こぼれ話8月30日号『魚毒植物ってなに?』

皆さん、こんにちは!
突然ですが、皆さんは「魚毒植物」をご存知でしょうか。
魚毒植物とは、魚を麻痺させる成分を含む毒(魚毒)をもつ植物のことです。
これを川に流すとたくさんの魚を楽に捕まえることができるので、古来より人々は魚毒を使った漁を行っていました。
日本でもサンショウの毒を川に流して魚を捕まえる「毒もみ」が有名ですよね!
今回は植物館で見られる魚毒植物の一部を紹介します。
まずはじめに表題の写真のゴバンノアシ(Barringtonia asiatica)をご紹介します。
東南アジアの海岸沿いに見られる高木です。果実が碁盤の脚に似ていることからこの名が付きました。ゴバンノアシは英語でFish Poison Tree(魚毒の木)と呼ばれます。かつては植物の果実からとれる毒を川に流して魚を捕まえる「毒流し漁」に使われていました。
ゴバンノアシの果実は海に浮かび、漂流しながら遠くまで運ばれます。毒は漂流中に魚に食べられることを防ぐためと考えられているそうです。
サガリバナ Barringtonia racemosa

マングローブの川沿いの湿地に生育する樹木です。サガリバナは果実や樹皮を砕いて魚毒に使われていました。魚にとっては毒ですが、人々は薬として利用したり、毒を抜いて食べていたそうです。
ミフクラギ(メフクラギ) Cerbera manghas

岸沿いに生育する樹木で、樹液に毒があります。この樹液は人間にとっても大変危険で、目に入ると腫れてしまうことから「目が腫れる木」と言われ、この名がつきました。かつて沖縄県ではメフクラギを使って漁が行われていたそうです。
いかがでしたか?
今回紹介した植物は潮間帯エリアで見ることができます。
ちなみに、魚の毒になる植物を植えていてチャオちゃんや池の魚は大丈夫なの?と思った方もいるかもしれませんが、ご安心ください。魚の毒として使うには植物を鍋で煮る、すり潰すなどの工程が必要になるため、植物館の魚に悪影響はありません。
最後に、現在は魚毒を使った漁は法律で禁止されています!絶対に真似しちゃダメですよ!
見どころ情報8月10日(夏も本番!🌞)

皆さんこんにちは!
毎日暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
今回はねったいかんの見ごろの花と実をご紹介します☺
まずは今年新しく仲間入りをしたグロッパ ウィニティ(Globba winitii)をご紹介します🌼
グロッパ ウィニティはショウガ科の仲間で、東南アジア原産です。
濃いピンク色の部分は苞と呼ばれる部分で花びらではなく、その先の黄色い小さな星☆彡のような部分が花なんです!
小さくて可愛らしいですね☆
オヒルギ Bruguiera gymnorrhiza
オヒルギのタネは胎生種子と呼ばれるちょっと特殊な形態をしています。
オクラみたいな形ですね!

コモチクジャクヤシ Caryota mitis
コモチクジャクヤシの実が見ごろです。
別名フィッシュテールパームと言いますが、葉っぱの形が魚のシッポに似ていることからこの名が付きました🐠


モラードバナナ Musa acuminata `Morado'
他にもモラードバナナの花と実が見ごろです🍌

パラミツ Artocarpus heterophyllus
前回ご紹介したパラミツの実も更に大きくなってきました!
世界で最も大きい果実とされるパラミツ、どこまで大きくなるのか楽しみです♪

グラマトフィルム スクリプツム シトリヌム ‘ヒヒマヌ’ Grammatophyllum scriptum var. citrinum ‘Hihimanu’
うす黄緑色のかわいい花がたくさん咲きました!

メディニラ スペキオサ Medinilla speciosa
ブドウのような実が沢山ついているのはメディニラスペキオサです。
花の色は薄いピンク色ですが、だんだん濃いピンク色に変化し、
最後はブドウのような濃い紫色になります。

バンダ Vanda
ラン科のバンダも咲いています!
華やかな色合いが目を引きます✨

ぜひ現在開催中の熱帯の昆虫展と併せて見に来てください(^▽^)/
『熱帯の昆虫』展開催中!(~8月25日まで)

皆さんこんにちは!
ねったいかんでは現在『熱帯の昆虫』展が開催中です(^▽^)/
今年は5年ぶりに、昆虫と触れ合うことのできる昆虫コーナーが
復活しました♪
展示室の一画には昆虫ハウスがあり、クワガタやカブトムシなどと
触れあうことが出来ます✨

他にも珍しい熱帯の昆虫の生体の展示や

南米の美しいモルフォ蝶など、標本も沢山展示しています🦋

7月20日からは夏休みの自由研究にピッタリ!
『自由研究お助けノート』の配布も始まりました♪
魚と植物、2種類のお助けノートがあり、館内にヒントのパネルが
あるのでぜひ挑戦してみて下さい(^▽^)/



見どころ情報7月12日(サガリバナの花が咲きました🌼)

みなさんこんにちは!
サガリバナ(Barringtonia racemosa)の花が咲きました!
次々と蕾があがってきていて、現在10房ほど蕾がついています☺
サガリバナの花は一日花で、夜に咲いて朝には散ってしまうのでなかなか開館時間内にご覧
いただくことは難しいですが、花が咲いた時にはエントランスに落ちた花を飾っていますので
ぜひご覧ください✨

モラードバナナ Musa acuminata `Morado'
他にもモラードバナナの花が咲いていたり

パラミツ Artocarpus heterophyllus
6/21に放送されたあさイチの<みんな!グリーンだよ>コーナーで園芸デザイナーの三上真史さんが紹介してくれたパラミツもどんどん大きくなって来ました!
別名ジャックフルーツといい、とっても美味しいんです♪

ぜひ現在開催中の熱帯の昆虫展と併せて見に来てください(^▽^)/
【7/7(日)まで】「マレーシアごはん紀行展」開催中です!

みなさんこんにちは!😊
いまねったいかんでは、「マレーシアごはん紀行展」が開催中です✨
複数の民族がともに暮らすマレーシア料理は、驚くほどバラエティに富んでいます!
そんな食文化が多彩な、マレーシア料理をパネルと写真で紹介しています😄
ぜひ、この機会に食の多様性を理解するキッカケになってもらえればと思います!
マレーシア各地域のごはん


ペナン州、クアラルンプール&セランゴール州のおいしいごはんを写真パネルで展示。
地域・文化・民族によって異なる食事の多様性を紹介しています!
マレーシアの伝統菓子

重ねる、巻く・包む・挟む、形で作る、丸めるといったバリエーション豊かな伝統菓子をパネルで紹介。
カラフルなデザートが特徴的で味は、素朴で美味しいものが多いとか✨
これを機にマレーシア料理に興味をもってもらい
ぜひ、食べてもらいたいですね😄
マレーシアごはん紀行展は7/7(日)まで!
ねったいかんで待ってます♬
★イベント情報