Technology and Solution
森のお引越し
「みどり・かえる」による自然再生サポートサービスの一環として、森の早期復元「森のお引越し」があります。単なる樹木の移植ではなく、大径木移植技術や表土ブロック移植工法等の新工法と、従来の移植工法を効率的に組み合わせることで、植物をはじめとして土壌に生息する微生物や小動物、種子などを丸ごと移設することができ、森の早期復元を可能にします。

各工法のご紹介
表土ブロック移植工法 特許:第3468756号、第5008085号/NETIS:登録No.KT-050021-V
表土ブロック移植工法は、専用のバケットを使用して既存植生を表土と共にブロック状に切り取って採取し、移植する工法です。クレーンを使うことによって法面を傷めることなく、また樹木を植栽した場所でも設置できる点が特長です。また、ブロック状に土壌を採取することで土壌内の生態系を崩すことなく移植し、地域の自然の早期回復が可能となります。


施工フロー
- 根切:
スコップまたは専用アタッチメントによる根切 - 採取:
表土ブロック移植重機による表土ブロックの採取 - 積込み・運搬:
クレーンによる積込み、キャリアダンプ・トラック等による運搬 - 定着:
クレーンによる表土ブロックの定着、外枠コンテナの引抜き、内枠コンテナの吊り上げ - 間詰め:ブロック間の間詰め
- 養生



施工実績


根株移植工法
樹形不良などの樹木を地際から30~50cmのところで切断して根株を移植します。根株からの萌芽を期待した工法です。
根株植栽の方法

幹の挿し木工法
既存樹木の幹を利用して挿し木を行うものです。幹部に養分が蓄えられた時期が幹挿しの適期で、高温・乾燥の夏期と厳冬期までに十分な発根期間が必要です。

自生種実生苗
地域で採取した種子から苗木を育成し、対象地に植栽します。
高木重機移植
専用の重機によって、根鉢を直接つかみながら移動・植付けを行う移植技術です。樹木の掘り取り、運搬、植付けを短期間に行ない、移植前の樹形を保ったまま動かすことが可能な工法で、大径木の移植に有効です。新たな景観に既存樹の美しい姿を移していくことができます。
