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2023.12/26(金)
庭園と鳥たち
先日、夕照の池でスイスイと泳ぐ姿を見かけました。

コガモのオスです。頭の大部分がレンガ色で、目の周りから頭の後ろにかけては濃い緑色をしているのが特徴です。
写真のコガモを含めて4匹が一緒に飛来しているのを確認できたのですが、私の目が正しければ、なぜか全てオスのコガモでした。(普通オスとメスで一緒に活動するものと思っていたのですが、オスだけなこともあるのですね…!?見逃していたのかもしれませんが、詳しい方是非ご教授下さい…!)
次は、メスのコガモも見つけてみたいと思います!
続いて、また別の日に夕照の庭を通りがかった際に見つけたものです。

んんっ…?!なんか岩のてっぺんにいる…?

どど~ん、アオサギでした!
池のど真ん中の一番大きい岩の上で超目立っていますが、全く動じる様子はありません。
「我、庭の覇者なり」と言わんばかりの堂々たるぶりです(^▽^;)
このように、お庭には時々いろんな鳥たちが来てくれることがあります。いつも絶対いるというわけではないので、出会えたらラッキー!という気持ちでお庭を散歩してみてください(^-^)♪
2023.12/22(月)
古くから知られる鳥
日に日に寒さが厳しくなってきていますね!
さて、先日園内を見回っていたところ、鳥の群れに遭遇しました。
何という鳥なのか観察してみると…

アトリでした!大きさはスズメよりちょっと大きいくらい。喉から腹の上部の橙色、黄色い嘴、脇の黒斑などが特徴です。
アトリは冬鳥で、毎年10月頃に飛来します。飛来数は年によって違うようですが、多い時には万を超える大群となって行動することもあるそうです。集まる鳥であるため、「集鳥(あつとり)」→「アトリ」という名になったと言われています。

2枚目の写真はアトリのメスです。1枚目よりも少し体色が淡いです。
アトリは古事記や日本書紀の時代から知られており、古来より日本人に認識されてきた鳥の一つです。
古代の人たちが親しんできた景色を、アトリを通じて見ているようでロマンを感じるひとときでした(*´ω`*)
2023.12/17(水)
旬のイチゴ
今日はぐっと気温が下がって一気に冬らしい気候になりましたね。時折、冷たい風が落ち葉を巻き上げながら通り抜けていきます。
さて、そんな冬の深まる頃に林の中でふと足元を見てみると、何やら赤い実が。。。

これは、フユイチゴです。枯葉の中で鮮やかな赤がよく目立ちます。
実をもっとよく見てみましょう。

わぁ、、、ツヤツヤしていて美味しそう…!
なんだか形がキイチゴに似ているなぁと思いませんでしたか?実は、フユイチゴはキイチゴ属で同じ仲間です。キイチゴの仲間は春から初夏にかけて実ができるものが多いのですが、フユイチゴはその名の通り冬に実ができます。
食べると甘酸っぱくて美味しいそうです。ちょっと気になりますねぇ…!
近年、スーパーなどに並ぶイチゴは、品種改良やハウス栽培などによる12月頃から多く並ぶようになりましたが、本来イチゴの旬は春です。
一方、フユイチゴは今が旬真っ盛り!ありのままの冬のイチゴを探してみてください。
フユイチゴついて『植物だより』に詳しく紹介されています。是非ご覧ください。
https://www.seibu-la.co.jp/park/biwakobunka/facility/#features
2023.12/14(日)
イソヒヨドリ
冬になり寒くなると花や虫を見かけなくなる分、鳥に目が行くようになってきました。
公園管理事務所の近くでよく見かけるのはイソヒヨドリです。
今回はメスを確認できました。全体的に灰褐色ぽい見た目をしています。

オスの場合は特徴的で、顔周りや胸、翼は青色、お腹の辺りが褐色をしています。
今回は撮影できませんでしたが、今年の5月に撮ったものがコチラ↓↓

イソヒヨドリは、元々は名前の通り海岸(磯)近くに生息する鳥です。ここ20年程でどんどん分布が内陸へと拡大していき、海なし県の滋賀県でも普通に見かけるようになりました。
本公園でも通年頻繫に観察することができます。
オスは体色で見分けがつきやすいですが、メスは少し分かりづらいかもしれませんね。

お腹周りの鱗っぽい模様が特徴です。事務所前の芝生周辺にいることが多いので、似たような鳥を見かけたら是非観察してみてください。
2023.12/09(火)
野鳥撮影あるある
園内を歩いていると鳥の鳴き声が聞こえてきました。それも、とても沢山いるようでした。
何の鳥の群れだろう?と観察してみると…、

見つけました、エナガです!ふわふわとして丸っこくて可愛いですね~!長い尾羽が特徴で、名前の由来にもなっています。
可愛くて野鳥観察でもとても人気な鳥ではありますが、とてもすばしっこいため撮影がとても難しかったです…!

木の枝の裏に移動してしまったり、

勢いよく羽ばたいてしまったり…、

シャッターが間に合わず、ただの枝写真だったり…。
恐らく野鳥撮影あるあるでしょうね(;^ω^)
エナガを追って写真を撮っていたら、


シジュウカラやメジロ、あとヤマガラにも遭遇しました!
賑やかな鳴き声の主はこの子達だったのですね。秋冬は上記の鳥などで混群をつくって活動することが多いようです。
最後に、苦労の末撮影できたお気に入りの一枚を是非ご覧ください…!

まだまだもっといい写真が撮れるように頑張ります。
皆さんも是非野鳥の撮影にチャレンジしてみて下さい!
2023.12/04(木)
モミジバフウ、切ってみた。
図書館前によく転がっているコレを見たことがありますでしょうか?

丸型でとげとげした実、モミジバフウの実です。
今年は、例年より沢山ぶら下がっているような気がします。

今の時期は葉が落ちて実だけが目立っている状態で、風に揺れてプラプラとしている姿がなかなか面白いですヽ(^o^)丿
でも、そういえばよく見ると、ぶら下がっているものと地面に落ちているものとでは形が違いますね…?

この実には穴が開いていません!

既に穴が開いている状態でぶら下がっている実も見つけました。どうやら木にくっついている間に穴が開くようですね。
折角なので、実を1つ採取して断面を調べてみました。いざ、真っ二つ!

中はもっと空洞かと思っていたのですが、意外と中はしっかり詰まっていました。実の中でたくさんの細長いお部屋に分かれているのですね~。

実を切るときにポロっと落ちたものがありました。モミジバフウの種子です。
穴の中には種子が入っており、木の枝にぶら下がっているときに実が開き、種子が風に乗って遠くへ飛ばされていくという仕組みのようですね。地面に落っこちているのは種子を飛ばす役目を終えた実たちなのでしょう。
これからもどんどんモミジバフウの実が図書館前で転がりはじめます、是非観察してみてください( `ー´)♪