ヘリコニア ロストラタが咲いています(見どころ情報6月13日号)

熱帯らしい真っ赤な色合いのヘリコニア ロストラタが咲いています。
ヘリコニア ロストラタ Heliconia Rostrata
黄色と白のパキスタキス ルテアもきれいです。
パキスタキス ルテア Pachystachys lutea
香りの良いプルメリアとギンコウボクも咲いています。
見つけたら、ぜひ香りを楽しみましょう。
プルメリア Plumeria
ギンコウボク Michelia alba
冷室ではメディニラ スペキオーサが咲いています。
つぼみがドンドン出てきているので、冷室の階段がピンクのトンネルになりそうです。
メディニラ スペキオーサ Medinilla speciosa
また、イワタバコ科のきれいな花々が咲いています。
マツムラソウ Titanotrichum oldhamii
ストレプトカーパス Streptocarpus

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.06.13

香りをもとめて

 今回はねったいかんの香りに注目して温室内を歩いてみたいと思います。
地下水族館から階段を上がってすぐ、うっすらと甘い香り。 バニラです。
昨年、実を付けてから約1年をかけ自然発酵しました。
 
根がむき出しのラン、バンダが咲いています。 鼻を近づけてみると… 香りはしません。
 
白からピンク、そして紅色へと色変わりするシクンシ。 こちらもほんのり甘い香り
エキゾッチックな香りがただよっています。 どこからかな・・・?   ギンコウボクでした。
かすかになにか香ってるような…?  世界最大のフルーツ、ジャックフルーツ
 
カカオノキにも実がなっています。 チョコレートの香りは・・・しませんでした。 
冷室をぬけて、回廊へ。
イランイラン
ねじれて垂れ下がる長い花弁(かべん:花びら)。 色は目立ちませんね。 緑色。 徐々に黄色に変化します。
香水の原料にも使われ、クレオパトラも愛した香りといわれています。
どうでしょうか…。 うん。 いい香り。
クレオパトラも…なんて聞いてしまうと高貴な香りに感じてしまいます。
 
プルメリア。 種類によって、少しずつ香りが違うようです。
 
南国の花の代表、ハイビスカス。 どれどれ、トロピカルな香りが・・・しませんね。
 
外の花壇にはセンテッドゼラニウムがモリモリ。
こちらは花ではなく、葉をふれるとフワッといい香り。 癒されます。
たくさん香りを楽しんできました。
花はすべてに香りがあるわけではないんですね。
私たち人間には感じなくても、受粉をしてくれる虫たちには感じるもの、実や葉から香りがするもの、いい香り、
いやな香り、いろいろです。

それぞれ、アピールの仕方が違うのは人間も植物も同じなのかもしれませんね。
ぜひ、香りに注目して温室内をまわってみて下さい。
夕方から強く香る花も多いので、夕方からがおすすめです。
                                                (H記)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.06.12

コンゴウフグのビフォアアフター

前回のマンジュウイシモチのビフォアアフターに引き続き、今回もお魚ビフォアアフターです。
今回のターゲットは・・・コンゴウフグ
コンゴウフグは、ハコフグの仲間で、頭に角が生えている黄色いお魚さんです。
ほかのハコフグと同様、おちょぼ口がとってもかわいいです。
さて、コンゴウフグは生まれたときから角が生えているわけではありません。
小さい頃はコロコロのサイコロみたいな形をしています。
一辺が1cmくらいの、チビチビサイズ。
よたよた~、ふわふわ~と一生懸命およぐ姿は、ずーっと見ていてもあきません。
「がんばって!」 とつい声をかけたくなります。
成長してくるとだんだん頭と体の後ろのほうがニョキニョキッと伸びてきます。
これはこれでかわいい~。
この写真のころで5cmくらいだったかな。
そして、3年たった今、こんなに大きくなりました!
ど~んっ!
大きい!
そして、やっぱり・・・。
小さい時期のほうがかわいかった・・・ような・・・。
いやいや、今は今で眼の色もきれいだし、相変わらずヨタヨタ泳ぐ姿も、おちょぼ口もかわいいんです。
・・・でも、お客様にも言われちゃいました。
「ずいぶん大きくなりましたね。前に見たときはもっと小さくて、鮮やかな黄色をしていてかわいかったんですけど・・・。」
と。
ですよね、ですよね。
でもしょうがないんです。
私たち人間だっておんなじですから。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.06.09

