こぼれ話10月14日号「植物の名前を知って友達になる」

この花の名前は何というか、ご存知ですか?
「ドリコス ラブラブ」という名前です。ラブラブ♡なんてかわいい名前ですよね?
学名は、Lablab purpureus
和名は、藤の花ににているところからフジマメという名前でも呼ばれています。
この植物の原産地は東アフリカで、ラブラブはアラビア語でマメという意味だそうです。
LOVE♡のラブとは違いました。
かわいい名前に出会い、温室の樹名札を見ていると面白い名前の植物が
たくさんあることに気が付きます。
アアソウカイ 学名: Pachypodium geayi
「この植物の名前はなんですか?」
「アアソウカイです。」
「ああ、そうかい、そうかい!」と
思わず言いたくなるこの名前も面白いですね。
和名の亜阿相界(アアソウカイ)は、 作家でサボテン研究家の龍胆寺雄氏が命名しました。
名前の由来の、「亜阿」は亜細亜(アジア)と阿弗利加(アフリカ)のことです。
「相界」は境界という意味です。つまり、原産地であるマダガスカル島が境界にあることから
この名前にしたそうです。
意味がわかると、なるほどという感じですね。

植物の名前は、誰がつけたんだろう??
最初に紹介した植物はドリコスラブラブやフジマメと呼ばれたり、
色々な名前で呼ばれているのって不思議ですね?
生きものの名前は、学名と通称の和名が付いています。
学名は、世界共通の名称でラテン語で表記され、発見者がつけた世界にただ一つの名前です。
和名は、学名とは違い発見者が新しくつけたものや、古くから呼ばれていた名前を
そのままいかした日本での呼び名です。
春のねったいかんの企画展「春らんらん展」でも紹介した牧野富太郎博士は、
日本中の植物を調査して1500種類以上に名前を付けたと言われています。
博士いわく、植物と友達になるには「まずその植物の名前を知ること!」だそうです。
博士は、ずいぶんたくさんの友達を作りましたね。
名前を知らなくった友達になれるよ
名前を知らない植物のほうが多いかもしれません。
でも、名前が分からなくても「かわいいな!」「面白い葉だな」と
立ち止まったら、もう友達との出会いの第一歩!!
どんな形をしていたか、その植物の特徴を覚えておいて後でゆっくり図鑑で調べれば、
もう友達になれます。
本当の名前を見つけるまで、自分の呼び名を付けても面白いかもしれませんね。
ねったいかんには、700種類2000本の植物があります。
植物のほとんどに、名札がついています。気になった植物とはすぐに友達になれますよ。
ぜひ、2000本の友達を作ってみてください!!

見どころ情報8月4日号『サガリバナが開花しました!🌸』

皆さん、こんにちは!
サガリバナが開花しました(^▽^)/
サガリバナは夜に咲く一日花で、朝になると花が落ちてしまうため
お客様に直接見ていただく機会は少ないですが、咲いた時には
落ちた花を水に浮かべてエントランスに飾っています。

今、花房がいくつかあがってきていますので、8月は観賞できる機会が多いかもしれません🌸
上の方のつぼみがピンクがかってきたら、開花が近い印です!


ぜひ現在開催中の夏休み特別展『熱帯の昆虫と食虫植物』と併せて見に来て下さい♪(^▽^)/
見どころ情報7月30日号

皆さん、こんにちは!
まずは、夏らしい明るい色のハイビスカス(Hibiscus cv.)の花をどうぞ!
こちらはマレーハウス横に咲いているものです。
温室内や回廊でも、各種ハイビスカスが咲いていますので、
ぜひ、いろんな種類を比べて見てください。
アンスリウム各種 Anthurium
先ほどのハイビスカスの下には、ハートがいっぱい💛
色々な種類のアンスリウムが見られます。
ツヤツヤした赤い部分は花ではなくて、苞と呼ばれる葉っぱです。黄色い棒状のものが花です。
トロピカルな雰囲気がただよう姿は、まさに南国の植物って感じですね。

