ペンギンさんが遊びに来てくれました
12月1日のつぶやき話で紹介しました、ペンギンイベントについての報告です。
12月2日に高島平商店会の歳末イベントに遊びに来てくれた、ケープペンギンのアオイちゃんと青黒さん。
前回のつぶやき話でお話したとおり、八景島シーパラダイスにいるたくさんのペンギンの中で、
私が一番なかよしのペンギンさんがアオイちゃんです。
私がねったいかんの業務にたずさわるようになって2年以上たちましたが、今でもアオイは私のことを
ちゃーんと覚えてくれているのです!
朝5時半に家を出て、横浜まで迎えに行って参りました。
八景島のペンギン舎で久々の再会を果たし、アオイも私も大喜び!
そして車に乗せて高島平へ。
初めて訪れた場所なのに、アオイはすっかりリラックスモード。
ねったいかんのバックヤードでいっしょにお散歩したり、なでなでしたり。
久しぶりにたくさん遊べて私もとっても幸せ・・・。
イベントのときにも、緊張した様子もみられず、とってもいいコのアオイちゃん。
おかげでお客様といっしょに写真をとったり、間近で観察できたりと、たくさんたくさん交流することができました!!!
楽しい時間はすぐ過ぎてしまうもので、夕方にはもうお別れの時間が・・・。
次はいつ会えるかなー。
またねったいかんに遊びに来てねー!!!
という気持ちを込めて、たくさんなでなでしてお別れしました。
ペンギンイベントに来てくれたたくさんのお客様、どうもありがとうございました!!
その日に撮ってくれた写真を現像して持ってきてくださったお客様や、「こんな写真撮ったよ!」と見せてくれるお客様もいたりと、
あの日以降もうれしいことがたくさん続いています。
また来年、ペンギンさんが遊びにきてくれる日をお楽しみに・・・!!!
お肌によくない乳液?
いよいよ今年も残すところ、あと1か月足らずですね。
ねったいかんでは企画展キラキラ☆クリスマスの真っ最中!
期間中は夕方4時過ぎ頃から「ジャングル探検ナイトツアー」を毎日開催しております。
懐中電灯を片手に薄暗い温室を探検します。そこでは何に出会えるかな?お楽しみに!
動物の足跡が光っているよ!
神秘的な幸せの滝
ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)もいっぱいですよ。販売もしております。ぜひお越しください。
クリスマスにかかせないポインセチア
最近めっきり寒くなって、空気も乾燥してきました。乾燥はお肌の大敵ですよね。乳液でお肌のお手入れをしている方々も多いことでしょう。(男性の私は特にしませんが。)
数ヶ月前のことですが、キャッサバ(Manihot esculenta・トウダイグサ科)の剪定をしておりました。
よく伸びるんですよね。
キャッサバの葉
枝をチョキンと切ると切り口から白い液体がタラリ。これが乳液です。袖についた乳液がいつの間にか、
染みてきて素肌についてしまったようです。
キャッサバの切り口から乳液が
その日の夕方のこと赤くはれ上がってかゆくなってきたではありませんか!その後何日か、かゆみに悩まされました。
前述のポインセチアもトウダイグサ科。乳液は皮膚炎になる可能性があるので注意!です。
他にも乳液が出る植物はキク科・キョウチクトウ科・クワ科・ケシ科・アカテツ科など、世界中で数万種あると
いわれています。
キョウチクトウ科にはプルメリアがあります。触ると皮膚炎、口から入ると下痢や嘔吐の可能性も。牛乳みたいだからって、
間違ってもぺロリ!なんてしないでください。
プルメリアの切り口からも…
他にもキク科のタンポポ(Taraxacum sp.)の乳液は毒があるどころか、乳がんの発病が遅れたというマウスの実験結果も
あるそうです。
ケシ科のケシ(Papaver somniferum)の乳液は麻薬のアヘンの原料になったり、アカテツ科の
サポジラ(Manilkara zapota)の乳液はチューインガムの材料になります。
サポジラ
植物乳液はまだまだ研究途中です。これからもいろいろ発見されるでしょう。注目です!
お肌にいい乳液なんてのもそのうち見つかるかも知れませんね。 (M記)
ねったいかんもクリスマスモードに!
気付けばもう師走。
12月になって、ねったいかんでは「キラキラ☆クリスマス」がはじまりました!
