ねったいかん生まれの生き物 その2

前回のつぶやき話では、ねったいかんで生まれ育ったトラザメのデビューについてお話ししましたが、
実はもう一種類、バックヤードで大事に大事に育てている赤ちゃんがいます。
何のお魚さんかというと、皆さまの大好きなカクレクマノミです。
そのカクレクマノミの産卵から成長の様子を、数回にわけて、つぶやき話で紹介していこうと思います。
第一回は卵を産み付けるところから動画で紹介しましょう。
産卵は2014年の10月。

お母さんクマノミは大きい方。お腹がパンパンに膨らんでいますね。
よーくみると、お腹から産卵管が出ています。
真ん中の白いバンドのところから、ちょろっと出ているのがわかりますか?
卵を産む場所の岩のお掃除をしたり、イソギンチャクが邪魔にならないようによけたりして、産卵の準備をしています。
そのあと、お腹を岩にこすりつけるようにして、オレンジ色の卵を産み付けていきます。

30分もすれば、こんなにたくさん!

何百個くらいあるかなー。
それでは次回は、その卵が徐々に変化していく様子をご紹介したいと思います。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2016.01.26

ねったいかん生まれです。

タカアシガニのいる水槽にて、久しぶりにサメを展示しています。
「トラザメ」というサメで、大きくなっても50㎝くらいの小型のサメです。
展示しているのは、実はねったいかん生まれのトラザメの子供。
お母さんのトラザメが卵を産んだのが約5年前なのですが、それから1年ほどかけて卵の中で成長し、孵化します。
その時の大きさはチビチビサイズの約8㎝。
その状態で展示水槽に放つと、ほかの魚やカニに食べられちゃうので、大事に大事に「ろ過槽」という水をきれいにする水槽の中で育てていました。
3~4年かけて25~30㎝ほどに成長しましたので、そろそろ大丈夫だろうということで、展示水槽へ。
やっと出番がきたぞー!
が、しかし。
今まで同じトラザメの赤ちゃんしかいなかった平和な世界から、タカアシガニやカサゴなど自分よりも大きな生き物のいる世界へやってきて、ちょっとドキドキしているようです。
岩の上や水槽の隅っこでひっそりとしていることも・・・。
ぜひ見に来てあげてくださいね~。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2016.01.22

カリアンドラ開花中(見どころ情報1月20日号)

陽の光に、キラキラ輝いて、紅白で咲いています。

カリアンドラ ハエマトケファラ Calliandra haematocephala

カリアンドラ ハエマトケファラ(園芸種)Calliandra haematocephala cv.Albiflora

お知らせ | 更新日:2016.01.22

育ててみましょう♪らん♪ラン♪蘭♪

先日の大雪?の際は、お疲れ様でした。久々の雪かきで少々筋肉痛になりました。
都心は5cm位とのことでしたが、高島平は10cm近くあったのではと思います。
道路の一部がアイスバーンになっていますので、皆さん気を付けてくださいね。
さて、1月2日から開催しておりました、恒例のらん・ラン・蘭展2016は終了いたしました。
たくさんの方々にご来館いただきまして、ありがとうございました。
ええっ!らん展終わっちゃったの~?という方のために今週24日までは、育てよう・広めよう緑②で「ランの育て方」を実施しています。
土曜日まではちょこっとガイドも実施しています。
期間中3,500円で販売していたシンビジュームも1,500円!開花中のセロジネがなんと300円!オンシジューム(アロハイワナガ)が250円!などなどありえない、びっくり!価格となっております。数に限りがあります。お早目にいらして下さいね。
育て方も植栽スタッフにどんどん聞いちゃってください。お待ちしています。
また、育てるのはど~も・・・という方には現在、館内にたくさんのランが咲いていますので、暖かい館内でごゆっくり散策などをお楽しみ下さい。
エピデンドラム
オンシジューム
マスデバリア
ジゴペタルム 紫小町
デンドロキラム
バンダ
パフィオペダルム
                                                                  K記

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2016.01.22

さかなクンがねったいかんにやってきました!

