公園だより

公園スタッフから、日々のできごとやお花の情報などを発信しています。

ギンリョウソウ

ギンリョウソウが咲いていました。

光合成をせず、土のなかの菌類から栄養をもらって生きている植物です。
葉緑素を持たないため、全体に色がありません。

もちろんお日様が当たらなくても平気。
そんなギンリョウソウですが、以前、ハナバチが花粉をなめに来ているのを見たことがあります。
普段は明るいところに咲いている花の周りで元気に活動しているハナバチが、うす暗い林内にひっそりと咲いているギンリョウソウまで、よくぞ見つけるものです。

サルナシ

何気なくふと頭をあげたら、サルナシがありました。
白くて丸い感じの花が、まとまって咲いています。

姫の沢公園内では、ときおりサルナシを見かけますが、たいてい手の届かない高いところに花をつけています。
そのため、近くでよく観察するのは難しいです。

ヤセウツボ

にょきっとヤセウツボが出ていました。
見つけたタイミングが遅かったため花はすでに終わっています。

マメ科などに寄生する植物らしいのですが、公園内ではクローバーなどと全く関係のないところでしか見たことがありません。

他の植物に寄生して栄養を得ているため葉がありません。
そのため、どこに出現するか予想ができず、ある日突然にょっきりと顔を出す、そんな印象の植物です。

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハです。

羽化したばかりなのか、傷もなくきれいな翅をしていました。

食草となるオオバウマノスズクサがたくさんあるためか、姫の沢公園ではとてもよく目にするチョウです。