さすらいイソギンチャク

みなさまはお引越したことがありますか?
私は今まで大学や仕事の関係で4回ほど引越をしたことがあるのですが、今、ねったいかんでも引越シーズンが到来している水槽があります。
クマノミたちのいる水槽のイソギンチャクが、このところ頻繁にお引越をしているんです。
これは今日の朝、撮った写真です。
ハタゴイソギンチャクが左右にふたつ、そしてタマイタダキイソギンチャクが左のハタゴイソギンチャクの下に写っています。
2つのハタゴイソギンチャクは以前はこんな近くにいたんです。
しかし、左のイソギンチャクがあまり居場所が気に入らなかったのか、ある日モゾモゾと右に行ったり、左に行ったり
移動しはじめたのです。
また、タマイタダキイソギンチャクもよくお引越しています。
なんと、水槽の横の壁によじのぼってしまったこともありました!
そしてハタゴイソギンチャクの中では3匹のカクレクマノミファミリーが生活しているのですが、クマノミたちも2つの
イソギンチャクの間を行ったり来たり、こちらもよくお引越しています。
皆さんが来るときにはイソギンチャクたちは安住の地を見つけられているでしょうか?
イソギンチャクたちのさすらいの旅はまだしばらく続きそうです。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.05.09

とんとんみーのおなか側

ゴールデンウィーク、みなさまいかがお過ごしですか?
3~6日の後半戦、ねったいかんでもいろいろなイベントが開催されますので、みなさまぜひおこしください!
さて、2Fの企画展示室では現在、「緑のカーテンと沖縄の植物」が開催されています。
植物メインの展示ですが、生き物もいくつか展示中。
そのうちのひとつが「とんとんみー」。
とんとんみー」とは「ミナミトビハゼ」の沖縄名です。
とんとんみーは、お魚なのに陸上で生活できる変わった魚で、陸上をぴょんぴょんはねるカワイイ姿にメロメロになる方も多いはず。
器用に岩の上で休憩したり、時には水槽のガラス面にくっついちゃうこともある、とんとんみー。
さて、とんとんみーはどうして不安定な場所や垂直な場所にもはりついていられるのでしょうか・・・?
この写真を見てみてください。
胸ビレとおなかのヒレをきゅっとはりつけてくっついているのです。
ヒレが吸盤のような役割をしているのですね。
そして不安定な場所でも胸ヒレとおなかのヒレで上手にバランスをとっているようです。
ねったいかんでは水族館ゾーンでも とんとんみー を展示していますが、今は2Fの企画展示室でも展示していて、
2Fのほうがより間近に見られます。
また、沖縄の雰囲気満載で企画展開催中ですので、沖縄気分を満喫しに遊びに来てくださいネ!
「待ってるよ!」byとんとんみー

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.05.01

ねったいかんにオジサンがやってきました!!!

ごぶさたしておりました。
最近なかなかつぶやき話のネタが降ってこず、編集者に追われる作家さんの気分を味わっていた4月です。
久しぶりのつぶやき話、がんばるぞー!!!
タイトルの通り、最近ねったいかんにオジサンがやってきました。
「何言ってんの。公共の施設なんだから、おじさんだって来るに決まってるじゃない!」
と思った方。
おじさんはおじさんでも、こっちの「オジサン」です。
なんと、「オジサン」という名前のお魚さんがいるんです!!!
なんともかわいそうな名前を付けられてしまったお魚さん。
「いやいや、この名前にもきっと何か深い由来があるはず・・・。」
いーえ、ありません。
「ヒゲが生えてておじさんみたいだから。」
これが名前の由来です!
ねったいかんにいるのはまだ5cmくらいのオジサン。
小さくてもオジサン。
生まれたときからオジサン。
・・・「オジサン」という名前なだけで、おもしろくなってしまう不思議なお魚です。
それではオジサンの写真コーナーいってみよー!!!
ヒゲが生えてるからオジサン。
ヒゲでごはんを探すオジサン。
超スピードで必死に探すオジサン。
すみずみまで探すオジサン。
つぶらな瞳のオジサン。
2匹そろってオジサンズ!?
3匹そろってオジサン隊!?
でもたまーに一人になりたいオジサン。
おそうじされるオジサン。
どうですか?
何をやってもおもしろい「オジサン」。
他の魚にはとうていマネのできないすばらしい長所だと私は思います。
ちなみに、ヒゲは感覚器で、エサを探すのにとっても役立ちます。
つぶやきスランプだった私を救ってくれたオジサン。
心から感謝します。
ありがとう!!!オジサン!!!!!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.04.24

