2022年度キッズガーデナー活動報告「3月発表会と修了式」
3月11日、今年度のキッズガーデナーの活動発表会と修了式を行いました。
子どもたちには、1年会の活動で楽しかったことや思い出に残ったことを
1枚の画用紙にまとめて、各自発表してもらいました。
みんなしっかりと自分の言葉で、見に来てくれた保護者の方にお伝え出来ていました。
館長から一人ひとり終了証をもらいました。
1年間の思い出を聞いてみたところ、
なんと、花壇を手入れしている時に出てくる虫!とのことです。
1年間で、イモムシ、ダンゴムシ、カエル…などいろんな生き物に出会いましたもんね。
中には、「咲いている花を抜いてしまうのが悲しかった」という感想もありました。
どうしても夏の花壇と冬の花壇の作り替えの時には、咲いている途中でも
抜かれてしまう花があります。
そんな植物をかわいそうと思える植物ファーストなガーデナーにしっかり成長していました。
(咲いている途中の花は廃棄しないで、別の場所に植え替えているものもありますので
ご安心ください。)
最後は、会場に飾ってあった花で小さなブーケを作りました。
数種類の花をつかったブーケですが、色の組み合わせや大きさ、形にそれぞれ個性がでて、こだわりのブーケが出来ました。
キッズガーデナーの活動は1年間で終了ですが、春からはキッズガーデナーサポートボランティアとして、私たちスタッフのお手伝いをしてもらうことになりました(参加希望者のみ)!
一年間学んだことを踏まえ、今度は教える立場になります。
4月からまた新たなメンバーで始まるキッズガーデナーの活動と
新しい花壇を楽しみにしていてくださいね。
見どころ情報2月20日号『冬こそねったいかん♪』
皆さんこんにちは!
先日は雪が積もって、まだまだ寒さが厳しいこのごろですね。
さて皆さん『カクチョウラン Phaius tankervilleae』の花はご覧になりましたか?
絶滅危惧種の植物で、冷室の上の方の花はきれいに咲いています。
まだご覧になっていなければ、ぜひ見に来てくださいね♪
その他にもいろいろ見どころがあるのでご紹介します!
ウナズキヒメフヨウ Malvaviscus arboreus cv.
うなずいているようにみえるのでこの名がついたようです☺
ハイビスカスの仲間で、こう見えて花びらはこれが全開の状態です。
カリアンドラ ハエマトケファラ Calliandra haematocephala
お化粧のパフのような花は、実はおしべの集合体なんです。
カリアンドラという名前も、ギリシャ語で『美しいおしべ』という意味なんだそうですよ♪
ハイビスカス ロサシネンシス Hybiscus rosa sinensis
2mくらいまで育ったハイビスカスの木に、真っ赤で美しい花が咲いています。
パパイヤ ソロ Carica papaya `Solo'
黄色く熟した実がおいしそうですね♪
ロドデンドロン各種 Rhododendron
熱帯性のシャクナゲが見ごろを迎えています。
フラグミペディウム シュリミー Phragmipedium schlimii
ピンク色のぷっくりとした唇弁(しんべん)がとてもかわいらしいですね
ブルボフィルム レイシアヌム Bulbophyllum leysianum
虫を引き寄せるためになんともくさ~い匂いがします。
デンドロキラム コビアナム Dendrochilum cobbianum
小さな白い花が鈴なりになっていて、かわいいですね!
ブーゲンビレア Bougainvillea
ショッキングピンクの花のように見える部分は
実は苞葉(ホウバ)と呼ばれる部分で、
苞葉に包まれて小さな白い花を咲かせます。
現在開催中の『ねったいかん芸術祭』と併せて
ぜひ遊びに来てください♪
見どころ情報1月19日号『ラン花盛り🌸』
皆さんこんにちは!
いま、ねったいかんではランが見ごろを迎えています。
絶滅危惧種の『カクチョウラン Phaius tankervilleae』も開花しました!
セロジネ マッサンゲアナ Coelogyne massangeana
うすクリーム色の花がきれいですね!
長く垂れ下がる姿はそそとしていてとてもはかなげです。
セロジネ ムルチフローラ Coelogyne multiflora
白いかわいらしい小さな花を沢山つけます。
とても良い香りがするんですよ(^▽^)/
デンドロキラム ウエンゼリー Dendrochilum wenzelii
花がお米が実った穂のように見えるので、原産地ではライスオーキッドとも呼ばれているそうです。
少し透き通る赤い色も美しく目を引きますね♪
デンドロビウム キンギアナム Dendrobium kingianum
淡いピンク色のグラデーションの花が沢山ついて
とてもかわいらしいですね!