なななんと!12月22日(火)に、さかなクンがねったいかんにやってきました!
「ドラGO!」という、テレビ東京の番組の撮影で、東京の水族館を紹介するということで、なぜか(?)このねったいかんにも白羽の矢がたったわけです。
「東京の穴場的水族館」ということでしょうか・・・。
さかなクンは、ヒマンチュラ・チャオプラヤのチャオを見て、とっても喜んでくれました~。
そして撮影後には、ねったいかんに色紙も描いてくれて・・・。
嬉しい~!
この色紙は1Fのエントランスに飾ろうと思いますので、次回お越しの際、ぜひ見てみてください!
超上手ですよ~。
忙しいのに、色紙を描いて、写真も撮って、そして近くにいる子供たちにオリジナルシールをプレゼントするなど、サービス精神旺盛で、いい人!ほんといい人!
放送は来年2月7日(日)の午後6時からの予定です。
ぜひぜひ見てみてくださいね~。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.12.25

夜のねったいかん

久々のつぶやき話です。
12月19日にねったいかんで初めてのイベント、「夜の水族館&植物園」を開催しました。
普段は6時に閉まってしまうねったいかんですが、参加されるお客さまだけ特別に、閉館後の館内を探検できるイベントです。
水族館では、照明を消して暗くなった水槽を観察。
さてさて、どんな変化があるのかな~。
こちらはチンアナゴたちの水槽。
昼はお砂の中からお顔を出していたチンアナゴたちは、みんなすっかり砂の中。
優雅に泳いでいたハゼたちもみんな岩陰に隠れてしまっています。
だれ~もいない水槽みたいですね。
こちらはカラフルな熱帯魚が泳いでいる水槽。
そしてこちらも、魚たちはみんな岩陰にかくれてしまい、がらーんとしています。
サザナミフグが岩にはさまって寝ていました。
昼間はふわふわと流れになびいているサンゴもこのとおり。
きゅっとしぼんで縮こまっていますね。
そうなんです、夜の水族館というのは、魚たちも隠れてしまうし、そんなに面白いものではないんですね~。
夜行性のサメがいれば話は別ですが・・・。
ともあれ、普段は見られない夜の水族館をお客さまは楽しんでいただけたようです。
このイベントはお客さまからの応募も非常に多く、残念ながら参加できなかった方もいらっしゃったので、また機会を見つけて実施したいと思います。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.12.23

いやします クリスマス!!! 

早いもので2015年最後の月、12月です。 
12月といえば!!! クリスマス!!!ですね。 
ねったいかんもクリスマス気分満載。
冬の花の代表、シクラメンやポインセチアでみな様をおでむかえ。
2階展示室では企画展示「いやします クリスマス」開催中。
花には、いやし効果があると言われています。お部屋の中にお花が一鉢、いや一輪あるだけでホッとしませんか?
展示室にはクリスマス気分を彩る花たちでいっぱいです。
そして、奥にはミニプラネタリウムがあり、暗闇のなか、浮かび上がるクラゲと星空をゆったり眺めることができます。静かな音楽とアロマの香り、クラゲのユラユラ感はいやし効果抜群です。
 クリスマスと言えば、ポインセチア。ポインセチアも王道の赤だけではなく、ピンク、レモン色、白やフリルになっているものなど、いろいろな品種があります。
花びらのように見える部分はガク。花は中央に小さくかたまっている部分です。
シクラメンも多種多彩。従来通りの上に反り返るタイプ、フリル咲き、八重咲き、寒さに強いガーデンシクラメン、ミニミニサイズなど。なかでも、おすすめなのが、ミニシクラメン アンジュ。上向きに咲く新品種。葉っぱもとてもきれいです。
その他、冬の寄せ植えにピッタリの苗なども用意しています。
販売もしていますので、せひこの機会に寄せ植えに挑戦してみませんか?
 
寒い冬のひととき、ねったいかんへホッと一息あたたまりに、そして、たくさんいやされにいらして下さい。
「いやします クリスマス」 ~25日までです。お待ちしていま~す。
                                 
                                             (H記)  

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.12.23

あなたはイヌ派?ネコ派?