プルメリア Plumeria
こちらも南国!太陽が似合う花!!
回廊ではプルメリア各種咲いています。
フラダンスのレイや髪飾りに使われるプルメリアは甘い香りがします。

グラマトフィルム スクリプツム シトリアヌム ‘ヒヒマヌ’ Grammatophyllum scriptum var. citrinum ‘Hihimanu’
最後は、さわやかなグリーンのランで涼んでください。
長い花茎いっぱいに黄緑の花が咲きます。
ランは香りでも楽しむことができます。この花は、シトラスのような香りです。
見た目だけでなく、香りもさわやかなんていいですね。


連日、猛暑で大変ですね。ねったいかんの温室の中もとっても暑いです。
植物たちは元気いっぱい花を咲かせて、水をいっぱい欲しています。
皆さんも、水分を十分補給してから温室の花めぐりを楽しんでください。
キッズガーデナー7期生 7月の活動報告「夏花壇を作りました」

今年度の新キッズガーデナー(7期生)は、6人の小学3年生が参加してくれることになりました!
サポートしてくれる4年から6年の先輩ガーデナー5人と一緒に、楽しく1年間活動していきたいと思います。
7月の活動は、ねったいかん入り口横に夏に強い植物を植えて素敵な夏花壇を作りました。
7期生なので花壇のテーマは「虹」です。
4月から始まり、花壇づくりが初めての子供たちなので、デザインはスタッフが行いました。
まずはみんなに図面の説明や植え方の説明をしました。
みんな真剣に話を聞いています。

サポーターとガーデナーがチームに分かれて、植えていきます。
4年生サポーターが、経験を活かして植え方のコツを3年生に教えあげている姿が
見られ、1年間で子どもたちが、上手に植物を扱えるようになっていました。
成長している姿に感動です!!


途中、土の中から虫の幼虫が出てきて大騒ぎしたり、
ワイワイ言いながら、何とか植え終わることが出来ました!
今回植えた数は、全部で158個!!暑い中、みんな頑張りました。
ねったいかんに遊びに来た際は、
ぜひ、みんなで頑張った花壇をご覧ください。
2022年度キッズガーデナー活動報告「3月発表会と修了式」

3月11日、今年度のキッズガーデナーの活動発表会と修了式を行いました。
子どもたちには、1年会の活動で楽しかったことや思い出に残ったことを
1枚の画用紙にまとめて、各自発表してもらいました。
みんなしっかりと自分の言葉で、見に来てくれた保護者の方にお伝え出来ていました。

館長から一人ひとり終了証をもらいました。

1年間の思い出を聞いてみたところ、
なんと、花壇を手入れしている時に出てくる虫!とのことです。
1年間で、イモムシ、ダンゴムシ、カエル…などいろんな生き物に出会いましたもんね。
中には、「咲いている花を抜いてしまうのが悲しかった」という感想もありました。
どうしても夏の花壇と冬の花壇の作り替えの時には、咲いている途中でも
抜かれてしまう花があります。
そんな植物をかわいそうと思える植物ファーストなガーデナーにしっかり成長していました。
(咲いている途中の花は廃棄しないで、別の場所に植え替えているものもありますので
ご安心ください。)
最後は、会場に飾ってあった花で小さなブーケを作りました。

数種類の花をつかったブーケですが、色の組み合わせや大きさ、形にそれぞれ個性がでて、こだわりのブーケが出来ました。


キッズガーデナーの活動は1年間で終了ですが、春からはキッズガーデナーサポートボランティアとして、私たちスタッフのお手伝いをしてもらうことになりました(参加希望者のみ)!
一年間学んだことを踏まえ、今度は教える立場になります。
4月からまた新たなメンバーで始まるキッズガーデナーの活動と
新しい花壇を楽しみにしていてくださいね。