一覧 | 文化・芸術・自然に親しもう!びわこ文化公園
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2023.05/21(水)
ハクセキレイの親子
とある日、ハクセキレイがトコトコと歩いておりました。

ここまでは普段から見かける光景ですが、その後ろに少し小柄な鳥がハクセキレイの後をついてきておりました。

歩き方がハクセキレイのトコトコ歩きにそっくり!
どうやらハクセキレイの幼鳥のようです。ハクセキレイは5月から7月が繁殖の時期なので、現在子育て期真っ最中。定かではありませんが、幼鳥の追いかける先は親鳥でしょうか…?
と思っていると、親鳥と思しきハクセキレイが何とも素早い狩りで獲物をゲットっ!!

エサをねだっているのでしょうか、幼鳥はそれを必死に追いかけますが…


ピィピィと鳴き声を挙げながらも、なかなか親鳥と思しきハクセキレイは振り向いてくれず。
しばらくしたら、幼鳥は次第に追いかける足のスピードをゆるめ、この表情…。

ごはん、貰えなくて残念だったね…。
親離れの時期なのでしょうか。冷たいようですが、幼鳥もいつかは自分で獲物を捕まえる技を身につけなければなりません。
「がんばれ…!」と幼鳥に思わずエールを送りたくなるような、そんな公園での一コマでした。
2023.05/15(木)
トトロが住む木
春の落葉の時期を終え、クスノキが柔らかな緑色に覆われました。

木の葉を近くで見てみると、何やら葉っぱの付け根から突き出しているものがあります。

もっと近くに寄ってみると…、小さなお花が咲いていますね!

クスノキは、スタジオジブリのアニメ映画『となりのトトロ』でトトロが住む木として登場しますよね。トトロも毎年クスノキの花を楽しんでいたのかな…?
あまり目立たず見逃しがちですが、ぜひ身近なクスノキをじっくり観察してみてください!
クスノキに関するより詳しい解説は下記URLの『公園の植物「びわこ文化公園 植物だより」』からご覧いただけます。こちらもチェックしてみてください!
https://www.seibu-la.co.jp/park/biwakobunka/facility/#features
2023.05/11(日)
5月の花いろいろ
からりと晴れる日が続きますね!公園では陽射しを浴びてさまざまな花が咲き始めています。
大階段近く、図書館横のヤマボウシ。

催し物広場近くのシャクナゲ。

公園西側にあるもみじ山にはクリンソウ。


夕照の池や黄金池ではスイレンの花が開きはじめています。

本公園の名所の一つである六角広場のサツキも、蕾がたくさん見え始めています。サツキの開花情報は公園HPのニュース欄で随時お知らせいたしますので、是非ご覧ください。
2023.05/07(水)
森林の不思議な植物
とある日、公園の森の片隅で何やら白いものが地面からにゅっと突き出していました。

キノコ?!と思いきや、実はれっきとした植物です。ギンリョウソウ(銀竜草)といいます。
植物に詳しい本公園の利用者が、公園に生えているのを教えてくださいました!
植物といえば、多くは葉緑体を持ち光合成をして栄養を作りますよね。ギンリョウソウは光合成ができない代わりに菌に寄生して栄養をもらっています。(菌従属栄養植物と言うそうです)

お花の中をよく見てみると、紺色の柱頭とその周りを黄色い葯が取り囲んでいるのが分かります。

別の場所でもにょきにょきと顔を出し始めていますね~。
神秘的な見た目が人々の心を惹きつけるのか、小説にもよく登場する植物です。
昨年新種が見つかるなど、まだまだこれから色んな発見がありそうです!
2023.04/29(火)
フジとクマバチ
大階段の側でフジが1週間ほど前から咲き始めています。

薄紫色の花が風に吹かれゆらゆらと揺れています。
そして、
ブォ~~ン!!

…という大きな羽音を響かせながら飛び回るのはクマバチです。
フジの花が大好きなのですね。無心に蜜を吸っていました。

ところで、フジの花にはなぜいつもクマバチがやってくるのでしょう?
どうやらフジの花は固い構造で蜜が守られており、クマバチぐらいの力がないと蜜を吸うことができないようです。フジはクマバチに確実に花粉を運んでもらい、クマバチはフジの蜜を独占することができる、相利共生の関係なのだそうです。
大きな音で飛び回るクマバチに怖いと感じる方も多いと思いますが、おとなしい性格なので滅多に人を刺すことはありません。フジとクマバチの魅力的な関係性を是非じっくりと観察してみてください。
2023.04/24(木)
朝ドラらんまん
4月からNHKの朝ドラ『らんまん』が始まりましたね。
植物学者の牧野富太郎の人生をモデルとした牧野万太郎という主人公のお話で、お話の中で色々な植物が登場しています。
朝ドラで登場した植物は、日頃よく見かけるものから希少なものまで様々。この公園に生息するものも時々出てきます。
例えば、朝ドラ第2章で登場したオオバコさん。

日光が良く当たる道端などでよく生えています。地面にべったりとへばりつくように広がる葉が特徴的ですね。
お次は、ヘビイチゴ。ドラマでは赤い果実が生っているところでしたが、今の時期はお花が咲いていますよ!

黄色いお花が愛らしい!名前の通り、ちょっとヘビが出そうだな~って感じる、じめっとした場所に生えていることが多いと感じます。

果実も少しずつ顔を出しはじめていますね!朝ドラでもあった通り、美味しくはないです…。
オオバコもヘビイチゴもよく見かける植物ではありますが、朝ドラを見てその植物の特徴を知ると、いつもとは違った世界が見れたような気がします。是非身の回りで観察してみてくださいね!
らんまんの今後の話の展開も楽しみにしつつ、登場する植物にもまだまだ注目です~!