
工事課で植栽工事の面白さに開眼
現場で活躍する若い女性の
モデルケースになるのが目標
東日本統括支店 みどり環境部 工事課
2022年入社/新卒採用
東京農業大学農学部農学科卒業。2022年に新卒入社。研修期間にさまざまな部署や現場をローテーション研修などで経験し、2023年3月に工事課に正式配属となる。現在は関東エリアを主に、都立公園や団地外構工事の施工管理を担当するほか、官庁物件における申請書類・検査書類の作成も行っている。
自分を植物に例えると…カスミソウ

入社3年目となり、先輩と後輩の間でチームを支える役割に、意外にも居心地の良さを感じています。カスミソウは花束の脇役ですが、主役の花を引き立てる姿が自分と似ていると思います。
西武造園への入社の決め手
元々公園が好きで、公園の管理・運営の業務に興味がありました。また、植物の魅力を人に伝えたいという思いもあり、西武造園は全国規模で公園等の指定管理者としての実績も多く、この会社なら植物で人と人をつなぐような業務ができるのではないかと考えて志望しました。
現在担当している業務
東京都23区内にあるUR賃貸住宅の建替に伴う造園工事の施工管理担当者として、主に植栽工事に携わっています。私の役割は、作業現場の工程管理や安全管理、施工状況の工事写真管理、仕上がりや品質確認、翌日に施工する箇所の確認など、施工に関わる全ての段取りです。協力企業の方への施工指示出しも行います。官公庁物件のため、施工にあたっては警察署や区役所に提出する申請書類や図面等も多く、それらの作成や申請も業務の一つです。

ある1日の流れ
(工程段取り確認・検査書類の整備・写真整理など)
担当している業務の魅力

植栽工事の全工程に携わるので、元は土しかなかったような場所に公園や団地が出来上がっていく過程を現場で目の当たりにできます。普通の生活では工事現場の内側はなかなか見られませんので、この職種ならではの特権だと思っています。物件が完成した時には大きな達成感があります。今の物件の前に経験した都立明治公園の施工では、「100年の杜」のコンセプトが掲げられており、樹木が成長して少しずつ変わっていく景色を見るのも楽しみの一つです。
自分が関わった植栽空間が、団地に暮らす人たちに利用していただけたり、出来上がった公園で子どもたちが遊んで楽しんでもらえたりすることにもやりがいを感じています。それは、裏を返せば施工中の小さなミスが将来の事故につながる可能性を孕むということなので、常に責任感と緊張感を持って業務に向き合います。分からない点や判断に迷う点があれば上司や先輩が親身にアドバイスをしてくれますし、人間関係の温かさやコミュニケーションの機会の多さも当社の魅力です。
業務をする上で大切にしていること

上司、先輩、後輩に関係なく自分の意見を率直に伝えるようにしています。意見がぶつかることもありますが、結果としてより良い提案ができたり、学ぶことができたりすることの方が多いと感じます。また、疑問点は上司や先輩に素直に尋ねる姿勢を持つことも大切にしています。
官公庁物件においては、西武造園は元請けなので、入社1年目であっても協力企業の方々より上の立場になります。年齢や経験面で大きく差がある相手だとしても、元請け企業として指示出しをしなければならないのです。最初は、図面や施工方法などがなかなか理解できず、作業に時間がかかってしまうこともありました。しかし、先輩方にアドバイスをいただきつつ自分自身で試行錯誤した結果、今ではしっかりと理解できています。協力企業の方々ともコミュニケーションを密に取り、スムーズに業務を進行できるようになりました。3年目になった現在は、先輩として、学んだことを後輩に伝えることを意識して動いています。
これからやっていきたいこと

私は工事課に所属し、現場に出て働いていますが、西武造園全体でみると、まだ女性の技術者は少ない状況です。その中で、今後資格の取得などにも挑戦しながら、造園業の施工管理の現場で活躍する技術者としての1つのモデルケースとなれるよう、さらに経験や知識・技術を身につけていくことを目指しています。入社3年目となり、後輩も続々と入社してきて、今はちょうど先輩と後輩の間をつなぐ立場となっています。自分が新入社員だったころを思い出しつつ、チーム全体で円滑に業務が遂行できるように、コミュニケーションの潤滑油的な役割も担っていければと思います。また、施工管理の現場環境も徐々に改善されてきているとはいえ、課題の残る場所もあります。事務所の環境整備や現場の休憩所やトイレなどの快適性をより一層確保し、協力企業の方も含めたすべての人が働きやすい環境を整え、施工現場の新しいスタンダードとして定着させていきたいと考えています。そのために、小さな内容でも気が付いたことから改善の工夫をしていきます。