里山に春を告げるショウジョウバカマ

みなさんこんにちは。
自然の家のやまちゃんです!
もう春ですね~!
自然の家でもついに春のお花が咲き始めております。
今日紹介の写真はショウジョウバカマというお花です。
里山を代表する植物で自然の家でも毎年見ることができます。
毎年ブログでも紹介していますヨ!良かったら見てね!
このショウジョウバカマのおもしろポイントは「増え方」です!
この子たちはクローンで増えることができるんです!
はてはてクローンとは何ぞや?
つまり自分のコピー体を増やせる……ということです。
多くの植物はめしべに花粉が受粉して種子ができて……、というプロセスを通ります。
ですがショウジョウバカマは葉っぱの先端に自分と全く同じ遺伝子のコピー体、いわゆるクローン体を作り分離して増やしていくことができるのです。

中心に花の茎が出ている親株があり、その周りに(右下と左上あたり)子株が出てきているのがわかるでしょうか。
その子たちが親株のクローンです。
ある程度大きくなったら親株から切り離されて独り立ちしていきます。
ショウジョウバカマはこのように増えていくことができるのですね~。
ちなみに種子で増えることもできます。
ですがその場合増える確率が減ってしまうので2パターンの増え方を備えて進化してきたわけです。
植物って奥が深いです……。
このショウジョウバカマを筆頭にこれからどんどん自然の家周辺の植物たちも花を咲かせていきます。
色どりが少なかった冬とは打って変わってピンクや黄色、白など華やかになるのが楽しみですね~。
この実なんの実?

みなさんこんにちは!
自然の家のやまちゃんです。
今日は変わったお花を紹介します。
何の花か考えながら読んでくださいね。
この木は1本の木にオスとメス2種類の花が咲きますよ。
スイカやキュウリと同じで、雄花(おばな)、雌花(めばな)が同じ株に咲きます。


じゃん!
ホントはバックのピンクの花をうつしたかったのにピントがずれてしまった……のではなく、この黄緑色のブラブラ棒状に垂れ下がっているものが花です。よく想像する「花」とはずいぶん形が違いますね~。
これは雄花(おばな)の方です。
この粒々したものの中に花粉が入っています。
そして2種類目です。


じゃじゃん!
この赤色のふさふさが雌花(めばな)、つまりメスの花です。
だいぶ雄花と見た目が違いますね。
この赤い部分にブラブラしている雄花から花粉がとんできて受粉、そして実がなります。
さて、ここで問題です!
何の実がなるでしょうか?
~ヒント~
①固い殻を割って食べるものです。
②リスが持っているイメージがあるかもしれないですね。
③お菓子やおつまみに使われているのをよく見ます。
ちなみにやまちゃんは割って食べたことありますが、割るのはとっっっても大変なのに中身はちょっとしか食べれないという……。シンプルにローストがオススメの食べ方です!
答えは↓へ!!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
~答え~
クルミ
厳密には自然の家にあるのは「オニグルミ」という野生でも生えている種類です。
山を歩いていて殻を見つけたらクルミが生えているかもしれませんよ。
【やまちゃん】
中部中学校の皆さま、自然教室お疲れ様でした!