マンジュウイシモチのビフォアアフター

先日、新しい魚たちがねったいかんの水そうにやってきました。
そのうちのひとつが「マンジュウイシモチ」というお魚。
体がまるくておまんじゅうみたいなので、マンジュウイシモチという名前になったそうです。
いやいや、こんなに斬新(ざんしん)な模様をしてるんだから、もっとオシャレなかんじの名前をつけてあげたらよかったのに!
そう思うのは、私だけでしょうか?
ちなみに、英語では「Pajama cardinalfish」、パジャマ模様のテンジクダイという名前がついています。
おー、上着が黄色でズボンが赤い水玉の可愛いパジャマ。なるほどなるほど。英名のほうが納得です。
さてさて、話はもとにもどり、今回ねったいかんに来たのはまだまだ小さなマンジュウイシモチです。
いやー、カワイイですなぁ~。
そして同じ水そうには、ずーっとこのねったいかんの水そうで暮らしてきたマンジュウイシモチもいます。
それがこちら。
うーん・・・なんだか色がくすんで・・・ごつくなって・・・小さい頃のほうがかわいいなぁ・・・。
というのが正直な感想。
犬だって、猫だって、鳥だって、やっぱり小さい頃がかわいい。
さかなもおんなじかー。
かく言う私も、小さい頃は出かけた先で「写真のモデルになってもらえませんか?」と声をかけられるほど、
天使のようにかわいらしかったそう。
今はというと・・・。
私だって人(魚?)のこと言えないか。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.06.03

久しぶりにやります!

前回からずいぶんと間があいてしまいましたが、久しぶりにねったいかんの人気イベント「ダイオウグソクムシのエサやり」
行います!
日にちは6月27日土曜日
いつもどおり3時からの「さかなのえさの時間」のあとにやりますので、だいたい3時30分か40分頃スタートになるかと思います。
前回が2月14日のバレンタインだったので・・・4ヶ月ぶりですか!
ずいぶんとお腹をすかせてしまっているかも?
きっと今回はモグモグとたくさん食べてくれると思います。
ダイオウグソクムシのエサを食べているところを見てみたい方はぜひ!
そしてその日はもうひとつイベントがあります。
講演会「東京湾にすむ生き物たち」です。
横浜・八景島シーパラダイスの飼育係の方が、東京湾にすむ生き物について楽しいお話を聞かせてくれます。
こちらは時間が1時30分から2時30分。
なので、6月27日はお昼過ぎからねったいかんに遊びに来ると、講演会を聞き、さかなのエサの時間を見て、
さらにダイオウグソクムシのエサやりも見れるという、超お得な日になりますよ~!
皆さま、お待ちしておりまーす!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.05.30

なんと魅惑的な花色でしょう!

待ちに待ったジャカランダ Jacaranda mimosifolia が一輪咲き始めました!
2015年5月23日です。
新宿御苑の温室改修工事に伴う植物移譲で温室から屋外に移植して待つこと3年の2012年に、初めて花を咲かせました。
その前回の初花から待つこと、また3年。
前回はたった1房だったのが、今年は9本の花穂のツボミを確認しています。
円錐状の花穂から次々に青紫色の花が咲いていきます。
ジャカランダは
ホウオウボク
カエンボク
と並んで、世界3大花木と称され、アルゼンチンの国花になっています。
現在では、熱帯や亜熱帯地方に多く植えられ、青いサクラのようだと称される方も。
海外でご覧になった方は、ぜひもういちど見たい・・・。とどなたもおっしゃっています。
日本でも宮崎や熱海、近くでは新河岸川の「中の橋」近くの河川敷に、熱心な住民の方々努力で都が20本ほど植栽されたとか・・・。
花は今年は ? のようですが。
地球温暖化の影響で東京でも屋外で育ってしまうのは考え物ですが、きれいな花や珍しい花が咲くのはうれしいものです。
待ちに待った花ならなおさらのこと。
もう一つ、うれしいお知らせです。
ヒスイカズラがたっくさん花芽を付けています。
勾玉のような花を次々に咲かすのですが、花茎といっても花の咲き始めのところから下までなんと1.4メートルもあります。
いったいいくつ花をつけるの?
アーチにもたくさんの花芽がありますのでぜひご覧ください!
冷室のランもセロジネ・パンドュラータやツニアも咲き始めましたよ。
                                                  k記

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.05.24

アナゴたちのお引越し

気がつけば、1ヶ月以上つぶやき話が停滞していました・・・すみません。
久々のつぶやき話いってみよー!
22日に、新しいニシキアナゴとチンアナゴが5匹ずつやってきました。
チンアナゴ
ニシキアナゴ
やってきた生き物たちを水そうに移す際には、ドボーン!とお水にいきなり入れる訳ではありません。
「水あわせ」といって、生き物の入っているビニール袋の水と水そうの水の水温や水質を少しずつ混ぜてあわせていく作業をします。
急に水温や水質の違う水に入れると、生き物たちが病気になってしまったり、死んでしまったりすることがあるのです。
水あわせをしながら、神様から声が聞こえてきました。
「アナゴたちの全身や、袋から出て砂にもぐっていく様子を動画にとってアップしてみてはどうかね?」
そうそう、お客様からよく、「全体が見たい」とか「どうやって砂に潜っていくの?」などとご意見をもらうことも多いのです。
ということで、ねったいかんスタッフのIさんに協力してもらって、動画を撮影することに。
それでは、こちらをご覧下さい!
アナゴたちはこんなに長くって、こんな風にしてお砂にもぐっていくんですよー。

