公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

😃 フォトコンテスト2023受賞作品発表 😃

「フォトコンテスト2023」の受賞作品が決定しましたので、
こちらのブログにて皆さまに結果を発表いたします。

今回は、特にテーマを求めず、以下の条件で募集を行い、
①幕張海浜公園(A~Cブロック)または見浜園で撮影された写真
②2022年4月以降に撮影された写真

素敵な写真作品64点(38名)が寄せられました。
たくさんのご応募ありがとうございました!

厳選な審査の結果、

最優秀賞1作品、優秀賞4作品、部門賞各1作品計6作品

※部門賞:ユニーク賞、フォトアート賞、ハッピーキッズ賞、ナイス風景賞、フラワーフォト賞、グッド生き物賞

が決定いたしました!

また、今回も、公園で実施している「デジカメ教室」の講師をお願いしている写真家の
中田達男先生に作品の講評
のご協力を頂きました。
素敵なコメントも合わせてご覧いただければと思います♪

部門賞

それではまずは、部門賞から発表いたします。

ユニーク
タイトル「平和な公園に、珍獣現る!」 中野 智裕 様
『草むらに出現した珍獣は、ワンちゃんや恐竜に見えてしまい、夢中でシャッターを切りました。』

【中田先生からの講評】
この葉っぱの形を怪獣に見立ててしまうその感覚に大いに敬服します。
写真の楽しみは、こんな想像力にも大きく起因するのではと感じます。
葉っぱの背景がシンプルな空であるため、”怪獣” の形がハッキリ現れ、巨大な麦わら帽子も巨大とは思えないくらい迫力があります。
画面左のもっこりしとした樹を削除すれば、もっと強い怪獣になりますね。


フォトアート賞
タイトル「額縁のある風景」 佐々木 了一 様
『額縁の中に綺麗に花が納まっていたので撮りました。』

【中田先生からの講評】
額縁構図と言われる手法です。
つい通り過ぎてしまう光景ですが、よくぞこの公園風景を作品に仕立てましたね。被写体発見眼の賜物です。
”額” に相当する白い石の水平・垂直がしっかりしていることに加え、3本の木と花の間合いもよく、細かい点では、花を背景の3本の樹に重ねずにスッキリ見せていることも高得点です。

ハッピーキッズ
タイトル「かまきり発見」 鯉渕 真奈美 様
『自分の手よりも大きなカマキリを見つけて興味津々な兄弟。』

【中田先生からの講評】
カマキリをただ見ているだけなのに、その純真な心が感じられる秀作です。
二人の子とカマキリを結ぶ三角形で画面構成され、背景には他の人物もおらずスッキリ感があります。
右の子が少し立ち上がっていることで動きを感じさせます。
視線を浴びたカマキリが「ヤベ!早く逃げよう!」と言っているようです。

ナイス風景賞
タイトル「深まる秋」 重松 悦子 様
『日本庭園の雪吊りを近場で見られるというので、勇んで見浜園へ。その日は穏やかで、雪吊りやホテルが綺麗に池に映り込んでいて、さらに嬉しくなった。』

【中田先生からの講評】
秋晴れの朝、少し肌寒いキリリとした空気感が伝わってきます。
右下の石で形作る三角形が画面に安定感を与え、左上の雪吊りが立体感を出し、手前から奥への空間がうまく表現されています。
色彩的に、空の青を写した水面と対比する紅葉で季節感が表現されました。

フラワーフォト賞
タイトル「大賀ハス」 酒井 みどり 様
『今年は例年より多くの大賀ハスを見浜園で楽しむことが出来て嬉しかったです。』

【中田先生からの講評】
花写真の第一歩は形のよい整った花を探すこと。
正に美しさ絶頂の状態の花を探し出しました。
それだけでなく、背景を暗く落とすことで、ピンクと黄色の明るい花がいっそう引き立っています。
左側の蕾もよいアクセントになりました。

グッド生き物賞
タイトル「オオガハスとカワセミ」 伴 博之 様
『幸運に恵まれ千葉市の花オオガハスとカワセミを一枚に撮れました。』

【中田先生からの講評】
カワセミを大写しする表現は多く見られますが、周囲の環境を取り込んだ作風が新鮮です。
オオガハスを左下に前景として使い、右上に凛としたカワセミがたたずむ様、画面構成もしっかりしています。
カワセミに逃げられずに、よくぞこのカメラポジションで撮影できましたね。

以上、見事 部門賞を受賞された6作品でした!
おめでとうございます♪

優秀賞

続いて、優秀賞の発表です!

🏆優秀賞🏆
タイトル「雨上がりの朝」 錦戸 祐之 様
『雨上がりの早朝… 照明の明かりと夜明け前の暗い公園がマッチした幻想的な瞬間を撮影しました。』

【中田先生からの講評】
見た瞬間、SF映画の一コマを思い出しました。
暗いはずの公園にUFOでも到来したかと思わせる明るい光が射しこみいよいよ着陸…。
立ちこめる黒い雲、コントラスト強めの描写が相まって、非現実を十二分に思わせます。
こう表現したい!という、作者の強い作画意図を感じます。

🏆優秀賞🏆
タイトル「和の融合」 高野 庸子 様
『ランタンが、地面を芸術的に映し出し、灯ろうまつりの夜景とまさに和を融合した競演となりました。』

【中田先生からの講評】
足下のランタンだけに視線が注がれがちですが、遠くの雪吊りも含め和を想った作者の感覚に驚きを感じます。
垣根のうっすらとした格子も脇役として演出を助けています。
カメラの露出設定が難しいところ、暗くも明るくもなり過ぎずに仕上がりました。
遠くのビルの存在により、公園の持つ都会のオアシスの役割を感じます。

🏆優秀賞🏆
タイトル「若葉燃ゆる」 西宮 みゆき 様
『若もみじの静けさを切り取ってみました。』

【中田先生からの講評】
画面右下から上部へ突き出た堂々とした樹の幹が画を形作り、全体を緑色で埋め尽くした思い切った構成で成功しています。
画面上部の葉と、その下の映り込みの葉との対比で変化をつけ、見ていて飽きない魅力があります。
若葉の匂いを感じますね。

🏆優秀賞🏆
タイトル「木洩れ陽の石畳」 冨田 敏史 様
『初冬の朝陽が木々の間を通り抜け、木々を鮮やかに彩り見事なグラデーションを描いていました。』

【中田先生からの講評】
光の方向・強さ・色の観察は作画には大切です。
逆光に輝く葉の緑、紅色の色彩の美しさはもちろんですが、明るい葉っぱを背景に樹のシルエットが画面を形どり、石段から奥に続く散歩道を見事に描いています。
石段と苔むした地面に落ちた木漏れ日が、静かな小径をさらに演出しています。

以上が、優秀賞を受賞された皆さまでした!
おめでとうございます♪

最優秀賞

それでは、いよいよ 最優秀賞の発表です!!

👑最優秀賞👑
タイトル「大きな大きな花時計」 仲田 弘明 様
『お花が大好きな娘、両手いっぱいに広がる花時計を目の前にして感動中。』

【中田先生からの講評】
画面の80%を花時計で占めた思い切った構成が目を惹きます。
そこに女の子の後ろ姿、顔は見えずとも、これだけのお花畑を前にどんな笑顔をしているのか、作品を見る者に想像させる効果があります。
画面左上の青っぽいビルも色彩変化がありプラスです。
針の位置も人物を邪魔せず、撮影時刻も大成功!あたたかい一コマです。

最優秀賞を受賞された仲田様、
大変おめでとうございます😊

さて、受賞作品はいかがでしたでしょうか?(*^_^*)
どれも素敵な作品ばかりで、甲乙つけがたいものでした。

今回のコンテストでは、テーマは問わず、幕張海浜公園や見浜園で撮影した、子どもが元気に遊ぶ姿、公園の花や木、またそれに寄り添う生き物たち、緑あふれる公園ののどかな風景、アイデアの詰まったワンショットなどなど、自由にご応募いただきました。

作品を拝見しながら、
皆さんの幕張海浜公園や見浜園での楽しみ方・好きなところ、
私たちも気がつかなかった素敵な風景や構図など、
皆さんが感じている公園の魅力を発見することができ、
運営の私たちにとっても、とても楽しいコンテストとなりました♪

今回男女問わず、12歳から79歳までの幅広い年齢層から応募いただきました。また、近隣の千葉県のみならず、東京都や特に鹿児島県という遠方の方から応募いただいたのがとても印象的
でした。

あらためて、ご応募いただいた皆さま、
本当にありがとうございました\(^o^)/

今回また、受賞作品の発表を展示開始と同時とし、
本日1/23(火)より展示を開始いたしました。

作品の展示は、2/18(日)まで行っています。☆
https://www.seibu-la.co.jp/makuhari/event/202312131520085888.html


受賞作品はもちろん、それ以外にも沢山の素晴らしい作品がございます。
ぜひお越しくださいね。(^▽^)/