ポインセチアやシクラメンなどが飾られ、クリスマス気分たっぷりの2F展示室の奥にはキラキラ☆水槽コーナーがあります。
「キラキラ☆クリスマス」なのできれいにライトアップされた水槽や、7色に光の色が変化するグラスツリーを作りました!
なかなかクリスマス気分たっぷりの大人な空間に仕上がりました。
平日の夕方以降だとお客さまも少ないので、カップルの方にも穴場スポットとしてオススメします!
そしてキラキラクリスマス期間中は毎日、ムツアシガメのムッちゃんによるクリスマスツリー点灯式が!!!
14時から行いますので、よかったらみなさま見に来てくださいね。
ペンギンがやってくる!2012冬
このごろバタバタと忙しくしているので、今回は告知だけ、しかも直前の告知で失礼いたします・・・。
12月2日に高島平にペンギンがやってきます!!!
都営三田線高島平駅の高架下で開催される、高島平商店会の歳末イベントに出演します。
(①11時~②15時~、各回約30分)
今回やってくる横浜・八景島シーパラダイスのペンギン2羽のうち1羽は、シーパラダイスの数多くのペンギンの中で、
私がイチバン仲のいいペンギン、「アオイちゃん」です!!!
私とアオイはラブラブなんですよー。
久々の再会、うれしいなぁ。
ぜひ、私たちのラブラブ具合を見に来てくださいネ!!!
ドングリとツチグリ
只今開催中「里山の生き物展」にはいらっしゃいましたか?11月25日まで開催中です。
この展示の一部にどんぐりを展示しています。
どんぐりといったら
こんな形ですよね。帽子をかぶったような形が可愛らしいですよね。
この帽子、よく見るといろんな形があるんですよ。
それではお帽子のファッションショーをお楽しみください!
これ、実はきのこでその名はツチグリ(土栗)。
よくご存知のキノコと違い、星型をしています。最近、ねったいかんでよく見かけます。
真ん中の膨らみを押すと
勢いよく胞子が出てきました!(ピンボケ写真ですみません)
これは、雨水などの水滴がきのこに当たった瞬間に胞子を出す仕組みになっているのだ
そうです。
ちなみに、キノコは木に寄生して栄養を奪うイヤなやつというイメージがあるかもしれませんが、逆に、木の根っこと共生して(菌根)、木に栄養を分けてくれるキノコも多いんです。
ツチグリもそのタイプなので、ねったいかんの木には悪影響はありません。
むしろ、菌根菌と共生している状態は自然界の木と同じ状態に当たるので、ご心配なく!!
気になる方はマレーハウス近くのミサキノハナ周辺で探すと見つかるかもしれませんよ! ( I記)
見て!みて!実
急に季節が進み、いよいよ木枯らしの季節がやってきますね。でもねったいかんは・・・あねったいかん!?
他の植物園に比べ、設定温度が3度位低いので冬は亜熱帯の感じでしょうか?温かいですよ。
(ただし、その日の天候に大きく左右されますが。)
ねったいかんでは現在、特別企画展「里山の生きもの」を開催しています。収穫の季節ですね。
しばらく結実をお休みしていた、カカオやジャックフルーツも生長をはじめ、現在、カカオ・サンジャクバナナ
ジャックフルーツ・バニラ・ミラクルフルーツの実が見ごろとなっています。ぜひご覧くださいね。(K記)
企画展示「里山の生きもの」が始まりました!
タイトルのとおり、11月3日から私の担当の 企画展示「里山の生きもの」 がスタートしました!
日本の里山で見られる生き物を中心に展示しているこの企画。
前回のつぶやき話でご紹介した稲はこのとおり!
ババン!
大きなプラ舟に植え替えをして、見事に(自分で言った!)水田を再現できました!!!
田んぼプールにはいろいろな生きものが泳いでいるのですが、実は「魚がいるよ!」という案内板をわざとつけませんでした。
田んぼがあれば、きっとみんなのぞいてみたくなるんじゃないかなー、という予想のもとです。
お客様の反応をみると、やっぱりちゃんとのぞいてくれてる!
そして
「オタマジャクシがいるよー!」
「魚がいた!」
とみんなちゃんと見つけてくれるのです。
生きものとのふれあいコーナーもあります。
火・木・土はドジョウつかみ、水・金・日はザリガニつり体験ができるのです。
時間は1回目が11時から12時、2回目が14時から15時で10分交代制、各回10名様ずつご参加いただけます。
3日と4日やったところ、皆さん必死!!!
