西武造園株式会社

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持続可能をテーマとした
初のコンテストに入選

第1回東京パークガーデンアワード代々木公園 入賞作品「TOKYO NEO TROPIC」

公益財団法人東京都公園協会が実施する新しいコンセプトのガーデンコンテスト第1回「東京パークガーデンアワード」にて、全国から52作品の応募の中から、西武造園の作品が入賞に選ばれました。
 
本コンテストは、入賞者決定から審査の結果発表まで1年をかけて行われる、新しい試みのコンテストです。
会場となる都立代々木公園内で「持続可能なロングライフ・ローメンテナンスなガーデン」をテーマに、入賞者はそれぞれ約80m²のスペースにガーデンを制作し、2023年4月~11月の期間中に計3回の審査が実施され、11月にグランプリなど各賞が決定します。
そのため、デザイン性はもちろん、最小限の手入れでガーデンを維持することが重要となるため、植物や栽培環境に対する高度な知識が求められる内容となっています。

当社の作品「TOKYO NEO TROPIC(トウキョウ ネオ トロピック)」は、ガーデンのコンセプトや、メリハリあるデザインが高く評価され、春・夏・秋の見頃の様子はNHK「趣味の園芸」などメディアでも多数紹介されたほか、日比谷公園ガーデニングショー2023でのエキシビジョンガーデンの制作・展示も行いました。

作品名:「TOKYO NEO TROPIC(トウキョウ ネオ トロピック)」

地球温暖化により市街地で越冬するようになった亜熱帯植物をメインとして植栽し、環境の変化に順応する植物の強さや生物多様性を問いかけます。個性豊かな亜熱帯植物が東京で力強く生きる魅力的な姿は、地球環境問題への気づきを私たちに与えてくれます。地球温暖化による気温上昇、豪雨などの異常気象が多発するなかで、改めて「植物」や「土」がもつ環境改善の役割を見つめ直し、緑の大切さを発信します。

2023年4月のショーアップ審査では、高低差のバランス、個性的な植物選びと全体の調和が評価されました。また、7月のサステナブル審査では、シンボルプランツのエンセテʻマウレリーʼをはじめ、キダチアロエやクワズイモなど、トロピカルな植物が旺盛に。バイオネストの活用や、湿気が苦手な植物をレイズドベッドで管理するなどの工夫が評価されました。

11月の最終審査においては、草丈も大きく成長し、明治神宮の森を借景としたフォルムが見ごたえのある景観に。区分けされた各植物の立体感や、花・葉色の鮮やかさ、ローメンテナンスかつ夏のダメージを少なく抑えた安定性などが評価されました。

自然素材のレイズドベッド

高さを上げて地温を確保し、冬の寒さによる亜熱帯植物のダメージを軽減します。
黒竹の柱にヤマハギの枝を通して編み上げた自然素材のため、周囲の植物との一体感のあるデザインで、ガーデンをリズミカルに表現する効果もあります。

コンポストとバイオネストによる「循環型再生管理」

コンポストとバイオネストを使って、ガーデン内の枯れ葉や枝、花殻などを堆肥化し、還元します。大きな鳥の巣のようなバイオネストは、昆虫やミミズなどの分解者の住処の役割も果たしています。
発生材の削減は場外への搬出量を軽減し、運搬時の車両燃料およびCO2排出の削減にもつながります。化学肥料を避けた植栽管理および、保水力、保肥力を高めた土壌づくりにより土の力を強め、健全な植物生育を促しています。

亜熱帯植物が力強く生きる魅力的な姿

亜熱帯植物を取り入れながら、ロングライフ・ローメンテナンスのコンセプトに合う宿根草など合計40種以上を植栽。気温の上昇とともに成長し、続々と見頃を迎えます。

メンテナンススタッフによる植物情報の発信

4月下旬からガーデンの春の見頃が始まるのにあわせて、期間限定ブログ『「TOKYO NEO TROPIC」GARDEN DIARY』を公開しました。
当社のメンテナンススタッフが、植物の見頃やローメンテナンスで維持する工夫などをご紹介しています。

昆虫たちも集まるガーデンづくり

蜜源となる花々や、住処となるバイオネストなど、昆虫たちの集まるガーデンとなっており、1年間を通じて様々な生き物が訪れる姿がみられました。

展示期間
2022年12月16日~2023年11月(予定)
コンテスト名
第1回「東京パークガーデンアワード」代々木公園
会場
都立代々木公園 オリンピック記念宿舎前広場
(東京都渋谷区代々木神園町、神南二)
作品名
「TOKYO NEO TROPIC(トウキョウ ネオ トロピック)」
募集テーマ
宿根草等を活用し、見た目の美しさやスタイルだけではなく、持続可能な社会に相応しく、ロングライフ・ローメンテナンスな花壇
※丈夫で長生な宿根草や球根植物を中心に、季節ごとの植え替えをせずに、主に植えっぱなしの宿根草で、異なる季節に開花する花壇
審査スケジュール等
作品募集期間:2022年8月26日~10月20日
入賞者の公表:2022年10月31日
入賞者によるガーデン制作(1回目):2022年12月5~9日
入賞者によるガーデン制作(2回目):2023年2月27日~3月3日

グランプリ選考期間:2023年4月より3回の審査を実施
・4月:ショーアップ審査(春の見ごろを迎えた観賞性を審査)
・7月:サステナブル審査(梅雨を経て猛暑に向けた植栽と耐久性を審査)
・11月上旬:ファイナル審査(秋の見ごろの観賞性と年間の管理状況を審査)
・11月:最終審査結果の発表・表彰式

※全3回の審査を踏まえ、総合評価にてグランプリなど各賞を決定

西武グループとしての取り組み

グループスローガンのもと、地域・社会の発展、環境の保全に貢献するため、様々なプロジェクトを実施しています。

SDGsへの取り組み

人とみどりの環境創造サービス企業として「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に向けた事業活動を行っています。

ビジネスパートナーの皆様へ

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