てつみち

「てつみち」は、2012年に京王線・相模原線の鉄道が地下化されたのちに、2017年に京王電鉄株式会社によって駅直上の土地を複合型商業施設「トリエ京王調布」として開業したのにあわせて、段階的な売却計画のもと暫定活用としてオープンしたのが始まりです。2023年9月までトリエ京王調布によって運営され、その後調布市に売却されました。

※2018年度グッドデザイン賞を受賞

その後、2023年9月に歩行者利便増進道路制度の指定区域となり、調布市から占用者として指定された京王電鉄株式会社によって鉄道跡地としての記憶や、暫定活用時の記憶を残しつつ、機能を損なわない快適な道路空間を目指して、段階的な整備が行われてきました。

2024年7月に占用者の地位を承継した株式会社京王SCクリエイションが、この場所を「（新）てつみち」として2024年9月にグランドオープン。約6年間にわたって運営されてきた（旧）てつみちのノウハウ等も活かしつつ、利用者からの声を反映して、この場所を訪れる多くの方が思い思いの時間を過ごせるような空間として整備が行われました。

「（新）てつみち」には、子どもたちが自由にお絵描きできる黒板や、人工芝のプレイヒル、埋設レール＆車輪付きのベッド、（旧）てつみちの設備をリメイクした植栽付きベンチやテーブルなど、歩行者空間と憩いの場が共存するような空間となっています。
※2025年度グッドデザイン賞を受賞

当社は、設計を手掛けた株式会社日建設計からの発注にて、当施設の実施設計および施工を担当しました。