特に、保護者の方のほうが夢中になっていることも。(笑)
25日までの展示ですので、みなさま是非遊びに来てくださいネ。
水族館担当のワタクシですが・・・。
もうあっという間に10月の終わり。
最近ほんとうにあっ!という間に日々が過ぎていきます。
なぜかというと、11月3日から始まる「里山の生きもの展」の準備に追われているから。
じつは、この里山の生きもの展に向けて、8月からずーーーっと準備しているものが。
コレです。
何だかわかりますか?
稲です。
稲を育てているんです。
「里山」と言えば、やっぱり田んぼのようなものを再現して、そこに生きものを泳がせたいと思い、水族館担当者ですが
今は稲を育てているワケです。
バケツを使っての稲栽培。
私も初めての経験なので、わからないことばかり。
はじめはこんなに小さな稲でしたが、今のところ、なんとか順調に成長している・・・のかな?
無事「里山の生きもの展」で活躍してくれることを祈って、特別展の準備を進めていきたいと思います。
素通りなんかさせないゼ!!(第1回)
ねったいかんには様々な植物がありますが、どうしてもきれいな花や、おいしそうな実に注目しがちですよね。
でも中には地味かも知れませんが、「これは!」という植物が結構あります。
言い換えると「玄人好みの植物」ということになるでしょうか。
そんなちょっと渋くて愛らしい子たちを不定期に紹介していきたいと思います。
第1回目は「ディノクロア・スカンデンス」(Dinochloa scandens)です。
イネ科の竹の仲間で、分布はマレーシア・ベトナム・フィリピン・オーストラリアです。
それでは、地下の水族館から階段を上がり温室へ。正面の壁を見上げてみましょう。
そうなんです。竹は竹でもつる性の竹なんです。ジグザグに伸びながらまわりに生えている樹木にからまって登ります。
ふつう、竹類の多くは竹の子が伸びきって生長が止まると、それ以上高くはならないのですが、ディノクロアは違います。
どんどん伸びます。ねったいかんでは屋上付近の窓にまで達しています。
え?そんなの竹じゃないって?ところが…
ちゃんと竹の子が生えるんです。確かに竹ですよね。
日本で一般的に見られるモウソウチク(Phyllostachys pubescens)は3~5月に竹の子が生えますが、
ディノクロアは10月に入ってから生えてきました。残念ながら食べておいしい!と聞いたことはありません…。
また写真のように竹の子が親株のすぐ近くから生えてきます。他の竹類にありがちな根が遠くまで伸びていって、
お隣の庭に生えちゃった!という心配もありません。
海外では造園的にも利用され、アーチを作るのに用いたりしています。
あなたのお庭にも是非!と言いたいところですが、寒さに弱いため日本では沖縄あたりまで南下しないと、もたないと思われます。
ねったいかんならいつでもご覧いただけます。ぜひ、ご自身の目でお確かめください。 (M記)
ちゃんと見えてるヨ。
前回のつぶやき話に続き、今回も潜水中に水中カメラで撮影した写真をご紹介。
よく、お客様が水槽の魚やカメをみながら
「こっち見えてるのかなー?」
とおっしゃっていることがあります。
答えを先に言ってしまうと、ちゃーんと見えてますヨ!!!
(全ての水族館の全ての水槽において、という訳ではないのですが・・・)
ねったいかんのチンアナゴの水槽と、ヒマンチュラ・チャオプラヤのいる池水槽の中から撮った写真をご紹介しましょう。
チンアナゴの水槽の中から撮った写真がこちら。
向かい側にある水草の水槽もくっきり、少し離れたところにあるサンゴの水槽や消火栓もくっきり!
池水槽の中から撮ったものがこちら。
みなさまがよく座ってらっしゃるベンチも、向かいにあるムツアシガメのおうちも、そして作業中の植栽スタッフのMさんの姿も
よーく見えているのがわかるかと思います。
水槽の中の生き物たちから、皆さんの姿もちゃんと見えてるんですよ。
池水槽のボルネオカワガメのボルタンは、水槽の中からこちらをじーっと覗きこんでくることがありますので、その際はぜひ
ボルタンのつぶらな瞳を見つめかえしてあげてくださいね。
ボルタンと言葉は交わせなくとも、心と心は通じ合うかも!?