【開花情報】ネリネ、トウゴマ、カリアンドラ開花(2008年10月)

秋も深まり、良い香りが漂う、懸崖菊が見頃を迎えております。
園地は、サルビアやアキランサス、ウィンターコスモスなどで彩られています。


★ ネリネ Nerine cv.
南アフリカ原産の球根植物
秋の陽射しを受け、絹のように花びらが輝くことから「ダイヤモンドリリー」と呼ばれ、切り花としても人気を得ています。
入り口ゲート右手のコーナーで鉢展示をしております。



★ トウゴマ  Ricinus communis 
トウダイグサ科
原産地は熱帯アフリカですが現在では広く世界中の熱帯、暖帯に野生化しています。
栽培されている茎や葉の紅色のものは園芸品種「みずま」ですが、
当園ではミャンマー産の種子から育てたもので、一段と葉の色が濃いようです。
花が咲きかけてきましたが、下方は雄花、上方が雌花となります。
ダニにそっくりな種子は猛毒ですが、加工をしてヒマシ油をとります。
戦時中は航空機の潤滑油として使われたと年輩の方よりお話しを伺ったことがあります。



★ ニンニクカズラ Mansoa alliacea
ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ原産のつる植物
9月中旬に開花したばかりですが、再び花盛りとなり、エントランスホールにて鉢展示をしております。
花は良い香りがしますが、名前の通り、花以外はニンニクのニオイがします。



★ カリアンドラ・ハエマトケファラ ’アルバ’
Calliandra haematocephala ‘Alba’
南米に分布するマメ科の常緑低木
大人気の冬に咲く熱帯花木です。長く白い雄しべがボール状に集まって咲きます。
光の加減で素晴らしい被写体となるでしょう。



★ ルリマツリモドキ Ceratostigma plumbaginoides
イソマツ科 中国原産
秋が深まるとともに、ルリマツリモドキの青色が驚くほど鮮やかになりました。
花の少なくなった晩秋に、丘の上の花園のはずれ、森の小道と出会う所でこんもりと咲く青い花が印象的です。

公園だより | 更新日:2008.10.31

【開花情報】懸崖菊、イポメア・ロバタ、サルビア‘ライムライト’ 開花(2008年10月)

秋の洋ラン展を10月26日日曜日まで開催しております。
園内は正面の花壇を秋の草花に模様替えいたしました。
花影の池はまだパラグアイオニバスやミズカンナの花がご覧いただけます。
懸崖菊が咲き、ツワブキやサザンカの花が咲き始め秋の深まりを感じさせます。
アトリウムでは早くもカリアンドラの白い花が咲き始めました。ホザキアサガオ、オウコチョウを展示いたしました。


★ 懸崖菊
毎年恒例の人気の懸崖菊は7分咲きです。



★ 秋花壇
サルビア・レウカンサ、ウィンターコスモス、アキランサス、シクラメンなどに変わりました。



★ イポメア・ロバタ  Ipomoea lobata
ヒルガオ科  メキシコから中・南米に分布
クアモクリト・ロバータ Quamoclit lobata,
ミナ・ロバータ Mina lobata とも称されます。
ゲートを入り左側の上を見上げますと、高い位置に白~黄~紅のグラディーションの不思議な花が見えます。



★サルビア‘ライムライト’ Salvia mexicana‘LimeLight’
黄色がかったライム色の萼片と青紫色の花びらが補色となり美しいサルビアです。
枯れた蓮がたたずむ教材園の縁、西側の一番奥でひっそりと咲いています。



★ 秋の洋ラン展から
ハベナリア・ミリオトリカ  Habenaria myriotoricha
又はハベナリア・メデューサ Habenaria medusa


公園だより | 更新日:2008.10.24

【開花情報】スイフヨウ、宿根サルビア、ディコリサンドラ開花(2008年10月)

毎年恒例の懸崖菊も登場いたしましたが、見頃はまだ先になります。
今週いっぱいでハンギングバスケット&コンテナ展も終了となります。


★ トロピカルガーデン
夏中カラフルな色合いで楽しんできました、熱帯植物で作るトロピカルガーデンも、
今週末をもちまして終わりとなります。
朝夕の低温でシックな落ち着いた葉色と真っ白な花盛りの
ハイビスカス・アーノッチアヌスの織りなす花壇は最高潮となりました。



★ サルビア・アンソニ-パーカー’
レンガの小道では落ち着いた色あいのサルビアが見頃となっております。
後方の斑入りセンダンの黄色が鮮やかです。
教材園でもサルビア・レウカンサやサルビア・エレガンスが見頃です。



