
業務と子育てを両立できる環境で
現場の業務を支援
みどり環境統括部
2012年入社/新卒採用
東京農業大学地域環境科学部造園科学科卒業。2012年に新卒入社後、工務部(現:東日本統括支店 みどり環境部)維持管理課に配属され、都道の街路樹管理や商業施設の植栽管理を担当。2度の産休・育休を挟み、短時間勤務制度を活用しながら監査部などいくつかの部署を経験。現在はみどり環境統括部で工事に関わるデータ整理や書類作成など、現場の支援業務などを行っている。
自分を植物に例えると…ギボウシ

日陰にも寒さにも強く忍耐力のあるところが自分に似ていると思います。主役にはならないけれど、ガーデンの引き立て役を務めるサポーター的な部分も、今の私の職種とぴったり重なります。ギボウシのように爽やかな存在でいたいです。
西武造園への入社の決め手
元々植物が好きだったので、大学は造園学科に進み、就職先も造園系を中心に探しました。西武造園は設計・施工・維持管理や運営まで、造園業を総合的に行っている点に魅力を感じました。また、出身が西武鉄道沿線なので、西武グループを身近に感じたことも、志望理由の一つです。
現在担当している業務
工事に関わるデータ整理や書類作成など、現場支援を行っています。みどり環境統括部は、工程の状況把握、ピークの早期予測、発注者などとの組織的交渉などを行うことで、現場業務の分担、効率化を推進しています。そのなかで私は、主に施工現場の長時間労働を抑えるためのサポートをしています。具体的には、工事の写真整理、設計図面などから数量を求める数量拾い、提案書類や出来高管理表の作成、施工体制台帳や安全書類の整備などが主な業務内容です。この他にも、部署では若手社員の技術研修などのサポートやDX技術の導入による業務効率化の取り組みなども行っています。

ある1日の流れ
*育児短時間勤務制度を利用
担当している業務の魅力

業務上、施工現場で働く担当者と接することが多いのですが、部署や立場が違っても、皆さん気さくで明るく接してくれるので、話しているといつも元気がもらえます。依頼があって実施した業務に対して「早い対応ありがとう!」「またよろしくお願いします」など、声をいただける点が魅力の一つだと感じます。また頑張ろうという気持ちにもなりますし、追加で作業依頼があると、現場から頼りにされているのだとうれしくなります。私は出産を機に間接部門に移りましたが、自分自身が現場で経験したことを活かして、違う形で現場を支える業務に携わることができ、やりがいを感じています。
困った時にはすぐに相談できる環境も魅力です。小さい子どもがいるので短時間勤務制度を利用していますが、周囲の皆さんの理解があるため助かっています。子どもの体調不良で急に休むことになっても温かい言葉をかけていただけます。
業務をする上で大切にしていること

周囲の人とのコミュニケ―ションを大切にしています。日頃からコミュニケーションをとっていれば、現場で働く方も気軽に業務を依頼しやすいですし、相手の意図をくみ取りやすくなり、業務も円滑に進みます。逆に、自分が業務に行き詰まった時にはアドバイスももらえます。以前、国営昭和記念公園の植物維持管理を担当したことがありましたが、規模も大きく、自分のセクションを超えた多くの方々と連携したり、相談したりしながら業務を進めていました。
今の部署でも、現場の担当者をはじめ、円滑なコミュニケーションをとるように心がけています。特に意識しているのは、依頼された書類の提出期限を必ず守ること、期限内であってもなるべく早く返すようにすることです。現場担当者の時間外労働を削減するための支援業務をしているのに、私の作業が遅れて現場の方を待たせるようなことがあれば、本末転倒です。
また、子どもが体調を崩せば急に休みを取らなければなりませんので、その日にできることはその日のうちに終わらせることを意識して業務に取り組みます。突然休みをいただく時にも、普段からコミュニケーションを取って自分の状況を上司や同僚など周囲の方々に伝えているので、部署全体での協力を得ることができています。
これからやっていきたいこと

施工現場や維持管理業務に携わるスタッフの時間外労働は、数年前と比較すれば少しずつ改善されているものの、まだまだ多いのが現状です。書類の業務支援などを進めることで、現場の方の負担をもっと減らしていきたいです。私自身は現在ワークライフバランスのとれた生活を送れていると感じているので、私が業務支援をすることで、現場の方にも1時間でも2時間でも多く自分や家族のために時間を過ごせるようになってほしいと思います。そのためには、施工管理や現場業務に関する知識・技術をさらに身につけ、スキルアップしなくてはなりません。2023年に西武造園で初めて「建設ディレクター」※の養成講座を修了し、現在の業務に活かしています。今後も、地道に業務依頼をこなして、少しずつでも現場担当者からの業務依頼を増やせていけたらと思っています。
※ITとコミュニケーションで現場とオフィスをつなぐ新しい職域です。現場技術者の負担を軽減し、作業の効率化と就労時間の短縮を図る効果的な取組として「働き方改革への取組」にも繋がるとされています。一般社団法人建設ディレクター協会の登録商標です。(登録番号:第5939693号、第6327912号)