一覧 | 文化・芸術・自然に親しもう!びわこ文化公園
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2023.06/30(月)
梅雨の晴れ間に
公園では昨日からセミの声が聞こえくるようになりました。
いよいよ夏本番か…?と思いきや、天気はまだまだ梅雨真っ只中。雨が降る度セミの声も引っ込みます。折角地上に出てきたというのに、さぞもどかしいことでしょう…。
とはいえ、公園各地では雨や陽射しをたっぷり受けながら、様々な生き物がイキイキと過ごしています。
木の隅にはクワガタを発見!夜行性のため、昼間はじっと隠れているようでした。

何やらゴソゴソと音がすると思えばトカゲさん。しっぽが青く色鮮やかですね。

視線を上にあげてみれば、ネムノキの開花も見られます。

雨の止んだほんの隙に公園を歩くだけでも、花や虫などたくさんの生き物に出会えました。
近畿の梅雨明けは、現時点で7月中旬となるとの予想が出ていますね。連日のセミたちの大合唱ももう間もなくです…!
2023.06/26(木)
七夕かざりづくり
昨日6月25日は『七夕かざりづくり』のイベントを開催しました!
皆さん賑やかにワイワイと工作を楽しんでおられました♪

願い事を書くときはみんな真剣です…!何を書こうかな…?

完成品はこんな感じです!とっても綺麗な飾りつけをしてくださいました(^O^)


今の季節ならではのものに触れる機会を作れてよかったです!
公園としては、日常的に自然と親しみを感じてほしいという思いからクラフトで自然物を利用することにこだわっています。また今後も気軽に楽しんでいただけるような内容を企画していけるよう邁進してまいります(^-^)
2023.06/22(日)
巣立ちの季節
本日、美術館前でしきりに鳴いて賑やかな鳥の群れを見つけました。

なにやら怪しい鳥の群れがいるぞ?…とよく見てみると

どうやらツバメのようです!
喉のあたりの赤色が特徴的で、人が住む場所によく現れるため誰もが知る鳥ですよね。昔から親しまれている鳥で、家にツバメが巣を作ると縁起が良いとも言われているそうです。

こちらはまだ少ーし身体が小さく幼い見た目をしているように見えます。春に産まれたばかりの雛でしょうか。今日は家族みんなで巣立ちをしてワイワイと喜びあっていたのかもしれませんね。
ツバメは春に南方から海を越えて日本にやってきて、9月~10月頃に再び海を渡り南方へと戻ります。元気に巣立つ様子を見て一安心ですが、飛べるようになったばかりのツバメたちにもまだまだ冒険がいっぱいです。
もっと強く大きくなって、また来年もここに帰ってきてね!
2023.06/18(水)
ハンゲショウ
夕照の庭の湿地を華やかに彩っていたハナショウブが少しずつ見頃を終えつつありますが、その後を引き継ぐかのようにハンゲショウの葉が目立つようになってきました。

漢字では、「半夏生」と書いたり「半化粧」と書いたり…。前者は雑節の半夏生と同時期に咲くことから、後者は葉が白く色づく見た目から呼ばれるようになったと言われています。カタシログサ(片白草)と呼ばれることもあります。
でも、そういえば葉っぱの緑って光合成のためですよね…?葉っぱの一部が白くなると光合成で得られる養分がちょっと減っちゃわないのでしょうか?というか、なぜ敢えてそんなことをするのでしょう…?
真実はハンゲショウに訊かないと分かりませんが、お花の構造に理由があると言われています。ハンゲショウの花はこんな感じです。

ハンゲショウはドクダミの仲間で花びらがありません。よく観察すると、花の近くの葉っぱだけが白くなっているのが分かるかと思います。
花粉を媒介する虫が花を見つけやすくするために葉っぱが花びらの代わりになっていると考えられています。
ハンゲショウについての詳細はこちらでも詳しく解説しております。是非ご覧ください。
ハンゲショウの葉が色づくと、いよいよ夏本番が来るぞ…という気がしてきます。日中はかなり気温の上がる日も増えてきましたので、外出するときは水分補給と日射し対策を入念にして無理せずお過ごしください。
2023.06/14(土)
びぶんキノコワールド
6月に入りじめじめと蒸し暑い日が増えてきました。
そんな気候とともに見かける日が多くなってきたのは、姿形の様々なキノコたちです。
地面の苔を押し上げるほどに力強いものや、

柄の部分がとっても太いマッチョなキノコ。

地味な色姿をしたものもあれば、

鮮やかなオレンジ色をしたキノコも。

意識して見ていないと案外気づかないものですが、木の影、草むらを観察してみると「ここにも!あそこにも!」とどんどん目に飛び込んできます。
公園を散歩するときは、ぜひお気に入りの姿形をしたキノコを見つけてみてください!
2023.06/10(火)
朝ドラらんまん『ノアザミ』
朝ドラの話をブログに書くことはほどほどにしよう…、と思いつつ今回も朝ドラ関連です。
(放送と開花のタイミングが一緒だと書かざるを得ない…!)
今週、第10週のタイトルは「ノアザミ」。ドラマでも何度か登場しておりましたね。

日本には100種類近くのアザミが生息しており、その種類を判別することはとても難しいとされています。ただ、アザミの多くは秋頃に開花するものが多く、今の時期にごく普通に見られるアザミの大体はノアザミです。
お花は可愛らしい見た目をしていますが、よく見ると、、

わわわ、、トゲがたくさん…、これは迂闊に触れないですね!
花が咲き終わると今度は綿毛になって、ふわふわと飛んでいきます。可愛らしいやらとげとげしいやら色々な面を持っており、朝ドラの万太郎のように思わず見入ってしまいそうです。