
「フォトコンテスト2024」の受賞作品が決定しましたので、
こちらのブログにて皆さまに結果を発表いたします。
今回は、特にテーマを求めず、以下の条件で募集を行い、
①幕張海浜公園(A~Cブロック)または見浜園で撮影された写真
②2023年4月以降に撮影された写真
素敵な写真作品42点(27名)が寄せられました。
たくさんのご応募ありがとうございました!
厳選な審査の結果、
最優秀賞1作品、優秀賞3作品、部門賞各1作品計7作品
※部門賞:ユニーク賞、フォトアート賞、ハッピーキッズ賞、ナイス風景賞、フラワーフォト賞、グッド生き物賞、安らぎのひととき賞
が決定いたしました!
また、今回も、公園で実施している「デジカメ教室」の講師をお願いしている写真家の
中田達男先生に作品の講評のご協力を頂きました。
素敵なコメントも合わせてご覧いただければと思います♪
部門賞
それではまずは、部門賞から発表いたします。
✨ユニーク賞✨
タイトル「園の下の力持ち」 渡邊 淳 様
『穏やかな時間、緩やかな景色
それは、“彼ら”の想いが形作ったありがたいギフト。』

【中田先生からの講評】
「縁の下の力持ち」ならぬ、正に癒しの公園を演出する影役者を主役にした、これまでにない視点から公園を見つめた作品です。
華やかさはありませんが、この1か月後にはカラフルな花時計に生まれ変わるという期待感が感じられます。
時計の針と作業スタッフの重なりもなく、とてもここちよく見ていられます。
✨フォトアート賞✨
タイトル「水に浮かぶマンション」 山口 いづみ様
『公園内を散歩をしていたら大きな水たまりがあり、覗いてみると水の中に草花、反射してマンションが写っていたので手持ちのiPhoneでリフレクション撮影をしてみました。』

【中田先生からの講評】
青と緑を軸に構成されたインパクトのある作品です。
リフレクションの特徴であるシンメトリー画法で、上下4つのビルだけでシンプルにまとめ、幾何学的ともいえる美しさがあります。
しゃがんで撮ったと思いますが、カメラアングルを低くすることで水部分の面積が増えたことも成功しました。
✨ハッピーキッズ賞✨
タイトル「アイドルになりたい」 石田 純也 様
『アイドルになりきった娘の渾身のポーズです。』

【中田先生からの講評】
”アイドルになりきった” この表情に魅せられました。
カメラを低く構えたことでアイドルの存在感が増し、逆光で撮ることで芝生の立体感も描写されています。
背景のビル、遊具とのバランスもよく整えられています。
✨ナイス風景賞✨
タイトル「雨あがりの夜」 大串 和紀 様
『夜の公園、雨に濡れた芝生が街灯の光を反射し鮮やかに輝いていました。』

【中田先生からの講評】
夜の公園から想像する暗く寂しい世界とは裏腹に、濡れた芝生の鮮やかで明るい緑と帽子の黄色が印象的な作品です。
実際に見える光景はもう少し暗いとは思いますが、カメラを通すことで、ここまでダイナミックに表現した作者の感性に驚かされます。
✨フラワーフォト賞✨
タイトル「可憐に花ひとつ」 大鹿糠 文彦 様
『日陰がちな小道の脇に、可憐に台湾ホトギスが咲いていました(他はすでに実となり、11月の最後の最後のひと花)』

【中田先生からの講評】
タイワンホトトギスとはよく見つけましたね。
花写真の撮影では、花を画面いっぱいに大きく撮る方法もありますが、この作品のように蕾のリズム感を出しながら花に目線を誘導することで、生態や咲いている環境も同時に表現されます。
明るい花なので暗い背景を選んだことも、美しく見せるすばらしいテクニックです。
✨グッド生き物賞✨
タイトル「幕張デビューしたイッヌ」 加瀬 未来 様
『初めて幕張の街を散策したときの満面の笑みです。
都会の中の芝生さいこー!』

【中田先生からの講評】
さわやかな晴れの日、誰もいない芝生を独り占めしている満足顔が輝いています。
芝生と空の面積バランスもよく、この写真を撮った後にも、芝生を駆け巡る姿が想像できます。
カメラアングルを犬の目線に合わせた点も大いに評価されます。
✨安らぎのひととき賞✨
タイトル「自然の中で」 ペンネーム「あい」 様
『こんな自然が近くにあってよかった。癒されました。』