★ スイフヨウ  Hibiscus mutabilis f.versicolor
アオイ科   落葉低木
フヨウの園芸種。花色が、早朝は白色、日中はピンク色になり、夕刻は紅変することから、
酒に酔って顔が赤くなっていくのにたとえて「酔芙蓉」と名付けられました。七草園のあずまや付近で花盛りです。



★ペンニセツム・ウィロスム Pennisetum villosum
イネ科
ふわふわした羽毛状の花穂は‘ギンギツネ’とも呼ばれ、
オーナメンタルグラスの代表としてガーデニングに利用されます。丘の上の花園でご覧いただけます。
園内では、このほかカレックスやパニクムなど様々なグラスが見られます。



★ ディコリサンドラ・ティルシフロラ Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科   ブラジル原産
秋のひとときを飾る魅力的な青い花はアトリウムで咲き始めました。
‘ブルージンジャー’ともよばれますがショウガ科ではありません。

公園だより | 更新日:2008.10.15

【開花情報】シュテルンベルギア開花、シュウメイギク、アキランサス(2008年10月)

カツラの甘く香ばしい香りが漂う足元には、黄色の絨毯を敷いたようなシュテルンベルギアの花が満開になりました。
七草園のハギは終盤を迎えています。スイフヨウの咲くあずまや付近、ハギのトンネルはまだ少し花があります。
パラグアイオニバスもまだ開花しております。
花影の池には熱帯スイレン「ムラサキシキブ」「グリーンスモーク」などが入りました。


★シュテルンベルギア・ルテア  Sternbergia lutea
ヒガンバナ科  
ヨーロッパおよびアジアの地中海沿岸に分布するの球根植物 
春に咲くクロッカスに似た花は秋の訪れを告げます。見頃は1週間~10日と思われますのでお早めにご覧下さい。



★ シュウメイギク   Anemone hupehensis var.japonica cv.
キンポウゲ科の多年草  中国から
渡来
秋明菊、または京都の貴船に多いところから貴船菊とも言われます。
秋の七草園や山の小道でご覧いただけます。
近くのフジバカマにはただ今、アサギマダラが2,3匹飛来してますので、
シュウメイギクにも舞い降りている姿をみかけます。



★ アキランサス花壇
恒例のアキランサスの幾何学模様は、色づきはじめた背景のカツラと共にみずの森の秋の風物詩です。



★ サルビア・レウカンサと秋の群生地
芝生広場から眺める群生地は西から黄色に染まり、
湖に接する縁の緑までの雄大なグラディーションは夏の花とは異なる風情があります。



★ ハンギングバスケット&コンテナ展コンテスト
コミュニティ広場から花影の池にかけて91点の素晴らしいできばえの作品が勢揃いしています。
秋の一日、ご家庭の園芸の参考にゆっくりと作品をご鑑賞下さい。19日まで展示しております。

公園だより | 更新日:2008.10.04

【開花情報】アサギマダラ来訪、ヒガンバナ、トケイソウ‘ティアラ’開花(2008年9月)


★ アサギマダラとフジバカマ
渡りをする蝶「アサギマダラ」がやってきました。
密源はフジバカマで、秋の七草園をゆったりと優雅に舞う一匹の蝶の姿が見受けられます。



★ ヒガンバナ Lycoris radiata
ヒガンバナ科
お彼岸の頃より、八つ橋付近で咲き始めました。



★ リコリス‘チェリーピンク’ 
ヒガンバナ科  園芸品種
コミュニティ広場で他のリコリスとともに鉢展示しております。



★ トケイソウ‘ティアラ’  Passiflora ‘Tiara’
トケイソウ科 園芸品種
みずの森のゲートを入り、右手をご覧下さい。良い香りのする美しいトケイソウをお楽しみ下さい。



★ シラタマコシキブ Callicarpa dichotoma var. albi-fructa
クマツヅラ科 
コムラサキの白実品種です。森の小道入り口手前で見られます。

公園だより | 更新日:2008.09.25

【開花情報】ニンニクカズラ、トチカガミ、クルクマ開花(2008年9月)

ハギが見頃となりました。ハギのトンネルも花で覆われてきました。
近くには「秋の七草園投句会」の投句箱も用意してありますのでそぞろ歩きながら一句詠んではいかがでしょう。


★ ハゲイトウ‘イルミネーション’ Amaranthus tricolor‘ Illumination’
ヒユ科  一年草
入り口の「秋草」の装飾のなかでひときわ目をひく燃えるような紅いハゲイトウは秋のおとづれをつげます。