リベンジ!ゼブラハゼの写真撮影

春休み企画展「あぶない!?水族館」も絶好調。
今週末からは「サメにタッチ」も毎日やります!(4月7日まで)
さて、最近、魚や植物の写真を撮るために新しいカメラを購入しました。
今までは普通のデジカメで撮影していたのですが、水族館はもとから照明が暗いうえに、生き物たちはみんな動きが
早いため写真を撮るのにもとっても苦労していたのです・・・。
今回購入したカメラはデジタル一眼レフ!!!
暗いところでもちゃんと撮れてシャッター速度も速いため、ブレにくい。しかもオートフォーカス機能も優れていて、
ピントがズバッ!と合います!!!
それでは今までのカメラと新しいカメラの性能の違いを実感していただきましょう。
2012年4月16日のつぶやき話「私にとっての癒し水槽」で、ゼブラハゼの体色、ヒレの美しさについてつぶやいたのですが、
写真が申し訳ないくらいうまく撮れなかったものです・・・。
これがそのときのゼブラハゼの写真。
ぼやーっしている・・・。
でも、新しいカメラだとこんなにくっきり!!!
どうですか!この違い!!!
カメラ初心者の私でも、驚くくらいきれいに撮れる!!!
そしてきれいに撮れるとなんだかすごい達成感!!!
水族館担当者のつぶやき話、植物担当者のこぼれ話の写真をはじめ、館内の掲示物や缶バッジの写真も、
やっぱりきれいな写真のほうがいい!
よりよいものをみなさまに提供できるように、新しいカメラとともにがんばります!!!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.03.24

あぶない!?水族館でこんなのやってます

春休み特別展「あぶない!?水族館」 がスタートして1週間。
今日も「サメにタッチ!」のイベントは大にぎわいです!
当初は土・日・祝日の11時からと14時から、各回30分の予定でした・・・。
でも、せっかくこんなにたくさんのお客様が楽しんでくれているので、イベントの開催日を増やすことに!
3月23日(土)から4月7日(日)までは、毎日「サメにタッチ!」やります!!!(休館日の月曜日は除く)
せっかくの春休みなので、平日にもぜひ遊びに来てください!そしてサメにさわってみましょう!
「あぶない!?水族館」にはもうひとつ、大にぎわいコーナーがあります。
コレ。
ガチャガチャコーナーを設置しています。
その名も 「毒どく!?ドキドキ!!ガチャガチャ」
毒のある生きものや危ない生きものにまつわる色々なものが当たります。
例えばこんなものです。
上から、ねったいかん特製、「あぶない!?生きもの」缶バッジ。
真ん中はヤドクガエルやホホジロザメのフィギュア。
そして一番下はなんと!
本物のサメの歯です!!!
「シロワニ」というサメの歯を、超レアアイテムとして入れてみました。
当たったお客様は、「はっ・・・!!!!」とまさかの大当たりに驚き、大喜びして帰られます・・・。
ねったいかんに遊びに来られる際はぜひぜひガチャガチャにチャレンジしてみてくださいネ!!!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.03.17

春休み特別展「あぶない!?水族館」スタート!!!

