びわこ文化公園BLOG

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2023.07/26(金)

夏を彩る花たち

夏休みが始まりましたが、この暑さのせいか晴れでも公園はやや閑散としています…。
そんな灼熱地獄のなかでも、懸命に咲く花の姿をあちらこちらで見かけます。

図書館横で陽射しを浴びながら生き生きと咲いているのはムクゲです。(昨日、公園公式Instagramでも紹介いたしました。良ければそちらも是非ご覧ください!)

キツネノマゴも小さなピンク色の花を咲かせ始めています。

名前の由来は、花がついている部分が狐のしっぽに似ていて小さいからだそうです。言われてみれば確かに似ている気も…?

ミゾカクシの花も見つけました。花びらがとても繊細ですね。姿形も一風変わっており、とても印象的なお花です。

ミゾカクシについては植物だよりでも詳しく紹介しております。是非ご覧ください。
びわこ文化公園植物だより 8月『ミゾカクシ』

その季節だからこその花と出会って、季節の移ろいを感じると少し心が豊かになったような気分になれます。良ければまた夏のお花たちにも会いに来てくださいね。

2023.07/17(水)

圧倒的、夏!

うだるような暑さの日が続きますね。5分外に出ているだけで滝のような汗が出ます。
連休でありながら、この暑さのせいか人通りはそこまでありません。

とはいえ、天候もよく景色はとても綺麗です。
透き通った青い空、モクモクとした白い雲!夏だからこその景色です。

暑さや景色だけではなく、セミたちの声も本格的な夏の始まりを知らせてくれています。

アブラゼミ
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ニイニイゼミ

セミは暑さに関わらず元気いっぱいですが、人間はそうもいきません。
外出の際は熱中症などで体調を崩さぬよう、水分補給や陽射し対策を万全にしてください。また、しっかり睡眠をとる・食事を摂るなどの体調管理にも努めてくださいね。

元気にこの夏を乗り切りましょう!!

2023.07/11(木)

いざ、抜け殻調査!

曇り空の日が少なくなり、そろそろ梅雨明けも近そうですね!
代わりにセミの声が日に日に大きくなってきました。

折角なのでセミの写真を撮るぞ!と思ったのですが、声はするのに全く見つけられず…。(精進します)

代わりに、セミの抜け殻を見つけました!

実は、セミは抜け殻でも種類を判別できます。
身体全体土だらけの抜け殻、これはニイニイゼミです。小柄で「チー」と高めの鳴き声が特徴です。木や枝の低めの場所に止まっていることが多いです。

お次は公園のベンチで発見っ!

ニイニイゼミと同じく小さめの個体です。土はついていないので恐らくヒグラシかと思われます。
ヒグラシといえば晩秋を思い浮かべますが、実はこの時期から鳴き始めるセミです。他のセミと違い、日が暮れ始める夕方頃や早朝に鳴くので涼しいイメージがあるのでしょうね。

セミ本体を見つけられずとも、セミの観察は可能です。是非見比べてみてください!

2023.06/30(日)

梅雨の晴れ間に

公園では昨日からセミの声が聞こえくるようになりました。
いよいよ夏本番か…?と思いきや、天気はまだまだ梅雨真っ只中。雨が降る度セミの声も引っ込みます。折角地上に出てきたというのに、さぞもどかしいことでしょう…。

とはいえ、公園各地では雨や陽射しをたっぷり受けながら、様々な生き物がイキイキと過ごしています。

木の隅にはクワガタを発見!夜行性のため、昼間はじっと隠れているようでした。

何やらゴソゴソと音がすると思えばトカゲさん。しっぽが青く色鮮やかですね。

視線を上にあげてみれば、ネムノキの開花も見られます。

雨の止んだほんの隙に公園を歩くだけでも、花や虫などたくさんの生き物に出会えました。

近畿の梅雨明けは、現時点で7月中旬となるとの予想が出ていますね。連日のセミたちの大合唱ももう間もなくです…!

2023.06/22(土)

巣立ちの季節

本日、美術館前でしきりに鳴いて賑やかな鳥の群れを見つけました。

なにやら怪しい鳥の群れがいるぞ?…とよく見てみると

どうやらツバメのようです!
喉のあたりの赤色が特徴的で、人が住む場所によく現れるため誰もが知る鳥ですよね。昔から親しまれている鳥で、家にツバメが巣を作ると縁起が良いとも言われているそうです。

こちらはまだ少ーし身体が小さく幼い見た目をしているように見えます。春に産まれたばかりの雛でしょうか。今日は家族みんなで巣立ちをしてワイワイと喜びあっていたのかもしれませんね。

ツバメは春に南方から海を越えて日本にやってきて、9月~10月頃に再び海を渡り南方へと戻ります。元気に巣立つ様子を見て一安心ですが、飛べるようになったばかりのツバメたちにもまだまだ冒険がいっぱいです。

もっと強く大きくなって、また来年もここに帰ってきてね!

2023.06/18(火)

ハンゲショウ

夕照の庭の湿地を華やかに彩っていたハナショウブが少しずつ見頃を終えつつありますが、その後を引き継ぐかのようにハンゲショウの葉が目立つようになってきました。

漢字では、「半夏生」と書いたり「半化粧」と書いたり…。前者は雑節の半夏生と同時期に咲くことから、後者は葉が白く色づく見た目から呼ばれるようになったと言われています。カタシログサ(片白草)と呼ばれることもあります。

でも、そういえば葉っぱの緑って光合成のためですよね…?葉っぱの一部が白くなると光合成で得られる養分がちょっと減っちゃわないのでしょうか?というか、なぜ敢えてそんなことをするのでしょう…?

真実はハンゲショウに訊かないと分かりませんが、お花の構造に理由があると言われています。ハンゲショウの花はこんな感じです。

ハンゲショウはドクダミの仲間で花びらがありません。よく観察すると、花の近くの葉っぱだけが白くなっているのが分かるかと思います。
花粉を媒介する虫が花を見つけやすくするために葉っぱが花びらの代わりになっていると考えられています。

ハンゲショウについての詳細はこちらでも詳しく解説しております。是非ご覧ください。

びわこ文化公園植物だより 7月『ハンゲショウ』

ハンゲショウの葉が色づくと、いよいよ夏本番が来るぞ…という気がしてきます。日中はかなり気温の上がる日も増えてきましたので、外出するときは水分補給と日射し対策を入念にして無理せずお過ごしください。