ねったいかんだより

当館スタッフから、植物館や水族館での日々のできごとや植物の情報などを発信しています。

こぼれ話8月24日号『ミサキノハナ初開花!🌸』

みなさんこんにちは!
夏休みももう終わりに近づいてきましたね💦

そんな夏の終わりに朗報です!なんと、ミサキノハナが初開花しました!
香水にもなるという、そのかぐわしい香りを一度嗅いでみたくて
毎年まだかまだかと待ち望んでいました!

花自体はとても控えめで1cm程度の小さな花なんですが、その香りは何とも言えぬ
お香のような落ち着いた高貴な香りがしました✨

ミサキノハナ Mimusops elengi

ミサキノハナは、 神話や仏典の中にも多数登場し、とても神聖な花とされています。
インドではヴァクラと呼ばれ、古代から神聖な花とされており、恋する女性がお酒を蕾に吹きかけると、たちまち開花すると伝えられているそうですよ💛

タイでは国王の載冠式の慶祝樹で長寿が叶う吉兆樹とされ、

花は香水の原料となりインドでは落ちた花を集めて枕の材料にするそうです。

 

このありがたい吉兆樹にあやかって、元気に夏を乗り切りましょう♪

チャオのブランケットが出来ました~~!!!

みなさんこんにちは!
夏の暑さに負けそうな、ねったいかんの広報担当です!

みなさん、いかがお過ごしですか?
北海道出身の私は、東京の暑さに参っています😖

さて、
みなさんに朗報です!!!!!!!

当館のアイドル、ヒマンチュラ・チャオプラヤのチャオちゃんが、
実物大ブランケットになりました!!!!!🎉🎊

そのブランケットがこちら!!!

かわいい!!!!!

とってもリアルじゃないですか?!?!✨😍
ただのペラペラのブランケットではなく、中心部に綿が入った、ぬいぐるみブランケットです!

じつは、株式会社フェリシモさんが展開するユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」にて、
ヒマンチュラ・チャオプラヤのブランケットを作成することになり、
なんと当館が監修させていただける事に・・・!

チャオちゃんがモデルとなっているのです・・・!😍

チャオと比較してみると…

お腹の模様までそっくり~~~~!!!!!😍😍
チャオそのもの~~~~😍😍

お腹の模様は、リアルを追求したこだわりポイント☝

尾の部分は安全上短くしているものの、
大きさは実際のチャオの大きさと一緒!

こんなに大きいんです!!

ずっと夢だった、チャオにすっぽりと包まれるということも、
実現出来ちゃいますね✨

そしてもう一つのこだわりポイントは、
お口のところ👄

なんと!
ポケットになっているんです~~~!!

寒いときは、口に手を入れて、ぬくぬくできちゃいます😚

購入はフェリシモさんのサイトから購入予約が出来ますので、
みなさんもご自宅でヒマンチュラ・チャオプラヤとのくらしを始めてみませんか✨

https://feli.jp/s/chao_blanket/
購入予約はこちら!👆

お家にチャオちゃんがやってきたら、是非可愛がってあげてくださいね🌹

こぼれ話8月13日号『マングローブ植物のお話』

みなさん こんにちは!
暑い日が続きますね。

突然ですが、みなさんはマングローブという言葉をご存知でしょうか?
マングローブとは、熱帯~亜熱帯の海沿いに生息している植物群のことで、日本では奄美諸島や八重山諸島で見ることができます!(その他静岡県等で植栽がされているらしいです)

今回は西表島のマングローブ植物の一部をご紹介します!

マングローブ植物いろいろ

マングローブの特徴として、成帯構造というのがあります。この成帯構造というのは、海から陸に向かってマングローブが帯状に変化しているというものです。

では、海側のマングローブ植物から、根っこを中心にご紹介していきます!