こんにちは。少年自然の家です。
昨日、今日と四日市市立中部中学校の皆様が自然教室のため滞在されました。
初日は朝からあいにくの空模様になり、降りしきる雨のなか果敢に「水沢ウォークラリー」に出発しましたが、寒いしお腹は減るしで足どりは重く、予定よりだいぶ時間はかかりましたが全員無事にゴールに到着することが出来ました。
昼食の牛丼を美味しそうに平らげ、元気が回復した午後は創作室に場所を移し、明日の昼食でカレーライスを食べるための「マイスプーンづくり」に取り組みました。手の中に収まってしまいそうな可愛らしいスプーンを作る人、枝の曲がり具合を上手に利用した芸術的なものを作る人、中には1メートル近い大木をそのまま柄にして巨大なスプーンを作った人もいました(カレーは無事に食べられたのでしょうか…?)。
夕食前には自然の家の館内あちこちに仕掛けられた問題を解いて回る「謎解きゲーム」にも挑戦し、元気いっぱいの一日を過ごしました。
二日目は朝から霧雨の中での昼食づくりになりましたが、服がだんだん湿って重たくなってくる感触にも負けず薪を運んだり火をおこしたり、和気あいあいと野外調理を楽しんでいました。
「水気を吸った木の葉や土などの香りが感じられたり、山の上の方で渦巻く雲の姿が見られたり、雨は雨なりに自然の楽しさがありますよ。」と入所式では申し上げたものの、じめじめして寒いなか大丈夫かなと心配していましたが、先生方の細やかなケアのおかげで幸いどなたも体調を崩すことなく、最後は手を振って元気よく帰ってゆかれたので安心しました。
中部中学校の皆さま、まことにお疲れ様でした。雨のなか色んなことがあり大変だったと思いますが、その分、皆さまの絆が強く深く育まれていることを心から願っています。
今夜はどうかゆっくりお休みください。ありがとうございました。
【前出】
「マイスプーンづくり」に取り組み始めたところ

枝をお好みの長さに切ってゆきます

二日目のお昼の野外炊事

予想以上にスムーズに火がついて喜んでいるところ

お昼のメニューはカレーライスです

この季節がやってきましたね!

皆さん こんにちは! アクアです。
ジュニアサポート研修で皆さんに知ってもらえていてとてもうれしかったです!やっぱり自己紹介は人に覚えてもらえるのに最適だなと改めて思いました。
さてさて、アクアの得意なことで紹介しました 爬虫類・両生類を伝えていきましょうかね!
昨日の帰り道、暗い中車を走らせていると何やら道路わきに緑色をしたなにかが落ちていました。 その時、生き物センサーが発動しヘッドライトをつけてみてみると
なんと!モリアオガエルでした!!! 梅雨にはまだ早いですがまさかみられるとは思いませんでした!(^^)!(一人興奮していたことは内緒で)
場所にとってモリアオガエルは国内希少動物や天然記念物に指定されている地域があるんです。簡単に言い直すととても珍しく貴重な生き物ということですね。
(ちゃんと撮影して逃がしています(^^♪)
本来はきれいな黄緑色をしているのですがこの子は黒めの子ですね。個体差があるのかもしれませんね。場所にとっては模様のある子もいるんですよね!
不思議ですね~
四日市市少年自然の家でも梅雨になると多く見ることが出来るということはここは自然が豊かな証拠ですね!
いや~これから皆さんに少年自然の家をしってもらい、自然に触れあってもらいたいですね!
では生き物好きアクアからは以上です! また見てねください!
今年も出会いました。金色の○○!

おはようございます。
自然の家のやまちゃんです!
今回特に紹介したいのは金色の○○ということで……。
ちょっと考えてみましょう。
金色のコイ?
(大門池にいるというウワサが…。)
金色のなべ?
(銀色の鍋しか自然の家にはありません。)
答えは……金色のラン、「キンラン」です!
みなさんは○○に何が当てはまりましたか?
「ラン」と聞くとお祝い事に送られる「コチョウラン」やお正月に飾ったりする「シンビジューム」などが有名でしょうか。
どちらにしても華やかで高貴なイメージがあるお花になるかと思います。
キンランはそんな「ラン」の仲間でありますが、なんと野生で生えているのです!
しかも自然の家にも!!
毎年やまちゃんは発見するたび歓喜の嵐で、確か昨年のブログでも同じような話をしていたかもしれません(笑)
でもそれだけ数も減ってきている植物でもあります。
里山のような明るい森に生える植物なので、キンランがまだ自然の家で観察できるということは「里山の環境を維持できている」ということの裏返しかもしれませんね。
やまちゃんのように「毎年同じ場所のキンランを観察し続けるという」ことも大事な行動のうちの一つです。
今後も減少が心配される植物なので大切にしていきたいですね。
【やまちゃん】

