
……と思いきや、よく見ると葉っぱに足がついているではないでしょうか!
実はこの子、枯葉に全力でなりきっているガです。
まわりに葉がないのでわかりやすいですが、落ち葉のなかにいたら誰にも気づかれなさそう……!
動くかなーと思って手にのせようとしましたが、かたくなに動きません。
最終的には翅を若干広げましたが、葉っぱのようにひらひらと舞っていきました。
まるで「ぼくは葉っぱだ……!」と最後までなりきっているようです。
翅の外側は地味で葉っぱそのものなのですが、ちらっと見えた内側は赤色っぽくて派手派手でびっくり!
またどこかで会おうね~!

【やまちゃん】

名称のおもしろ由来♪

こんにちは、自然の家コンコンです!

今日は、施設内のいたるところで活躍してくれている、コーン(パイロン)の紹介です。

危険個所や立ち入り禁止など、一目でわかる大切な備品です。
このコーン(パイロン)の名称の由来ですが、コーンは英語で円錐(えんすい)という意味でそこからきています。

別名パイロンの方は、もともと、古代エジプトの神殿にある、入り口の両側に立つ搭状の門を「パイロン」と呼び、“ここから先は神様の場所です”という意味があったとのこと。
同様に工事現場などにあるパイロンも、“この先には勝手に入らないで”という目印になっているようです。

う~ん、神様の場所かぁ…ちと仰々しい気もします。

「ピューバーティ」って名称に変更はどうでしょうかね♪
「思春期」って意味なんですが、親によく言いがちの「部屋に勝手に入らないで!」ってことで(・ω・)

コンコン

 

ノブの鉄板みがき

こんにちは。少年自然の家です。

間もなく始まる新年度を前に、今日は午後からスタッフ全員で野外炊事場にでかけ、炊事道具一式を収納してあるコンテナをきれいにする作業を行いました。

最初は「天気になってよかったよね。」などと話しながら和気あいあいと取り組んでいたのですが、それもつかの間、次第に雲行きが怪しくなり、最後には山の上から冷たい強風が絶え間なく吹き付ける過酷な状態の中、それぞれが無口で黙々と体を動かす状態になりました。

それでも冷え切った体を鞭打ち、何とか各自が担当した仕事を終えて、ぼちぼち終わりに近づいてきたかなとほっとしたころ、かまどの前で地面にへばりつくようにして鉄板を拭いているスタッフの姿が目に入りました。コンコンです。

一気にたくさん焼きそばを焼くことができる、重くて大きい鉄板が約30枚。1枚1枚丁寧に洗い、サビを落とし、拭き上げ・・・ と格闘しているうちにへとへとになってしまったようで、「できれば仕上げの油塗りにお力をお借りできれば・・・。」と遠慮がちに申し出る彼の姿を見て、ノブの心に火が付きました。

「てやんでい、べらぼうめ!こちとら江戸っ子だい、花粉症だい!それしきの鉄板、おいらに任せておくんねいっ!」とにわかに勢い込んで、寒さで垂れた鼻水を拳でぐいっとこすり上げました。

たしかノブは三重県内の出身だったはずだがなあ、と思いながら、にわか江戸っ子と化した彼の姿を眺めて首を傾げつつ、私どんべえも地面に並べられた鉄板の水滴をぬぐってノブに手渡す役を引き受けることになりました。
「おうっ!どんべえ!てめえたらたらたらたら動いてんじゃねえよこっちの調子がくるっちまわぁ!そこいらの鉄板にまとめて油をぶちまけて早くこっちに回しておくんねいっ!」
恐らく東京の大学に在学中覚えたとみられる江戸弁を威勢よくまくしたてながら手足を振り回し、振り回すごとに彼の顔や体は次第にサラダ油まみれになってゆくのですが、すでに寒さで色んな感覚がマヒしている「江戸っ子」のノブにはそんなことはもはやどうでもいいようでした。

その後も江戸弁とサラダ油の嵐を巻き起こしながらノブの鉄板みがきは続きました。そして彼から発せられる「もんじゃ焼き」「江戸前」「てやんでい」「佃煮」「向島」「べらぼうめ」という絶叫に近い言葉と、手足を振り回し髪を振り乱す鬼神のようなはたらきのおかげで、あれほどたくさんあった鉄板も次々と光沢を取り戻し、コンコンの手でいそいそと倉庫へと運ばれてゆきました。

やがて最後の1枚を拭き上げたノブは、自らの手でその鉄板を倉庫まで運び、何度も頭を下げるコンコンの肩を力強く叩いて、「困ったことがあったら何でもおいらに任せな。そいじゃあ、縁と命があったらまた会おうぜ。達者で暮らせよ。あばよ。」と言い残し、肩で風を切って去ってゆきました。

その後姿を「お前だれやねん」とつぶやきながら見送るコンコンとどんべえでした。

【どんべえ】

春の芽吹き

おはようございます!自然の家のやまちゃんです。
自然の家ではここ1週間くらい前から春の花のスタートダッシュが始まりました!

例えばスミレ!
スミレはいろんな種類がありますが、お山のスミレは咲くのが早いですね。
もう咲いている子を発見しました。

今日のトップ画像の植物(細長いパイナップルみたいなやつ)は何だと思いますか?
あれ、実はお花なんです!
黄色い部分は花粉を出す雄花(おばな)で、先端の芽から少し出ているたわしみたいな部分が雌花(めばな)です。
雄花から出た花粉が先端の雌花に受粉して、そこに実ができるというわけです。
雄花と雌花が分かれている植物って意外とあって、マツやトウモロコシやスイカ、キュウリなどなど身近なものも多いです。

これから花を見かける機会も増えると思うので、そんなとこにも注目してみると新たな発見があるかもしれませんね。

【やまちゃん】