ヒルギダマシ(Avicennia marina)

ヒルギダマシはタケノコのように直立する、筍根(じゅんこん)という根っこを持っているのが特徴です。
他の地域の高さは10mくらいあるそうですが、西表島のヒルギダマシの高さは1-2mと、とても低く、満潮時には水に埋もれてしまいます。(写真は干潮~満潮の間です)

マヤプシキ(Sonneratia alba)

マヤプシキは、ハマザクロとも呼ばれるマングローブ植物です。
白色の綺麗な花が咲くのが特徴です。サガリバナの花に似ていますね。

オヒルギ(Bruguiera gymnorhiza)

オヒルギは、ひざを曲げたような形の、膝根(しっこん)が特徴です。また、とても面白い見た目の花や実をつけることも特徴で、ねったいかんでは展示パネルで見ることができます!
写真は西表島のオヒルギ林と、ねったいかんのオヒルギになります。

ヤエヤマヒルギ(Rhizophora mucronata)

マングローブと言われて、一番思い浮かぶのがこのヤエヤマヒルギではないでしょうか?
ヤエヤマヒルギはタコの足のような形の、支柱根と呼ばれる根っこが特徴です!
根っこ付近では、トビハゼやカニ、カエルなどいろいろな生き物を見ることができます。

サキシマスオウノキ(Heritiera littoralis)

サキシマスオウノキは、厳密にはマングローブの後ろの、バックマングローブと呼ばれる森林で見ることができます。
特徴は何といっても板のような形の板根(ばんこん)で、大きなものだと板根のみで2m以上の高さにもなります!

マングローブ植物の紹介、いかがでしたか?
ねったいかんでは、今回ご紹介した植物の中ではオヒルギやサキシマスオウノキを見ることができます。

また、他にもヒルギモドキ,ニッパヤシなどのマングローブ植物や準マングローブ植物と呼ばれる植物が展示されています!
ねったいかんにお越しいただいた際には、ぜひ潮間帯ゾーンの植物をよく観察してくださいね。

見どころ情報(7月31日号)『待ちに待った、、、🥀』

 

マダガスカルジャスミン Stephanotis floribunda

皆さんこんにちは!
待ちに待った、マダガスカルジャスミンの実がようやく弾けました!

花が咲いて実がなってから約1年、、、。
4つの大きな実を眺めながら秋が来て冬を越し、春が来て、、。
成熟して弾けるのは今か今かと待っていました。

最近やっと実が茶色くなってきて、先日の朝パカッと割れた
実の中から、綿毛がフワフワ飛び出していました。

今ならマダガスカルジャスミンの花も同時にご覧いただけます♪

グラマトフィルム スクリプツム シトリヌム‘ヒヒマヌ’ Grammatophyllum scriptum var. citrinum

今年もグラマトフィルム スクリプツム シトリヌム‘ヒヒマヌ’の花が咲きました!

花房が3個でてきていて、つぼみもまだまだ沢山あります♪

冷室に入る手前の滝の前でご覧いただけますのでぜひ
企画展『熱帯の昆虫と食虫植物』と併せて見に来てください♪

夏の思い出作りに! 特別展〖熱帯の昆虫と食虫植物展〗開催中です!

みなさん こんにちは!
暑い日が続きますね🥵
学生は夏休み真っ盛りでしょうか?

8/28まで、ねったいかんでは特別展「熱帯の昆虫と食虫植物」を開催しています!

夏の楽しみにどうぞ~(夏休み期間中、小中学生は入館無料です)

展示の一部をご紹介します!

<生体展示(生きている生物)>

昆虫

展示室正面にいるのはヘラクレスオオカブト(Dynastes hercules)!
今回展示されているのはヘラクレス・ヘラクレスと呼ばれる種類で、
世界で一番大きいカブトムシになります!

他にも、世界で一番大きいクワガタのギラファノコギリクワガタ(Prosopocoilus giraffa)
など、カブト・クワガタがたくさん展示されています!

植物
展示室の左側にはウツボカズラ(Nepenthes  rafflesiana)がずらり!
ウツボカズラは別の場所にも展示されていたり、ワークシートになっていたりと本館イチオシの植物です!

もちろん他の食虫植物も展示、さらに“販売”もしています!

<標本>
珍しい甲虫やチョウなどの昆虫標本が展示されています!

世界一の昆虫がたくさん!?(写真のモルフォチョウは世界一美しいと言われています)

帰りはお土産もいかが?

売店コーナーでは、ねったいかんオリジナルのグッズや、昆虫のグッズ(標本など)を販売しています!

夏休みの思い出にねったいかんにお越しください!