★ 熱帯スイレン‘グリーンスモーク’
スイレン科 
コミュニティ広場に信楽焼きの特性鉢でお目見えしました。
この不思議な色合いの熱帯スイレンはふつうはアトリウムで咲いており、撮影がなかなか困難ですが、
今はすぐ目の前でじっくり撮影することができます。



★ クルクマ コルダータ ‘アメジスト’ Curcuma cordata ‘Amethyst’
ショウガ科 
ロータス館前から喫茶店‘レン’にそってクルクマとカラジウムが植栽されています。
喫茶店の前ではクルクマの紫がかった花が咲いています。
コミュニティ広場では‘ポニチャーピンク’を鉢にて展示しております。



★ トチカガミ 雌花 Hydorocaris dubia
トチカガミ科 本州以南の湖沼、ため池、水路などに群生する浮遊性水生植物
夏には黄色い花が咲いていたアサザ池に、9月の声を聞くとトチカガミの白い可憐な花が咲き始めました。
トチカガミとはトチ・鼈(すっぽん)の鏡という意味です。
光沢のある葉の裏には気嚢があり、ふくれているのが特徴です。
3cmほどの可憐な花は一日花で雌花と雄花があります。
雌花(写真)は、花茎が太く花の下方に子房の膨らみがあります。
水中にある花茎の付け根の薄い膜のような苞鞘の中には蕾を1~2個しか持ちません。
雄花は花茎が細く、立ち上がり、水中の苞鞘の中に蕾が5個入っています。 
ですから、ぱっと見てよく目につくのは雄花、下の方で咲き、茎が太く短ければ雌花ということです。



★ ニンニクカズラ Mansoa alliacea
ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ原産のつる植物
花は良い香りがします。
名前の通り、花以外はニンニクのニオイがします。
プランターで戸外栽培しましたが、素晴らしい花付です。
いつもはコミュニティ広場で展示しますが、台風のためアトリウムで展示しております。
花は週末までかと思われます。

公園だより | 更新日:2008.09.18

【開花情報】オニバス、ハギのトンネル、アキザキスノーフレーク開花(2008年9月)

みずの森園内はカツラの葉が黄ばんでこおばしい香りが漂い、秋の訪れを感じさせます。
トロピカルガーデン、花影の池、秋の七草園が見頃となっております。


★ オニバス(鬼蓮)  Euryale ferox 
スイレン科
日本原産で葉の裏と表にトゲがあるのが特徴です。花影の池で見頃をむかえています。



★ ハギのトンネル
秋の七草園ではハギが見頃となってまいりました。
ハギのトンネルは入り口は華やかに咲いていますが、まだ、少し早めで満開はまだ咲先になります。
ススキの足元ではナンバンギセルが咲いています。



★ アキザキスノーフレーク Leucojum autumnale
ヒガンバナ科の球根植物。
コミュニティ広場でうつむきかげんに出迎えてくれる花は、
秋咲きの球根植物で春に咲くスノーフレークと同じ仲間です。
小型である日突然花が咲き秋の気配をもたらします。葉はヒガンバナのように花が終えてから出てきます。



★ グロキシニア‘オリオン’ Gloxinia‘Orion’
イワタバコ科
トロピカルガーデンで趣を添える紫色の花が見頃となりました。



★ ヤブラン Liriope platyphylla
ユリ科
森の小道各所にて紫色のカーペットのように広がっています。

公園だより | 更新日:2008.09.15

【開花情報】リコリス、イエライシャン、インドシクンシ開花、カイツブリ幼鳥(2008年9月)

みずの森園内はスイレンの数は少なくなりましたが、まだ咲いています。
アトリウムの熱帯スイレンは池清掃のためひとつの水槽に集めていますので
入り口付近は9月いっぱい水槽が空になっておりますのでご了承下さい。
秋の七草園ではハギが咲き始めました。見頃は中、下旬頃かと思われます。


★ 秋の七草風草花装飾
ススキ、クズ、キキョウ、オミナエシ、フジバカマ
(この装飾にはナデシコとハギは入っておりません)



★ リコリス
ヒガンバナ科
いち早く秋の気配を感じさせるリコリス(ヒガンバナの仲間)が咲き始めました。



★ イエライシャン
ガガイモ科  
夜香花として知られ、素晴らしい香りに満ちた花ですが、以外と小さな黄色い花です。
アトリウムやロータス館で鉢展示しており間近でご覧いただけます。



★ インドシクンシ
シクンシ科
芳香のある華やかな熱帯の花はアトリウムで鉢展示しております。



★ カイツブリの親子
アトリウムからテラスに出ると、池の水草の上に巣を作っているカイツブリが見られます。
母鳥が2羽の幼鳥にえさを与えている姿がほほえましく、来園者の人気の的となっています。
カイツブリは滋賀県の鳥で、「にお」と呼ばれした親しまれています。