今日3月9日から、春休み特別展「あぶない!?水族館」がスタートしました!!!
かむ、刺す、しびれるなどする、水中や水のまわりにすむ危険な生きものたちを多数展示しています。
手前には磯にいるキケン生物や、海にいる、かわいいけどキケンな生き物などが展示されています。
これから暖かくなって、海へ遊びにいく方も増えるかなと思い、このような水槽を設置してみました。
そして奥にはこんなコーナーが・・・。
その名も「ねったいかんデンジャラスタウン」。
刺されるなどすると命に関わるような、超キケンな生きものたちがすむ街です。
街の住人はたとえばこんな方々。
  オニダルマオコゼ
  ヒョウモンダコ
  ヤドクガエル
そして土、日、祝にはサメタッチイベントもやります!!!
時間は11時からと14時からの各2回、約30分ずつやります。
「ドチザメという温厚なサメなのであぶなくないですよー」と案内しても、最初は手を出すのをためらう方が多数。
安全なので機会があれば、ぜひ、ねったいかんへ来て“サメ肌”を体感してみてくださいネ。
「あぶない!?水族館」は4月14日(日)まで開催中です!!!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.03.09

見つけられるかな?

少しずつ春が近づいてきている気配がするような、しないような今日この頃。
私は今「春休み特別展」の準備を命がけで(?)しています。
先日水槽をみていたときに、ナイスショットが撮れました。
その写真から、みなさまに問題です。
大きなハタゴイソギンチャクにかくれてくらしている生き物が、次の写真にうつっています。
何がかくれんぼしているか、わかるかな???
「はいはーい、知ってる!カクレクマノミでしょ!?」
そんな声が聞こえてきそうなところです。
まちがってはいませんが・・・大正解でもありません。
さぁ、よーく探してみてください。
もう1種類、どこかに何かかくれんぼしてないかな???
正解は・・・コレ!
イソギンチャクの根っこのほうに隠れていました。
透明な体をしたエビで、その名も「イソギンチャクカクレエビ」といいます。
年末年始の休館中に、このイソギンチャクとイソギンチャクといっしょに生活をしている生き物たちを他の水槽から
今の水槽に移動したのですが、その時に久々の再会をし、今でもたまーにこうやって姿を見せてくれることが
あります。
みなさんがねったいかんに遊びに来るときにもきっとかくれんぼしているはず!
ぜひ探してみてくださいネ!!!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.03.03

春休み特別展タイトル決定選手権

初めに前置きしておきますが・・・今回は生きもののお話ではありません。
しかもそのわりに長文ですので、おひまなときにお読みください。
つい先日のこと、ねったいかんの事務所では 特別展タイトル決定選手権 が開催されました。
じつはこれはねったいかん初の試み。
今までは特別展担当者でタイトルを相談していたのですが、たくさんの人から意見を出してもらったほうが
より良いものになるはず。
「たくさんのお客様が見に来たくなる、楽しそうで魅力的なタイトルをみんなで考えよう!」ということで、
各自が思いついた案を持ち寄り、その後みんなで意見を出しあって、より良いタイトルに仕上げることになり
ました。
今回タイトルを決める特別展は、危険な生きものを展示する春休みの特別展。
その日に出勤していたスタッフみんなで仕事をしながら頭の片隅で考えること、約3時間。
館長、副館長をはじめ、植栽担当者や受付の方々からも意見をいただき、こんなにたくさん出ました!
王道路線なものから、おもしろタイトルまでなんと34個!
例えば・・・
・毒生きもの 第2章~地獄からの生還~ ←数年前に一度「毒の生きもの展」をやっているので。
・The DOKU展
・キ・ケ・ンな生きもの~怖い!でも見たい!~
・ねったいかん危険警報発令中!!!2F企画展示室がもっとも危ないエリアだ!!!
・危険だヨ!アブナイ生きもの大集合
・デンジャラスクリーチャーズ~危険な生きものの世界~
・飼育係もドキドキ!?アブナイ水族館
・危険!発見!ねったいかん
・命がけで展示中!!あぶない水族館
などなど。
いろいろ考えているうちに、思考というものはたまに思いもよらない方向へ・・・。
こんなおもしろタイトルも出てきました!
・キケンなアパート満室です。
・高島平の中心で“危険!”と叫ぶ ←ねったいかんは板橋区の高島平にあります。でも中心ではありません。
・さす!かぶれる!!しびれる!!!
・NDC25 ←ねったいかん(N)デンジャラス(D)クリーチャーズ(C)の略。
・わけあって毒あります。
・言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン!展 ←私と同世代の方ならわかるハズ!?
・危険地帯vs安全地帯
・しびれてます なう。
などなど・・・(笑)。
遊んでるわけじゃないんです!ちゃんと真剣に議論したんです!
さて、最終的にどんなタイトルになったのかは、始まってからのお楽しみ☆
企画展の各コーナーのタイトルとして登場するものもあるかも!?
3月9日から4月14日までねったいかんの2Fで開催しますので、ぜひドキドキしながら遊びに来てくださいネ!

