駅舎の屋上に位置する展望園地の魅力は、マリンタワーやベイブリッジ、晴れた日には富士山も望める見晴らしのよさと開放感。アメリカと縁のあるアメリカハナミズキの並木や、バラ、四季折々の花やコニファー等を芝生広場の周囲に植栽し、西洋風の庭として整備しています。横浜市の花であるバラは約50種類を数え、モッコウバラのアーチやツルバラで華やかに彩られたレンガ塀は人気の撮影スポットです。古くから残るヒマラヤスギの大木が歴史を感じさせるシンボルとなっています。

中心の芝生広場やステージでは、公園の主催によりイベントを開催しています。また、アジサイやバラに囲まれたあずまやは、憩いのスペースとして休憩などにお使いいただけます。舗装勾配や水飲み場などはバリアフリー基準に対応した施設を整備しており、水飲み場にはペット用の水飲み容器をご用意しています。

外国人墓地、山手西洋館群、港の見える丘公園方面に向かう公園のエントランスで、バラの装飾が施された西洋風の門扉がフォトジェニックなスポットになっています。

季節の植物を楽しめる花壇は、ラベンダーなどの蜜源植物を配置し、チョウやハナバチが吸蜜する様子も見ることができます。また、園内各所のハンギングバスケットなども見どころです。アメリカ山公園では、安心・安全を第一に、殺虫剤、殺菌剤、除草剤を使用することなく、植物を管理しています。また、植物に親しんでいただくために、園内の草や木ひとつひとつにネームプレートをつけています（一年草、球根植物を除く）。

屋外結婚式も行われるバラと芝生の広場です。横浜のシンボルである横浜マリンタワーを間近に望むことができます。

公園建設以前に行われた発掘調査で発見された貝塚跡や、居留地の地図など明治・大正期の元町・山下地区の資料、アメリカ山の歴史と公園開園の経緯を紹介する歴史解説板が、屋上庭園の各所に設置されています。

山手らしい西洋風の住居をイメージさせるドレープカーテンをモチーフにしたガラス窓を採用し、特徴的な外観を形成しています。

公園の全面オープン10周年を記念して、2022年にアメリカ山公園のイメージイラストを設置しました。原画はイラスレーターYukina Tokumaruさんによるオリジナル作品です。