公園だより

公園スタッフから、日々のできごとやお花の情報などを発信しています。

森でキノコを見つけました

今日6月25日の姫の沢公園は、朝から霧に包まれています。
真っ白です。

さて、キノコです。
へんちくりんな形も面白いのですが、こうしてすくっと立っているキノコも清々しい。
傘も10㎝くらい、高さも20㎝くらいある立派なキノコです。

キノコの見分けも難しくて、よっぽどわかりやすい特徴がないと種類が分からないのですが、図鑑で見た感じではオオツルタケかなぁ。。

だとすると、見た目は立派ですが毒をもっているかもしれません。

ギンリョウソウ

ギンリョウソウが咲きました!
銀竜草。なんだかかっこよい名前です。

名前はかっこよいですが、花の見た目はキノコっぽい。
花にアリがたかって、外から花を食べているのもキノコっぽいし、
そのかじられた跡などが茶色く変色しているのもまたキノコっぽい。
別名はユウレイタケというのだそうですが、まさにキノコっぽい。

そしてさらに、この花がツツジ科の植物だということの方が驚きです。
過去の分類ではいくつかの所属を転々として、今はツツジ科に収まったそうです。
見た目はまるでツツジに見えないし、学者の方々も苦労されたのだろうなぁと思います。

さてこのギンリョウソウですが、植物なのに光合成をおこなわず、そのため葉緑素を持っていません。
土中の菌類に寄生し、そこから栄養を取っている植物です。

もの珍しいと思って家に持って帰ってはダメです。
上記のとおり生態が特殊なので、まず育ちません。
大切に花を愛でるだけにしましょう。

カキ

あれれ?こんな所に?
と、ちょっと意外な場所でカキが花を咲かせていました。
植えたものか、自然と生えたものかはわかりませんが。

やっぱり渋柿かなぁ。。。
秋の楽しみが一つ増えました。