無人・自律走行システム
I-GINS搭載芝刈機を導入
軽井沢72ゴルフ
ゴルフ場のフェアウェイ管理をより効率的・効果的に行うことができるサービスとして、無人・自律走行型によるコース管理を可能とする「I-GINS(アイジンズ)」を搭載した芝刈機によるメンテナンス事業を「軽井沢72ゴルフ」および「瀬田ゴルフコース」で2023年4月より開始しました。
「軽井沢72ゴルフ」では、西コース内ゴールド3H+ブルー14Hの合計17Hで、フェアウェイの自動芝刈を実施しています。
同ゴルフ場の一部コースで、2022年8月よりI-GINSを導入した管理について品質等の実証実験に取り組んでおり、本実証実験の結果を踏まえて2023年4月から本格的な稼働を開始しています。
無人・自動走行「I-GINS(アイジンズ)」によるコース管理
マミヤ・オーピー株式会社の「I-GINS(Integrated-GPS Inertial Navigation System)」とは、RTK-GNSSと慣性航法により自車位置を検出し、あらかじめ作成された経路を独自のアルゴリズムで機体誘導する走行制御システムです。
この走行制御システムによって、夜間や霧などによって視界が悪い環境や、不安定な地形でも、機体の位置や姿勢を正確に知ることができます。そのため、自動車での自動運転技術とは異なり、道や車線(白線)といった走行の目印になるようなものが無いゴルフ場においても、経路通りに機体を誘導することが可能です。
I-GINS搭載⾞は、フェアウェイ上の起伏があるような地形でも均一で見た目の美しいゼブラカットやダイヤモンドカットが可能で、外周刈りもラフの境⽬を明確に仕上げることができます。また刈込頻度を上げる事で、芽数が増え雑草の発生抑制、蒸散による排水不良個所の改善、芝草の活性向上による病害軽減効果が期待できます。
また、専用アプリを用いたスマートフォンによる操作や、障害物検知センサとバンパーセンサによる自動減速・停止機能など、高い安全性も誇ります。
「I-GINS」の技術を導入することで、従来のゴルフ場管理において発生していたコースメンテナンスに関する作業の人手不足やコスト高、メンテナンス時間の捻出などの課題を解決します。
※西武造園株式会社は、マミヤ・オーピー株式会社の「I-GINS」ソフトウェアの一部を利用して、管理経路の作成・設定および芝生の維持管理事業を実施しています。
- 維持管理期間
- 2023年4月~現在
- 所在地
- 長野県北佐久郡軽井沢町発地南軽井沢
- 発注者名
- 株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド