こぼれ話2月25日号「もうすぐ桃の節句 モモとサクラのお話

もうすぐ3月3日のひな祭りですね。
ひな祭りは桃の節句とも呼ばれ、おひな様と一緒にモモの花を飾る方も多いのではないでしょうか。
モモの開花時期は、一般的には3月3日よりもう少し遅く、サクラ(ソメイヨシノ)と同じ頃の3月下旬から4月頃に咲きます。
モモとサクラの花はよく似ていますよね。モモとサクラ、見分けられますか?
モモ、サクラは同じバラ科の花
モモとサクラは、バラ科の仲間です。
ウメもバラ科でモモやサクラの花と似ていますが、ウメは開花時期が2月ごろなのでわかりますよね。では、そっくりなモモとサクラの見分けるポイントは、どこでしょうか?
花の形と咲き方に注目してみてください。
●花の形
<モモ>
モモの花びらの先端は、とがっています。花の開花中から葉も一緒に芽吹くため、花と葉が同時に確認できます。
<サクラ>
桜の花びらは、品種によって違いはありますが、先端に切れ込みがあり、花びらはハート型をしています。
●花の咲き方
<モモ>
花柄があり、枝の節から2つの花が咲くのが特徴です。
<サクラ>
モモに比べると花柄が長めです。ひとつの節からたくさんの花が咲きます。
節に複数の花がつくので、木全体が花でふんわりとした印象です。

モモとサクラそれぞれの花のちがいがわかると、本物を見に行きたくなりませんか?
ねったいかんには、外にサクラの木が2本あります。
先日、確認したところツボミが膨らみ咲く準備は万端です。
春の訪れが待ち遠しいですね。
(写真は2015年4月満開の桜)
見どころ情報2月22日号『ねったいかんのコケマップ』

みなさんこんにちは!
現在開催中の『東京苔展3』にはもう足を運んでいただけましたでしょうか?
今回の展示では、展示の一環としてコケの専門家がねったいかんの温室の中にある苔を調査し、
コケマップを作成してくださいました!
温室内ではルーペを片手に熱心に苔を観察していたり、コケ図鑑を片手に観察している苔好きのお客様をお見掛けしました✨
ヒメナギゴケ Oxyrrynchium savatieri

チャボシノブゴケ Pelekium versicolor

キャラハゴケ Taxiphyllum taxirameum

センボンゴケの仲間 Pottiaceae gen sp.

フクロハイゴケの仲間 Vesicularia sp.

ホウオウゴケの仲間 Fissidens sp.

ヒメジャゴケ Conocephalum japonicum

キブリナギゴケ Kindberia arbuscula

ツヤゼニゴケ Marchantia paleacea subsp. paleacea

スジゴケの仲間 Riccardia sp.

シバゴケ Racopilum aristatum

オオミズゴケ Sphagnum palustre L.

ハリガネゴケの仲間 Bryum sp.

サオヒメゴケの仲間 Callicostella sp.

苔といっても温室の中だけでもこんなに種類が沢山あるんですね!
展示室の中に展示してある苔作家さんたちの苔テラリウムもとっても素敵ですよ✨

2F展示室で配布しているコケマップを片手に順々に苔を観察するもよし、温室内で苔を探しつつ、展示室にたどり着いてからコケマップを見て答え合わせするのも楽しいかもしれませんね(^▽^)/
『東京苔展3』をきっかけに、ぜひ苔を身近に感じてみて下さい♪
見どころ情報2月19日号『ラン花盛り🌸』

皆さんこんにちは!
春一番が吹いたようですが、まだまだ寒いですね🥶
ねったいかんでは今、ランが見ごろです(^▽^)/
その他の見どころと併せてご紹介していきます!
ハランアナナス Pitcairnia corallina

まずは真っ赤な姿が目をひくハランアナナス。パイナップルの仲間なのですが
ダイナミックな姿が魅力的です✨
カリアンドラ・ハエマトケファラ Calliandra haematocephala

カリアンドラとはギリシャ語で「美しいおしべ」を意味します。その名の通り放射線状のおしべが美しいですね☺
アンスリウム Anthurium

真っ赤な花びらのような部分は花ではなく苞(ほう)とよばれる部分で、本当の花は中央に見える棒状の部分です。
デンドロビウム ミカワリバティ dendrobium Mikawa Liberty
雲霧林ゾーンでは、ランが見ごろを迎えています🌸