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.02.24

そういう見方もあるのね。

昨年末から、ねったいかんで影ながら注目度を急上昇させている生きものがいます。
このお魚です。
イズカサゴというお魚です。
比較的地味というか、「カワイイ!」というタイプではないお魚。
じつはこのお魚、釣りの世界ではけっこうレアものらしく、深場での釣りでたまーに釣れるそうです。
そしてすごく美味しくて、すごく高いそうです!
「オニカサゴ」と呼ぶ方もいらっしゃるそう。
私は釣りについては経験がほとんどないため、イズカサゴには全く注目していなかったのですが、
イズカサゴがどうやってエサをねらい、食べるのか。その一連の動作はイズカサゴをねらう釣り人には
すごく興味のある対象だそうなのです。
そしてその一連の動きを撮影した動画というのがほとんどまだ出回っていない、とのこと。
そのことが判明したのは、とある釣り雑誌の記者の方がたまたまねったいかんに遊びに来てくださった土曜日。
土曜日にはちょうど15時から「エサの時間」があり、「なんと、イズカサゴの捕食シーンがこんなところで
見られるなんて!」とその方は驚かれたそうです。
エサの時間のあいだ、じっとイズカサゴを観察したものの、残念なことにその日はイズカサゴはエサを食べ
ませんでした・・。
何度も何度もその方はねったいかんに足を運んでくださり、じーっとイズカサゴを観察する日が続きました。
そしてとうとうイズカサゴが「パクッ!」とエサを食べる日が!
動画でしっかり撮影をすることができ、大変満足されて帰られました。
そして後日、ねったいかんのイズカサゴが釣り雑誌の記事に載りました。
さらにその雑誌のHPでもイズカサゴの捕食シーンが動画でアップされたのです!
それからというもの、「オニカサゴを釣りたい!」という方々がイズカサゴの捕食シーンを見るために
ちらほらとねったいかんに遊びに来てくれるようになりました。
いやはや、釣りに無頓着(むとんちゃく)な私には、イズカサゴがこれほど脚光を浴びる日が来るとは思いもよらず・・・。
勉強になりました。
タカアシガニといっしょの水槽にいますので、次回来る際は、「あー、この魚か!」とイズカサゴを注目して見て
みてくださいね。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.02.11

ボルタン行方不明!?

最近、つぶやき話のアップ率が低下している・・・と反省しながら、本年2つ目のつぶやき話。
とある日のエサやりの時間、池水槽の生きものたちにごはんをあげようかなーと思っていたら、あれ?ボルタンがいない!!!
 いつもの場所に・・・
 いない!
あれ?あれれ?
いつもなら私の姿を見つけたら真下まで寄ってくるのにな・・・。
エサやりスポットからボルタンを探している間に、魚たちはエサを食べるモード全開になったので、とりあえずボルタン探しは
中断して魚たちにごはんを。
池の奥のほうに遊びに行ったのかなー・・・。
しばらくして水槽を見に行くと、いつものお気に入りの場所に帰ってきてました。
次の日、エサをあげようとしたらまたいない!朝はいたのに!
これはあとでちゃんと探さねば・・・と思いながらエサをあげていたときのこと。
石垣のすき間からこちらを見上げるボルタン発見!!!
いたー!!!
ボルタンのいたその場所はすこし“くぼみ”になっていて、どうやらその“くぼみ”がすごくお気に召した様子。
夜に寝るときなんかはいつもの場所にいるのですが、どうやら日中はそこの“くぼみ”にいることが多いみたい。
問題は、その場所がお客様からすごーーーーく見えにくいということ!!!
ボルタン!見えないよー!!!
・・・何とか対処しないとなー、と思っている今日この頃です。

水族館担当スタッフのつぶやき話 | 更新日:2013.01.25
ページの先頭へ戻る