春を告げる黄色い花たち

にわかに春めいた陽気に誘われて、ほんの数輪だけですがモッコウバラ(Rosa banksiae)が咲きました。
早春を告げる黄色い花たち
エントランスの近くの花壇のウンナンオウバイ(Jasminum mesnyi)の花びらもほころび始めました。
つやつやと赤みがさしたつぼみもとってもきれいです。

花壇にも黄色い花が
豊かに重なった花びらが豪華な印象のガイラルディア(Gaillardia pulchella)。
2024年春以降には新しい品種のガイラルディアも登場予定です。
冬の間に定植して現在育成中。お楽しみに。

キンセンカ(Calendula arvensis)は、緑のじゅうたんに集まっておしゃべりしているみたい。
毎年こぼれ種でよく育つ丈夫な一年草です。

早春の黄色い花たちはどれもお日様のしずくみたいにまぶしく輝いています。
今年のミモザに乞うご期待!

アメリカ山公園のエントランスに立つ背の高いギンヨウアカシア(Acacia baileyana ‘Purpurea’)。
ミモザという名前の方が知られているかもしれませんね。
実はアメリカ山公園のミモザは2018年の台風でなぎ倒されてしまい、現在の木はその翌年に植えられたものです。
この二代目ミモザは、新芽が上品なパープル色に色づくギンヨウアカシア ’プルプレア’という種類。
生長を楽しみにしていたのですが、アカシア類の宿敵 イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi )による被害が大きく、しばらく生育不良の時期が続きました。
2023年春頃から少しずつ樹勢が回復し、花を咲かせ始めました。
さて今年はどうなりそうかとみてみると…
ほら、小さなつぼみがいっぱい!

毎年楽しみにして下さっていた皆様、お待たせしました!
やっとミモザ本来の姿を御覧いただくことができそうです。
昨年の開花は3月上旬でしたが、今年の気温や他の植物の開花状況を見ると2月15日頃から花が見られるのではと予測しています。
今年のミモザにどうぞご期待ください!
ガーベラがお出迎え

公園のエントランス花壇では、ガーベラ(Gerbera jamesonii Hybrid)がにぎやかに咲きそろって皆様をお迎えしています。
ガーベラはお花屋さんで切り花として馴染みがある花でね。
実はとっても育てやすいんです。

このガーベラ、花壇が寂しくなってしまった時に近所のお花屋さんで手ごろなお値段で苗を調達し、植えてみたたところもりもりと生長!
2年ほどで2-3ポットのガーベラは、それぞれ巨大な株に。
アメリカ山公園のガーデナーが株分け作業をし、約20倍位になりました!
真夏以外は花を絶やさない丈夫で大変優秀なお花です。

同じ花色の株を選んだはずなのに、ほら、1輪だけ真っ赤な花が咲きました。
探してみてくださいね!
冬の公園に咲く赤いバラたち

真冬の公園に灯りをともすような真っ赤なバラたちをご紹介します。
最初は大輪の赤いバラ、’宴’(うたげ)。
1977年に日本で太田嘉一郎氏によって作出されました。
鮮やかな緋赤色で咲き進むにつれて色あせることも少なく、大変美しい発色。
そして直立性で2m位になります。アメリカ山公園の’宴’もかなり大きいのでタイミングを見計らってそろそろ剪定をしたいと思います。
こちらは花径5センチばかりの’トゥルーブルーム レッドキャプテン’。ミニバラに分類されていますが、花は直径約6cm
独特の深い色合いと輝きをまとった厚手の花びらが幾重にも重なり、小さいながらもとても豪華な品種。
2019年にはフラワーオブザイヤー最優秀賞を受賞しています。
病気に強くとてもオススメです。

’レッドドリフト’の花はフランス生まれ。
メイアン社によって作出された修景バラです。
花は’宴’や’レッドキャプテン’よいもさらに小ぶりで直径約2~3cm。
波打つような花びらが身を寄せあって咲くようすは、いかにもにぎやかで気持ちが明るくなります!

現在剪定作業を行っているため、冬のバラもそろそろ見納めです。
新たな年を迎えて

皆様お正月はいかがすごされたでしょうか。
アメリカ山公園はハンギングバスケットを華やかに活けかえて新たな年を迎えました。
レンガ塀のバスケットもおそろいの花でおめかし。

花の種類が限られる季節ですが、ところどころに咲くバラが目を楽しませてくれます。


この1年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。
