コスミレ

ビジターセンター周辺のちょっとした植え込みの中や、広場でコスミレが咲いています。
昨年は、タチツボスミレと並んで早く咲き始めたスミレです。
色は、写真のようにタチツボスミレと同じ明るい青紫が多いですが、少し赤紫がかったものもあります。
遠目ではタチツボスミレと同じ色なので見分けにくいです。
それと、「コスミレ」と名がついていますが、平均的にはコスミレの方がタチツボスミレよりも花が大きいのではないかと思います。
名前に騙されると、よけいに混乱します。
ちなみに姫の沢公園で見られるコスミレは、花の中をのぞいてもらうと「ヒゲ」のはえているものがほとんどです(下の写真)。
横2枚の花びらの内側に透明な「毛」があるのがわかりますか?。

実はこのタイプのコスミレは「ヒゲコスミレ」というそうで、なんでも西日本に多いのだとか。
ちなみに、今年初めてヒゲのない「コスミレ」も見つけました。

画質を落としているので、ちょっとわかりにくいでしょうか・・・
今年は花の咲き具合が遅い気がします。
昨年は、3月一杯くらいでコスミレの花は終わってしまいましたが、今春はどうでしょうか。
アオイスミレ

アオイスミレです。
横に向く花びらが、前へ倣えをするように前向きにつくスミレです。
早い時期に咲くスミレの一つだそうです。
実は、今回初めて見つけました。
草花は、特にこれまで見たことのないものは、咲いている時期に見つけないと見過ごしてしまいます。
姫の沢公園には、まだまだ見たことのない花が隠れていそうです。
タチツボスミレ(八重)

おかしなタチツボスミレを見かけました。
なんだか花びらの数が多いようです。
下の写真が、普通の花。
花びらは上に2枚、横に2枚、下に1枚の合計で5枚です。

こちらは、先ほどの八重のタチツボスミレを後ろから撮ったもの。

はじめに見かけたときは、上の花びらがちょっと多いかな、というくらいの感覚だったのですが、裏から見るともっと多いですね。
ちゃんと数えていませんが、8~9枚くらいありそう。
タチツボスミレはとにかく数が多いので、こんなこともあるのですね。
オオイヌノフグリ

園内の日当たりのよいところではオオイヌノフグリが、小さな青い花を咲かせ始めています。
たまたまアブが花粉をなめに来てくれました。
さて、このオオイヌノフグリですが、オオバコ科の植物でクワガタソウという属に属するのだそうです。
以前からこの「クワガタソウ」という名前が気になっていたのですが、「もしかしてこれが理由かな!?」と思ったのが下の写真です。
真ん中のまっすぐに立っているのがめしべで、それをはさむように左右から内側に湾曲しながらでている2本がおしべです。
このおしべの形、クワガタムシのあごに見えませんか?
もしかして、これが答えかなぁ~と思い、もう少し調べてみたところ、全く違う理由でした。
なんでもタネの頃に「クワガタ」を連想する形ができるのだそうです。
残念。

キチョウ

先日とりあげたフキの花にキチョウが蜜を吸いにやってきました。
幼虫はマメ科の植物の葉を食べるのだそうです。
姫の沢公園にはハギやネムノキ等マメ科の植物があるせいか、たまにキチョウが飛んでいるのを見かけます。