こぼれ話10月6日号『不思議な形の葉っぱたち』

ねったいかんでは不思議な形をした植物をたくさん展示しています。
今回は「不思議な葉っぱ」に注目してご紹介します!
まずこちらの葉っぱ、たくさんの穴があいています。
ただの虫食いではありませんよ(^^)
これはマドカズラ(Monstera friedrichsthalii)という植物です。
この穴はもともとあいているんです!
熱帯地方特有のスコール(強い雨風)で葉が折れないようにする工夫だそうですよ☺
コブミカン Citrus hystrix

続いてこちらの葉っぱは真ん中で大きくくぼんでいますね。
これはコブミカンという植物です。
私たちがよく食べるミカンと同じミカン科に属しています。
この不思議な形の葉っぱは、スパイスとしてタイ料理のトムヤムクンなどに使われているそうです。
アンスリウム Anthurium

最後はこちら!赤やピンクのハートが可愛いですね!
これはアンスリウムという植物です。
ハート型の部分は花ではなく「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる葉っぱの一種なんです。
じゃあ花はどこにあるのかというと、、、
じつはハートの真ん中にある「肉穂花序(にくすいかじょ)」と呼ばれる
棒のような部分に小さな花がたくさんくっついています!
見つけた時はよく観察してみましょう。
ねったいかんで見ることができる3つの「不思議な形の葉っぱたち」探してみてください!
【10/14(月)まで】「日本の昆虫文化展」開催中です!

いまねったいかんでは、「日本の昆虫文化展」が開催中です✨
昆虫大好き芸人堀川ランプさん協力のもと、日本の昆虫文化について紹介します!
ぜひ、この機会に昆虫に興味を持ってほしいなと思います😉
生体展示

生体はカイコ、オオクワガタ(オスとメス)、イナゴです!
日本において馴染みのある昆虫たちを
間近でみることができます🦗🐛🐝
標本展示

タマムシの標本がみれます
堀川ランプさん製作の
超ミニミニ玉虫厨子キューブが展示されています!
★Instagram
販売グッズ

堀川ランプさんのグッズも販売しています!
書籍 昆虫の仕組み解剖図鑑
書籍 カブトムシとクワガタの採集と飼育
ハンカチ
トートバック
☆こちらでも購入できます
ぜひ、ねったいかんに遊びに来てね!
待ってるよ😄
【9/29(日)まで】「マレーシア・ペナンフェア」開催中です!

いまねったいかんでは、マレーシア・ペナンフェア展が開催中です✨
マレーシア・ペナン植物園と熱帯環境植物館が友好提携を結び、今年で30周年を迎えます!
そんな記念すべき年を祝いながら、マレーシア・ペナン州について楽しく知ることができる
展示となります!
ラフレシアの模型を展示

まず、正面で出迎えてくれるのは、
世界最大級の花「ラフレシアの模型」です!
模型は、本物近くリアルに再現されています
マレーシアペナン州ジョージタウンを中心とした街並みの写真展示


歴史ある建物の風景はまさに絶景です😆
プラナカン陶器や伝統工芸品ピューターも展示しています!
マレーシアの食文化のパネル展示

マレーシア食文化ライターの古川音さんに展示協力して頂きました!
前回の「マレーシアごはん紀行展」より、さらに多くの地域を紹介しています!
★イベント情報「前回のマレーシアごはん紀行展」
マレーシアの主な料理は、マレー系を始め、インド系、中国系、マレー系と中国系が融合したニョニャ系の、4つのジャンルに分かれています!
それぞれの特徴を紹介しています😋
オランウータンおりがみコーナー

ぜひ、おりがみでオランウータンを作ってみてね🦧
ニョニャ・クバヤ~マレーシア伝統刺繍~

マレーシアが誇る伝統衣装ニョニャクバヤについて紹介しています。
9/16(月・祝日)に実際に実演ますので、ぜひお待ちしています😄
時間
①11:00~12:00
②14:30~15:30
友好提携30周年を記念して9月16日(月・祝日)には、マレーシアデイを予定しています!
詳しくは下記リンクをご参照ください。
★イベント「マレーシアデイ」
この機会にぜひ、ねったいかんに遊びに来てね!
【9/8(日)まで】「マレーグマを守ろう展」開催中です!

いまねったいかんでは、マレーグマを守ろう展が開催中です!
絶滅危惧種であるマレーグマについて考えてみませんか?
マレーグマの紹介

マレーグマがどんな動物なのか、何を食べているのか、マレーグマの森での役割、なぜ絶滅危惧種になってしまったのかをご紹介しています。
他にもかわいいマレーグマのグッズも販売しています!
マレーグマの実物大パネル

世界最小のクマであるマレーグマ。
実物大のマレーグマのパネルと大きさ比べをしてみてましょう!
マレーグマについての動画放映

マレーグマについてやボルネオのマレーグマ保護センターの活動紹介などの動画を放映しています。
マレーグマについてより深く知ってみませんか?
9月14日(土)には、関連講座として『ボルネオ講演会』を予定しています。詳しくは下記リンクをご参照ください。
★イベント情報
この機会にぜひ、ねったいかんに遊びに来てね!
☆一般社団法人ボルネオマレーグマ保護センタージャパン
https://www.bsbccjapan.com/
★イベント情報
こぼれ話8月30日号『魚毒植物ってなに?』

皆さん、こんにちは!
突然ですが、皆さんは「魚毒植物」をご存知でしょうか。
魚毒植物とは、魚を麻痺させる成分を含む毒(魚毒)をもつ植物のことです。
これを川に流すとたくさんの魚を楽に捕まえることができるので、古来より人々は魚毒を使った漁を行っていました。
日本でもサンショウの毒を川に流して魚を捕まえる「毒もみ」が有名ですよね!
今回は植物館で見られる魚毒植物の一部を紹介します。
まずはじめに表題の写真のゴバンノアシ(Barringtonia asiatica)をご紹介します。
東南アジアの海岸沿いに見られる高木です。果実が碁盤の脚に似ていることからこの名が付きました。ゴバンノアシは英語でFish Poison Tree(魚毒の木)と呼ばれます。かつては植物の果実からとれる毒を川に流して魚を捕まえる「毒流し漁」に使われていました。
ゴバンノアシの果実は海に浮かび、漂流しながら遠くまで運ばれます。毒は漂流中に魚に食べられることを防ぐためと考えられているそうです。
サガリバナ Barringtonia racemosa

マングローブの川沿いの湿地に生育する樹木です。サガリバナは果実や樹皮を砕いて魚毒に使われていました。魚にとっては毒ですが、人々は薬として利用したり、毒を抜いて食べていたそうです。
ミフクラギ(メフクラギ) Cerbera manghas

岸沿いに生育する樹木で、樹液に毒があります。この樹液は人間にとっても大変危険で、目に入ると腫れてしまうことから「目が腫れる木」と言われ、この名がつきました。かつて沖縄県ではメフクラギを使って漁が行われていたそうです。
いかがでしたか?
今回紹介した植物は潮間帯エリアで見ることができます。
ちなみに、魚の毒になる植物を植えていてチャオちゃんや池の魚は大丈夫なの?と思った方もいるかもしれませんが、ご安心ください。魚の毒として使うには植物を鍋で煮る、すり潰すなどの工程が必要になるため、植物館の魚に悪影響はありません。
最後に、現在は魚毒を使った漁は法律で禁止されています!絶対に真似しちゃダメですよ!