デンドロビウム ネリースレイド Dendrobium 'Nellie Slade'
白色から薄緑のグラデーションの色がとても個性的な花ですね!
バンダ Vanda
色とりどりのバンダが咲いています♪
フラグミペディウム シュリミー Phragmipedium schlimii
ピンク色のぷっくりとした唇弁(しんべん)がとてもかわいらしいですね!
マキシラリア バリアビリス Maxillaria variabilis
黄色いお花と、ぷっくりと膨らんだバルブがかわいらしいですね。
ヨネザワラブルースター Yonezawara Blue Star
名前の通りの星形の爽やかな青紫色のお花がなんとも
可愛らしいですね。
ほかにも見どころが沢山あります。
展示室で始まった小規模展『育てよう広げよう緑』と併せて
ぜひねったいかんに遊びに来てください。
こぼれ話8月13日号『マングローブ植物のお話』
みなさん こんにちは!
暑い日が続きますね。
突然ですが、みなさんはマングローブという言葉をご存知でしょうか?
マングローブとは、熱帯~亜熱帯の海沿いに生息している植物群のことで、日本では奄美諸島や八重山諸島で見ることができます!(その他静岡県等で植栽がされているらしいです)
今回は西表島のマングローブ植物の一部をご紹介します!
マングローブ植物いろいろ
マングローブの特徴として、成帯構造というのがあります。この成帯構造というのは、海から陸に向かってマングローブが帯状に変化しているというものです。
では、海側のマングローブ植物から、根っこを中心にご紹介していきます!
ヒルギダマシ(Avicennia marina)
ヒルギダマシはタケノコのように直立する、筍根(じゅんこん)という根っこを持っているのが特徴です。
他の地域の高さは10mくらいあるそうですが、西表島のヒルギダマシの高さは1-2mと、とても低く、満潮時には水に埋もれてしまいます。(写真は干潮~満潮の間です)
マヤプシキ(Sonneratia alba)
マヤプシキは、ハマザクロとも呼ばれるマングローブ植物です。
白色の綺麗な花が咲くのが特徴です。サガリバナの花に似ていますね。
オヒルギ(Bruguiera gymnorhiza)
オヒルギは、ひざを曲げたような形の、膝根(しっこん)が特徴です。また、とても面白い見た目の花や実をつけることも特徴で、ねったいかんでは展示パネルで見ることができます!
写真は西表島のオヒルギ林と、ねったいかんのオヒルギになります。
ヤエヤマヒルギ(Rhizophora mucronata)
マングローブと言われて、一番思い浮かぶのがこのヤエヤマヒルギではないでしょうか?
ヤエヤマヒルギはタコの足のような形の、支柱根と呼ばれる根っこが特徴です!
根っこ付近では、トビハゼやカニ、カエルなどいろいろな生き物を見ることができます。
サキシマスオウノキ(Heritiera littoralis)
サキシマスオウノキは、厳密にはマングローブの後ろの、バックマングローブと呼ばれる森林で見ることができます。
特徴は何といっても板のような形の板根(ばんこん)で、大きなものだと板根のみで2m以上の高さにもなります!
マングローブ植物の紹介、いかがでしたか?
ねったいかんでは、今回ご紹介した植物の中ではオヒルギやサキシマスオウノキを見ることができます。
また、他にもヒルギモドキ,ニッパヤシなどのマングローブ植物や準マングローブ植物と呼ばれる植物が展示されています!
ねったいかんにお越しいただいた際には、ぜひ潮間帯ゾーンの植物をよく観察してくださいね。
見どころ情報(7月31日号)『待ちに待った、、、🥀』
マダガスカルジャスミン Stephanotis floribunda
皆さんこんにちは!
待ちに待った、マダガスカルジャスミンの実がようやく弾けました!
花が咲いて実がなってから約1年、、、。
4つの大きな実を眺めながら秋が来て冬を越し、春が来て、、。
成熟して弾けるのは今か今かと待っていました。
最近やっと実が茶色くなってきて、先日の朝パカッと割れた
実の中から、綿毛がフワフワ飛び出していました。
今ならマダガスカルジャスミンの花も同時にご覧いただけます♪
グラマトフィルム スクリプツム シトリヌム‘ヒヒマヌ’ Grammatophyllum scriptum var. citrinum
今年もグラマトフィルム スクリプツム シトリヌム‘ヒヒマヌ’の花が咲きました!
花房が3個でてきていて、つぼみもまだまだ沢山あります♪
冷室に入る手前の滝の前でご覧いただけますのでぜひ
企画展『熱帯の昆虫と食虫植物』と併せて見に来てください♪