淡いグリーンの花びらに中央の紫色のストライプ柄がアクセントになっています。
デンドロビウム シュードグロメラタム Dedrobium pseudoglomeratum

パプアニューギニア原産のランです。ちょっとユニークな花の形が可愛らしいですね。
セロジネ スペキオサ Coelogyne speciosa

マレー半島や周辺諸島原産のランです。少し透け感のある花びらが美しいですね。
バンダ Vanda


大きくて華やかな色合いが魅力的な、東南アジア原産のランです。
デンドロキラム コビアヌム Dendrochilum cobbianum


房状の花房に小さな花を沢山つけます。
セロジネ コスモクリスタ Coelogyne Cosmocrista

においを嗅いでみると、微かによい香りがします。
パフィオペディルム各種 Paphiopedilum


袋状の唇弁(しんべん)が特徴的で、この中に入ってもがいた虫に受粉の手伝いをしてもらうためです。
メディニラ スペキオサ Medinilla speciosa

ピンク色のかわいい実が房状についています🍇
マレーシャクナゲ Rhododendron cv.

熱帯性のシャクナゲの仲間です。淡い色合いが可愛らしいですね🌸
寒い時期たからこそ、ぜひねったいかんに遊びに来てください♪
見どころ情報8月10日(夏も本番!🌞)

皆さんこんにちは!
毎日暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
今回はねったいかんの見ごろの花と実をご紹介します☺
まずは今年新しく仲間入りをしたグロッパ ウィニティ(Globba winitii)をご紹介します🌼
グロッパ ウィニティはショウガ科の仲間で、東南アジア原産です。
濃いピンク色の部分は苞と呼ばれる部分で花びらではなく、その先の黄色い小さな星☆彡のような部分が花なんです!
小さくて可愛らしいですね☆
オヒルギ Bruguiera gymnorrhiza
オヒルギのタネは胎生種子と呼ばれるちょっと特殊な形態をしています。
オクラみたいな形ですね!

コモチクジャクヤシ Caryota mitis
コモチクジャクヤシの実が見ごろです。
別名フィッシュテールパームと言いますが、葉っぱの形が魚のシッポに似ていることからこの名が付きました🐠


モラードバナナ Musa acuminata `Morado'
他にもモラードバナナの花と実が見ごろです🍌

パラミツ Artocarpus heterophyllus
前回ご紹介したパラミツの実も更に大きくなってきました!
世界で最も大きい果実とされるパラミツ、どこまで大きくなるのか楽しみです♪

グラマトフィルム スクリプツム シトリヌム ‘ヒヒマヌ’ Grammatophyllum scriptum var. citrinum ‘Hihimanu’
うす黄緑色のかわいい花がたくさん咲きました!

メディニラ スペキオサ Medinilla speciosa
ブドウのような実が沢山ついているのはメディニラスペキオサです。
花の色は薄いピンク色ですが、だんだん濃いピンク色に変化し、
最後はブドウのような濃い紫色になります。

バンダ Vanda
ラン科のバンダも咲いています!
華やかな色合いが目を引きます✨

ぜひ現在開催中の熱帯の昆虫展と併せて見に来てください(^▽^)/
見どころ情報7月12日(サガリバナの花が咲きました🌼)

みなさんこんにちは!
サガリバナ(Barringtonia racemosa)の花が咲きました!
次々と蕾があがってきていて、現在10房ほど蕾がついています☺
サガリバナの花は一日花で、夜に咲いて朝には散ってしまうのでなかなか開館時間内にご覧
いただくことは難しいですが、花が咲いた時にはエントランスに落ちた花を飾っていますので
ぜひご覧ください✨

モラードバナナ Musa acuminata `Morado'
他にもモラードバナナの花が咲いていたり

パラミツ Artocarpus heterophyllus
6/21に放送されたあさイチの<みんな!グリーンだよ>コーナーで園芸デザイナーの三上真史さんが紹介してくれたパラミツもどんどん大きくなって来ました!
別名ジャックフルーツといい、とっても美味しいんです♪

ぜひ現在開催中の熱帯の昆虫展と併せて見に来てください(^▽^)/