『プルメリア大・解・体』~ルーペを片手に旅に出た②~
みなさんこんにちは~☀
今日はプルメリア(Plumeria)についてお話ししたいと思います。
みなさんプルメリアのおしべとめしべをみたことはありますか?
それでは手始めにお花をルーペで見てみましょう!
こんな、うぶ毛みたいな毛で覆われているんですね!
それではいよいよお花を解体してみましょう。
半分に切ってみると、、、おしべ発見!
めしべはどこかな?
おしべをそおっとはがしてみると、、、
めしべが現れてきました。
どうしてこのようにおしべとめしべがこんな花弁の奥深くに隠れているのでしょうか?
それはどうやらプルメリアの花の受粉を助けてくれるポリネーター(花粉の運び手)にヒントが隠されているようです。
受粉にはながいストローを持った蝶やガが関わっているのではないかと言われています。
ねったいかんではたまに実がなります。実は二股に分かれていて成熟すると弾けて種が飛び散ります。
開館中、実がなった鉢や弾けた実を展示していたのでご覧になった方もいるかもしれませんね。
種の形をよく観察してみましょう。
なんだかプロペラの形に似ていますね!
実が弾けて飛び散った種は、このプロペラのような羽を使ってひらひらと飛んでいきます。
今回は採取したプルメリアの種をまいてみました。
これはまいてから6ヶ月目の状態です。
ここまで大きくなりました!
花が咲くようになるにはまだまだかかりそうですね、、、。
プルメリアは比較的簡単に挿し木で増やせるので一般的に流通しているのは挿し木が多いようです。
自生地とは遠く離れた日本の地で、どんな生物が受粉を助けているのでしょうか?
プルメリアを訪れる虫を観察して想像してみるのも楽しいかもしれませんね♪
O記
『冬でもねったいかん🌸』(見どころ情報 12月15日号)
寒さも厳しくなってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ねったいかんの植物たちは工事中もなんのその。いつも通り変わらず美しい花を咲かせてくれています。
ねったいかんには赤とピンク色のウナズキヒメフヨウがありますが、今花盛りを迎えています。
そそと咲く姿がなんだかかわいらしいですね。
ウナズキヒメフヨウ(赤)Malvaviscus penduliflorus
ウナズキヒメフヨウ(ピンク)Malvaviscus penduliflorus
おしべを目いっぱい広げてその存在感をだしているのはカリアンドラ ハエマトケファラです。
カリアンドラ ハエマトケファラCalliandra haematocephala
ベニヒモノキも長いひもを優雅に垂れ下げています。花弁は退化してありません。
ベニヒモノキAcalypha hispida
半透明の花弁が美しいですね。
セロジネ スペキオサCoel. Speciosa
きれいな真っ赤な花は口紅のようなカタチの蕾を持つことから、別名「リップスティックプランツ」と呼ばれているそうです。
エスキナンサス クリムソンベルAeschynanthus ‘Crimson Bell’
インドネシアのスラヴェシ島原産のランで、少しスパイシーな匂いがします。
セロジネ ムルチフローラ ‘スワダ’ Coelogyne multiflora ‘Suwada’
メディニラは花が一通り終わり、たくさんの実がなっています。
メディニラ スペキオサMedinilla speciosa
こちらは台湾原産のデンドロキルムの原種です。小さな黄色い花をたくさんつけてかわいらしいですね。
デンドロキルム フォルモスムDendrochilum formosum
あたり一面に甘い匂いが広がっています。花からは精油が取れ化粧品などにも使われるそうですよ。
キンゴウカンAcacia farnesiana
まだまだ寒い季節が続きますが、また花が咲いたら皆さんにお知らせしますね。
YouTube更新しました!「スッポンモドキ ニンジンとの闘い」
みなさんこんにちは!
本日はスッポンモドキの動画をYouTubeにUPしました!
休館直前まで1階エントランスでみなさんをお出迎えしていた、あのスッポンモドキです。
水槽に張り付いてしまったニンジンを食べようと奮闘しています🥕
その一生懸命な姿を、ぜひ応援しながらご覧ください!
勝者はスッポンモドキかニンジンか・・・どちらでしょう!?