つい先日、ペットとして飼育するイヌとネコの割合が同じになってきたとのニュースが流れていました。高齢化等でイヌを散歩させるのが難しくなってきていることが大きな要因のようです。 あなたはイヌ派?それともネコ派?
ねったいかんスタッフの中で、あなたはイヌ派?ネコ派?のアンケートをとったところ、どちらも同じ位好き、どちらも苦手という人を除き、なんと!まったく同数の結果となりました。
さて、植物の中には、イヌやネコの名前がつくものがあります。
植物の中では、イヌ派は残念!!としか言いようがありません。なぜって、イヌ○○は、小さくて劣っているものというニュアンスで、名前がつけられているものがほとんどだからです。
ねったいかんにはハマイヌビワ(Ficus virgate) クワ科やイヌニッケイ(Cinnamomum iners) クスノキ科があります。
 
ハマイヌビワ(Ficus virgate) クワ科
イヌニッケイ(Cinnamomum iners) クスノキ科
ハマイヌビワといってもビワの仲間ではなく、イチジクの仲間です。「実が小さいだけで勝手に名前をつけやがって!プンプン」、イヌニッケイも「香が弱いからってなにさっ!」という文句が聞こえてきそうです。
かわって今、ねったいかんで咲いている植物は
ネコノヒゲ(Orthosiphon aristatus) シソ科
ブラックキャット(Tacca chantrieri) タシロイモ科
ネコノヒゲ(Orthosiphon aristatus) シソ科
ブラックキャット(Tacca chantrieri) タシロイモ科
ブラックキャットなどはネコそっくりですよね。ちなみに私はネコ派です。我が家にはイヌもネコもいましたが、やっぱりネコなで声には勝てませんでした。ネコがいた時は新鮮な赤身のマグロは私の口に入ったためしがなく、ねこまたぎの半額セールのマグロしか食べられませんでした。ねこっかわいがりしたなつかしい思い出です。
ちなみに、植物好きはネコ派が多いというのが私の持論ですが、偏見でしょうか?
                                          
                                            K記

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.11.25

チンアナゴのうんち

本日11月1日にチンアナゴをもっと好きになるイベント、「もっとチンアナゴ」を実施いたしました。
参加者数は13名。
普段は見れないチンアナゴの全身や泳ぐ姿、砂にもぐる姿などを見て、楽しんでいただけたようです。
そのイベントの中でも、特に大きな歓声があがった(私だけかも?)のが、うんちのシーン
イベント中にはえさをあげて数分後に2匹のニシキアナゴが、プリプリプリ・・・っと(笑)
思わず笑っちゃいます。
さてさて、どうやってうんちするのかって!?
ちゃんと動画にとってありますので、公開いたしましょう!
ねったいかんのチンアナゴ、ニシキアナゴのうんちのシーンはこちら!!!

You tubeから見る方はコチラをクリック

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体のわりに、意外と太い。(笑)
そして、おなかに力を入れてきばっているのが、なんとなーくわかるような・・・(笑)
数週間、チンアナゴたちのうんちシーンを追ってきた私には、もうなんとなくわかります。
「あ、この子そろそろうんちする!」と。
わかって得することって特にないんですけどね~。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2015.11.01

ビワとビワモドキの近いようで遠い関係

 昨年、開館以来じつに20年かけて初開花したビワモドキ(Dillenia indica・ビワモドキ科)。
今年は花芽をつけてくれるのか…?
心配していましたが、8月下旬には無事1個目の花芽(つぼみ)を発見!!その後も次々と着蕾(つぼみがつく)し、
今では順調に開花しています。
でも、こんな立派な花なのに1日で散ってしまいます。見られたらラッキーですよ!
ところで、ビワモドキの 「モドキ」ってことば、なんかビワ(Eriobotrya japonica・バラ科)よりおとっているみたいに感じませんか?
果実を見てみましょう。
ビワの果実はみなさん食べたことがありますよね。 とってもジューシーでおいしいです。
ビワモドキの実はというと… こんな感じです。 ツボミを大きくしたようですね。
ビワモドキの別名をゾウノリンゴといいます。
野生のゾウが果実を好んで食べることから、この名がついたといわれています。
果実には酸味があり、インドではゼリーやジャムに使いますが、そのまま食べてもあまりおいしくないようです。
花はどうでしょう。
こちらがビワの花です。ちょうど今くらいの時期から翌年1月くらいまで咲き続けます。
最後に葉を見てみましょう。
左がビワの葉、右がビワモドキの葉です。
なるほど。
この「モドキ」は葉のことを指しているのですね。
こうしてくらべると、葉が似ているだけで、果実と花はまったくちがう、別々の植物であることが分かります。
「ビワ」と「ビワモドキ」それぞれ魅力があって、優劣つけがたいですよね。
「ビワモドキ」じゃなくて、「ゾウノリンゴ」という名前のほうが、ビワモドキはうれしいんじゃないかな、
と勝手に思ってしまう私でした。
         
                                           (M記)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2015.11.01
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