You Tubeでご覧になる方はコチラ
どうですか? 最後にスポッとかくれるシーンがこりゃまたカワイイ!
ということで、つぶやき話、これからもがんばるぞっと。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.05.24

香る花々(見どころ情報5月21日号)

このところ真夏のような暑さで、先日は真夏日となりました。
人間にとってはつらい暑さですが、熱帯の植物たちはぞくぞくと花を咲かせています。
その中でも、香る植物をご紹介します。
ハワイの首飾りレイにももちいられる人気の高いプルメリア。
プルメリア Plumeria
夕方ころに甘い香りをただよわせるシクンシ。
シクンシ Quisqualis indica
精油としても人気の高いイランイラン。
イランイラン Cananga odorata
見た目も香りも清楚でさわやかなヤエサンユウカ。
ヤエサンユウカ Tabernaemontana divaricata
アイスでおなじみのバニラ。
花も咲いてますが、あの甘い香りは熟した実からかおります。
バニラ Vanilla
他にもさまざまな花が咲いています。
5月初めごろに一度咲き終わってしまったヒスイカズラが、また咲き始めました。
つぼみが続々とたくさん出てきているので、しばらく楽しめそうです。
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
暑いところが苦手な方は、山の植生を再現している冷室へどうぞ!
こちらでも、様々な花を楽しめます。
レースフラワーバイン Alsobia dianthiflora

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.05.21

いまどきの「苦手な野菜!」

GWも終わり、「緑のカーテンと旬の野菜」の企画展も終わりました。
野菜や緑のカーテン用の苗など、たくさんお買い上げいただき、ありがとうございました。
まだ、植えられてない方はこれからでも間に合いますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
苗は引き続きねったいかんで販売していますのでぜひご利用下さい。
企画展期間中に「苦手な野菜を教えて!」のコーナーの中で皆さんに苦手野菜を短冊に書いてはっていただきました。
その結果をジャジャ~ン!発表いたします。
1位 なす
2位 ピーマン
3位 ゴーヤー
4位 パブリカ
5位 トマト

この後にはたまねぎ、しいたけ、セロリ、ブロッコリーなどと続きますが、
昔の苦手野菜のナンバー1だったニンジンがなんと2人しかいませんでした。
こうしてみると体を冷やすとされる夏野菜が苦手な人が多いことがわかりますね。
苦手野菜の克服法や工夫もたくさん書いていただき、ありがとうございました。
一部を紹介しますと、
1. みんなでたべるとおいしいです!
2. おかあさんがつくってくれるものはみんなすきっ!
3. 大人になったらゴーヤーに挑戦する。
4. 浅漬けと胡麻和えとお味噌汁にするとだいたい食べます。
5. ポトフ、カレー、春まきなどに細かくして入れる。
6. 油で揚げる。
7. マヨネーズやドレッシングでたべる。
8. 好きなものと一緒にたべる
9. 鼻をつまんでたべる。    
などなどたくさん書いていただきました。
また、5月9日の 「太陽いっぱいのミラクル野菜」 での試食会では高山厚子先生に作っていただいた、
ゴーヤー入りのドーナッツや野菜いっぱいの焼春まき、野菜いっぱいのちらしずし、アロエベラのお刺身、へちまのサラダなど、
どれもみなさんにおいしく食べていただきました。
人は葉緑素を作り出すことができないので、植物の力を借りて体を維持しています。
大人になると野菜食べなさい!って医者くらいしか言ってくれませんが、両手いっぱいの野菜をいただき、元気に過ごしましょう!
PS: 花壇のジャカランダや温室内のヒスイカズラに今まで以上の花芽が付いています。
ぜひ見に来てくださいね。

                                
                                             IK 記

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.05.17

春の紅葉 (見どころ情報5月5日号)

紅葉と言ったら秋ですが、今、ねったいかんで紅葉しているのがセイロンニッケイです。
日本にも秋以外に紅葉する植物は多くあります。
これは新芽が紅葉しているのです。
新芽を強い光から守るための物質がふくまれているので赤いのです。
セイロンニッケイ Cinnamomum verum
世界一、大きくなる実ジャックフルーツや、チョコレートの原料カカオの実もご覧になれます。
パラミツ(別名ジャックフルーツ) Artocarpus heterophyllus
カカオ Theobroma cacao
冷室では鮮やかなメディニラ マグニフィカが咲いています。
メディニラ マグニフィカ Medinilla magnifica
メディニラ マグニフィカ Medinilla magnifica
他にも、パフィオペダルム(別名 貴婦人のスリッパ)やパキスタキス ルテア、プルメリアなどが咲いています。
パフィオペダルム Paphiopedilum
パキスタキス ルテア Pachystachys lutea
プルメリア Plumeria
また、ヘリコニア ロストラータはツボミが出てきています。開花が楽しみですね。
ヘリコニア ロストラータ Heliconia Rostrata
昨年の様子

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.05.05
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