【中田先生からの講評】
手前に配した数本の樹がダイナミックで、画面に安定感を与えています。
思い切った逆光で太陽の光条を出しつつ、そんな自然の中を駆け巡る姿を羨ましく感じます。
身近にあるすばらしい環境を素直に表現した作品です。
以上、見事 部門賞を受賞された7作品でした!
おめでとうございます♪
優秀賞
続いて、優秀賞の発表です!
🏆優秀賞🏆
タイトル「見浜園」 酒井 みどり 様
『真冬の凛とした空気の中、池に映るリフレクションも美しい見浜園の景色』

【中田先生からの講評】
池の南端からのこの光景は定番のスポットですが、この作品はまれに見る完成度の高さが光っています。
斜めに描いた樹のラインの中央に、雪吊り+ホテルを重なりなく配置したことと、何といっても無風が生み出したレフレクションの美しさがピカイチです。
雲の位置もバランスよく、青空の水色と水面の蒼色が画面を引き締めており、絵はがきにしたい1枚です。
🏆優秀賞🏆
タイトル「お散歩」 作佐部 大介 様
『11月。いつものお散歩コース。
小走りの愛犬と愛妻の楽しげな一枚。』

【中田先生からの講評】
誰もいない広場を駆け巡る楽しいひと時が見事に表現されました。
人物・犬・ビル群の位置関係にスッキリ感があり、無駄なスペースがありません。
浮いている足の様子と、少し傾いた芝生のラインから軽やかな躍動感を感じ、何よりも奥様のさわやかな笑顔が一番の魅力です。
🏆優秀賞🏆
タイトル「鯉も見惚れるオオガハス」 伴 博之 様
『満開のオオガハスに鯉も水面から飛び出し見惚れていました』

【中田先生からの講評】
オオガハスの鮮やかなピンクが、背景の黒っぽい水面によく映えています。
それだけでも画になりますが、その美しさに驚く鯉の表情が見事にマッチしました。
無駄な空間を排除した画面の切り取り方もよく、高速シャッターで止まった跳ねた水の様子から”ポチャン”という音が聞こえてきそうです。
以上が、優秀賞を受賞された皆さまでした!
おめでとうございます♪
最優秀賞
それでは、いよいよ 最優秀賞の発表です!!
👑最優秀賞👑
タイトル「屋根からのお花見」 デルリオ アルベルト 様
『晴れた春の日に、たくさんの人がお花見を楽しんでいました。
この小さな男の子も時計台の屋根に座って、まるでお花見を楽しんでいるようでした。』

【中田先生からの講評】
花見写真といえば、桜とおおぜいの人の様子を思い浮かべますが、この作品は頭上の小さな世界から”かわいい桜見”を見事に捉えました。被写体発見の勝利ですね。
満開の花の一つ一つが大きく表現され、全体の明るさも適切で十分に春らしさを感じます。
画面に無駄のない点も秀逸です。
最優秀賞を受賞されたデルリオ アルベルト様、
大変おめでとうございます😊
さて、受賞作品はいかがでしたでしょうか?(*^_^*)
どれも素敵な作品ばかりで、甲乙つけがたいものでした。
今回のコンテストでは、テーマは問わず、幕張海浜公園や見浜園で撮影した、子どもが元気に遊ぶ姿、公園の花や木、またそれに寄り添う生き物たち、緑あふれる公園ののどかな風景、灯ろうまつりでの風景、紅葉で色づく公園、アイデアの詰まったワンショットなどなど、自由にご応募いただきました。
作品を拝見しながら、
皆さんの幕張海浜公園や見浜園での楽しみ方・好きなところ、
私たちも気がつかなかった素敵な風景や構図など、
皆さんが感じている公園の魅力を発見することができ、
運営の私たちにとっても、とても感慨深いコンテストとなりました♪
今回も、男女問わず、16歳から79歳までの幅広い年齢層から応募いただきました。
また、近隣の千葉県のみならず、東京都や神奈川県といった他県の方からも応募いただきました。
あらためて、ご応募いただいた皆さま、
本当にありがとうございました\(^o^)/
さて、以前よりお知らせしておりましたが、
本日 1/21(火)より応募作品の展示を開始いたしました。


作品の展示は、2/16(日)まで行っています。☆
フォトコンテスト2024 応募作品展の情報はこちら
受賞作品はもちろん、それ以外にも沢山の素晴らしい作品がございます。
ぜひお越しくださいね。(^▽^)/