緑のカーテンの楽しみ方
みなさんは、家で “緑のカーテン” を育てていますか?
ゴーヤーやヘチマといったつる植物は、ネットに這わせるとカーテンのように見えることから、そう呼ばれています。
緑のカーテンは陽射しをさえぎり、辺りを涼しくするため、節電効果が期待されており、特に今夏注目されています。
ねったい館では7種類の緑のカーテンを育てています。ひとくちにつる植物と言ってもその特徴はバラバラ。
よーく観察してみると分かります。
葉っぱもちろん、つるの巻き方だって違います。
ゴーヤーとヘチマは巻きひげをしゅるっとだして、網につかまります。
宇宙イモは左巻きでよじ登っていきます。
宿根アサガオとオカワカメ、アピオス(栄養たっぷりのおイモ!)は右巻きのよじ登り型です。
(ちなみに、右巻き、左巻きの定義は日本と海外では違います。)
ゴーヤー
宇宙イモ
オカワカメ
人と一緒でつる植物にも巻きつき方の好みがあるようでほほえましくなります。
ぜひ、みなさんも自分なりに、緑のカーテンの楽しみ方を見つけながら育ててみてはいかがでしょうか。
もちろん食べる楽しみだってありますよね。
ゴーヤー、ヘチマ、オカワカメ、アピオスは販売しておりますので、ぜひご利用下さい。
(なくなり次第終了となります。)
自己紹介
植物担当者のこぼれ話につづき、「水族館ニュース」改め、「水族館担当者のつぶやき話」スタートです!
このコーナーでは、ねったいかんの魚や、さまざまな生き物のお世話をしている私が、
みなさまにぜひ見ていただきたいポイントや、ちょっと気になること、
その他日々水槽の中で繰り広げられているできごとについて、ご紹介していきたいと思います。
第1回目は、まず、私の自己紹介から!
私は今、飼育係6年目。
はじめから熱帯環境植物館の水族館担当をしていたわけではなく、
最初の3年半は、横浜・八景島シーパラダイスでイルカたちのショーを担当していました。
その後1年間、魚類チームで働き、昨年9月からここ、
熱帯環境植物館の水族館の担当をすることになりました。
じつは、熱帯環境植物館の水族館は横浜・八景島シーパラダイスが管理をしているのです。
ところで、熱帯環境植物館には、海にすんでいる生物がたくさん展示されていますが、
かれらの水槽の海水はどこからやってくると思いますか?
東京湾から長いパイプを使って引っ張ってきている?
それとも、私が真水と塩を混ぜて作っている?
正解は・・・ 「横浜・八景島シーパラダイスからトラックで運ばれてくる」 です!
週に一度、横浜・八景島シーパラダイスにあるきれいな海水を、
1トンの容器に入れてトラックに積んで運んでいるのです。
それを熱帯環境植物館の貯水タンク(3トン)に移しかえ、使用しているんです。
まだまだ飼育経験の浅い私ですが、みなさまに楽しんでいただける施設になるよう、
日々頑張っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
果実展始まる
私たちが普段食べているバナナは、どんな風に生っているか間近で見たことはありますか?
6月4日から始まった果実展では、そのバナナをドーンと展示しています。
あなたの背丈とどちらが大きいでしょうか?
ちなみに重さは男性スタッフ2名でやっと持てるほどでした。
これからこのバナナが徐々に色づいていくのを見るのも楽しみです。
運がよければスタンプラリーをクリアした人はもらえるかも!??
果実展では、その他にも実がついた状態のマスクメロン、クワ、サクランボ、 ジャボチカバなど
温帯から熱帯までたくさんの果実がずらりと大集合しています。
もちろん、販売コーナーもありますので、気軽に果実を育て始めることもできますよ。
バナナは温室内にも生えていますので探して見てくださいね。
バナナハートとよばれる紫色の花も咲いています。
あの重い房を支えられるパワーは、どこにあるのか不思議です。