びわこ文化公園BLOG

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2023.05/30(金)

雨上がりの鳥

昨日は一日中強い雨が降り、今日の早朝まで降り続いていましたね。
日中は雨も収まり外で過ごしやすい天気となりました。

雨が止むと、雨音の代わりに聞こえてきたのは鳥たちの声。

事務所の近くでよく見かけるイソヒヨドリは甲高い声でピィーと、

ヤマガラもジィージィーと鳴いていました。

雨上がりには鳥がよく鳴いているなと感じるのは筆者だけでしょうか…?
「ようやく雨止んだぞ!食べ物でも捕りに行くか~!」と言ってるんじゃないかと勝手に想像しています。真相やいかに…。

さて、昨日近畿で梅雨入りが発表されましたね。
梅雨と言えばアジサイ。少しずつアジサイの花が開き始めています。

雨の時期は外へ出向く足が遠のきがちですが、そんな時期だからこその景色が自然には沢山あります。足元には十分ご注意いただきながら、引き続き公園の散策をお楽しみください。

2023.05/26(月)

朝ドラらんまん『シロツメクサ』

NHKの連続テレビ小説『らんまん』、今週の第8週のタイトルは「シロツメクサ」でした!
シロツメクサは四つ葉のクローバーで有名な誰もが知っている植物ですが、もちろん本公園にも至る所で生えております。

折角なので、じっくりと観察してみましょう。

花を間近で見ると、リボンのような、チョウのような花びらがたくさんついていますが、この花びら1つ1つが花で、たくさん集まって1つの花のように見えています。

また、もう少しよく観察すると、下の方がしぼんで垂れ下がりはじめているのが分かります。
実は、シロツメクサは受粉した花が垂れ下がるという性質を持っているのです。これなら、既に受粉を終えた花に虫が来ちゃうということが防げて、効率よく受粉してもらえますね…!天才か…!?

見慣れた植物にも驚きの特徴が盛りだくさんです!ぜひまたじっくり観察してみてください(^O^)

2023.05/21(水)

ハクセキレイの親子

とある日、ハクセキレイがトコトコと歩いておりました。

ここまでは普段から見かける光景ですが、その後ろに少し小柄な鳥がハクセキレイの後をついてきておりました。

歩き方がハクセキレイのトコトコ歩きにそっくり!

どうやらハクセキレイの幼鳥のようです。ハクセキレイは5月から7月が繁殖の時期なので、現在子育て期真っ最中。定かではありませんが、幼鳥の追いかける先は親鳥でしょうか…?

と思っていると、親鳥と思しきハクセキレイが何とも素早い狩りで獲物をゲットっ!!

エサをねだっているのでしょうか、幼鳥はそれを必死に追いかけますが…

ピィピィと鳴き声を挙げながらも、なかなか親鳥と思しきハクセキレイは振り向いてくれず。

しばらくしたら、幼鳥は次第に追いかける足のスピードをゆるめ、この表情…。

ごはん、貰えなくて残念だったね…。

親離れの時期なのでしょうか。冷たいようですが、幼鳥もいつかは自分で獲物を捕まえる技を身につけなければなりません。
「がんばれ…!」と幼鳥に思わずエールを送りたくなるような、そんな公園での一コマでした。

2023.05/15(木)

トトロが住む木

春の落葉の時期を終え、クスノキが柔らかな緑色に覆われました。

木の葉を近くで見てみると、何やら葉っぱの付け根から突き出しているものがあります。

もっと近くに寄ってみると…、小さなお花が咲いていますね!

クスノキは、スタジオジブリのアニメ映画『となりのトトロ』でトトロが住む木として登場しますよね。トトロも毎年クスノキの花を楽しんでいたのかな…?
あまり目立たず見逃しがちですが、ぜひ身近なクスノキをじっくり観察してみてください!

クスノキに関するより詳しい解説は下記URLの『公園の植物「びわこ文化公園 植物だより」』からご覧いただけます。こちらもチェックしてみてください!

https://www.seibu-la.co.jp/park/biwakobunka/facility/#features

2023.05/11(日)

5月の花いろいろ

からりと晴れる日が続きますね!公園では陽射しを浴びてさまざまな花が咲き始めています。

大階段近く、図書館横のヤマボウシ。

催し物広場近くのシャクナゲ。

公園西側にあるもみじ山にはクリンソウ。

夕照の池や黄金池ではスイレンの花が開きはじめています。

本公園の名所の一つである六角広場のサツキも、蕾がたくさん見え始めています。サツキの開花情報は公園HPのニュース欄で随時お知らせいたしますので、是非ご覧ください。

2023.05/07(水)

森林の不思議な植物

とある日、公園の森の片隅で何やら白いものが地面からにゅっと突き出していました。

キノコ?!と思いきや、実はれっきとした植物です。ギンリョウソウ(銀竜草)といいます。
植物に詳しい本公園の利用者が、公園に生えているのを教えてくださいました!

植物といえば、多くは葉緑体を持ち光合成をして栄養を作りますよね。ギンリョウソウは光合成ができない代わりに菌に寄生して栄養をもらっています。(菌従属栄養植物と言うそうです)

お花の中をよく見てみると、紺色の柱頭とその周りを黄色い葯が取り囲んでいるのが分かります。

別の場所でもにょきにょきと顔を出し始めていますね~。
神秘的な見た目が人々の心を惹きつけるのか、小説にもよく登場する植物です。

昨年新種が見つかるなど、まだまだこれから色んな発見がありそうです!