公園だより | 更新日:2008.09.04

【開花情報】熱帯スイレン‘ムラサキシキブ’、トケイソウ‘インセンス’、オミナエシ(2008年8月)

ひと夏の夢を見せたハス群生地は、わずかに葉の色が黄色味を帯び始めました。
いっせいにはちすが天を向き、名残の花を2,3個まだ見つけることができます。
みずの森園内はトロピカルガーデンが見頃を迎えております。熱帯の珍しい花木をお楽しみ下さい。


★ 熱帯スイレン‘ムラサキシキブ’ 
熱帯スイレンですが、小さな株をコミュニティ広場にて鉢で展示しています。
黒に近い紫色の蕾や花びらの微妙なグラデーションを間近で観察できます。
大きな株はアトリウムにて展示しています。
※ 尚、アトリウムの熱帯スイレンは9月いっぱい池清掃を実施いたしますので、
  お見苦しいところがあります。ご了承下さい。



★ トケイソウ‘インセンス’ Passiflora‘Incens’
トケイソウ科 園芸品種 
毎年、教材園の垣根一面を覆い見事に開花し、来園者の人気の的でしたが、
研修棟建設でその面積が縮小され花数が少なくなりました。芸術的な花の形、色、香りで人を魅了するトケイソウです。



★ オミナエシ  Patrinia scabiosifolia
オミナエシ科 日本、東アジアに分布
秋の七草園にて開花しています。



★ フジバカマ Eupatoriumu fortunei
キク科  本州、四国、九州、 朝鮮半島、中国に分布
ハギやススキの茂る秋の七草園をを歩くと、フジバカマのクマリンの甘い香りがかすかに漂います。



★ ホルムショルディア・テッテンシス
Holmskioldia tettensis
クマツヅラ科 アフリカ原産の常緑低木
ピンクの萼の上に青紫色の花びらが乗っている様子から「タヒチアン ハット」と呼ばれます。
正面のトロピカルガーデンの花影の池よりで咲いています。

公園だより | 更新日:2008.08.29

【開花情報】パラグアイオニバス試乗会のお知らせ、ハイビスカス、ナンバンギセル開花(2008年8月)


★ 花影の池にダイナミックに広がる160cmもの葉を持つパラグアイオニバスを眺めていると、
つい、「乗ってみたい」と誰しも思うことでしょう。今回はお子様を対象とした試乗会を開催いたします。
夏休みの思い出にいかがでしょう。

日時: 平成20年8月24日(日)  10:00~11:30 ※雨天中止
場所: みずの森 花影の池
定員: 30名
参加費: 無料(但し入園料が要ります。大人300円、小人150円)
受付時間:9時30分から(整理券配布) 於:図書コーナー
条件等:体重40kg未満の方 (体重測定をします)
     小学生以上で、一人で葉に乗れる方。
     時により、水に濡れる場合がありますのでご了承下さい。
     高校生以下の方は保護者同伴でお願いいたします。
     植物の状態、天候などにより中止になる場合があります。



★ レンガの小道からハス群生地を望む
ハス群生地はまだ奥の一部がピンクに染まり、全体の約2割方が開花している状態です。
写真右手は美しい斑入りセンダン‘フラッシュダンサー’



★ ハイビスカス・アーノッティアヌス Hibiscus arnottianus
アオイ科  ハワイ、オアフ島原産の常緑低木。
正面のトロピカルガーデンで、ひときわ白く清楚で涼しげに咲く花です。
野生種ハイビスカスのひとつで、多数の交雑種の親としてハワイでの交雑育種に貢献しました。



★ ナンバンギセル  Aeginetia indica L.
ハマウツボ科 日本全土、中国、台湾、インドシナ半島、マレーシア、インドに分布するの一年生の寄生植物。
宿主のススキの根元にくすんだピンクの花が咲きます。
花が開花したときの状態が煙管に似ていることにより名づけられました。
ススキに限らずイネ科の植物やショウガ科の植物にも寄生します。
「秋の七草園」のヤクシマススキとシマススキの根元で見られます。



★ 「よく似た水草の見分け方」と淡水エビの展示
エントランスホールにて展示しております。
セリとドクゼリの違い、クロモ、コカナダモ、オオカナダモの違い、
ヤナギモとセンニンモの違い、キクモとハゴロモモの違い、
フサモとホザキノフサモの違いを実物の観察を通して学びましょう。
淡水エビは13種をご覧いただけます。

公園だより | 更新日:2008.08.15
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