資源循環
地域協働

生きものとの共生「ヤギによる除草」の取り組み

2025.08.08

わたしたちが植物維持管理や管理運営に関わる一部の施設では、ヤギによる除草の取り組みを実施しています。人の手では管理が難しい急な斜面地や、広い面積の植物管理などで大きな力を発揮してくれています。さらに、刈った草や剪定葉を飼料にすることで、植物管理で発生するごみの量も削減することができます。

 

東京都立野山北・六道山公園では、2頭のヤギたちが公園内の除草に協力してくれています。

当園は、開園面積が205.5ha(2025年現在)と東京都立公園で最大の規模となっており、首都圏に残された広大な自然があり、今となっては貴重となった里山の風景が広がる公園です。

ヤギたちは時々公園内をお散歩しており、来園者の皆さんからも、公園スタッフからも、とても人気です!

 

 

また、維持管理を行っている、大阪府の大和大学 吹田キャンパスでは、3頭のヤギたちが活躍中。

ロボット芝刈機オートモアと一緒に、約1万㎡の広大なキャンパスの植物管理を手助けしてくれています。星座にまつわる「カプリ」「コーン」という名前を、大学の皆さんに命名していただきました。さらに、春にはかわいい子ヤギが5頭誕生!現在は、子ヤギたちは別の施設でお世話されていますが、愛らしい姿に学生や先生たち、近隣の方からも大人気でした。

  

 

そして、今年から、子会社の西武アグリが営農を行う「西武アグリパーク所沢」で2頭のヤギが仲間入り!オスの「ラッキー」とメスの「ハッピー」です。

「西武アグリパーク所沢」では、太陽光発電パネルの下でブルーベリーやブドウを営農する“ソーラーシェアリング”に取り組んでおり、ヤギたちは畑周辺の緑地を除草してくれています。当園は、2026年に観光農園としてグランドオープンを予定していますので、ぜひ会いにきてくださいね。

 

 

わたしたち西武造園グループは、生きものと共生しながら、持続可能で、快適な緑地空間の創出に貢献してまいります。