【開花情報】カリアンドラ、ゴクラクチョウカ、タイキンギク | 開花時期11月(2009年)
湿地のヌマスギが緑色から茶色への美しいグラディーションになり、
アカガシワは金茶の葉を散らしています。
花影の池は名残の熱帯スイレン‘ホワイトパール’が白い大きな花を咲かせています。
★ タイキンギク (堆金菊 )Senecio scandens
キク科 紀伊半島南部~四国、中国、ヒマラヤ、ベトナム、フィリピンに分布
茎が細くよじ登るように、晩秋に直径2~3cmの黄色の小さな花が多数咲きます。
日本では絶滅危惧種(絶滅危惧2類VU)に指定されており、
日本での分布は、紀伊半島南部、四国では徳島、高知に限られています。
暖かな海岸では冬中開花しているようです。丘の上の花園周辺で見られます。
★ カリアンドラ・ハエマトケファラ ’アルバ’
Calliandra haematocephala ‘Alba’
マメ科 南米に分布するの常緑低木。
大人気の冬に咲く熱帯花木で、パフのような、白く、
大きな丸い美しい花が次々と2月頃まで咲くきます。
おしべが糸状に伸び、多数の花が集まり、丸い一つの花のように見えます。
★ ゴクラクチョウカ (極楽鳥花) Strelitzia reginae
バショウ科 南アフリカ原産
1773年に南アフリカでイギリスの有名なプラントハンターである
マッソンによって発見されました。
初めてイギリスで開花した時、ロンドンの社交界で大変 な評判を得ました。
当時のイギリス王妃の出身であるMecklenburg-Strelitz家にちなみ
「ストレリチア(Strelitzia)」という 属名が与えられました。
英名は「Bird of Paradise(楽園の鳥)」
アトリウムにて展示。
後方はフルクラエア・フォエティダ‘メディオピクタ’
★ クレロデンドルム・スプレンデンス Clerodendrum splendens
クマツズラ科 熱帯アフリカ原産のツル性常緑低木
ベニバナクサギの別名もあります。光沢のある葉に真紅の小さな花が集まり、
半円状のなり、鮮やかで美しい熱帯花木です。
クサギの仲間は雄しべが花弁より長いのが特徴です。
★ 熱帯スイレン‘ミズノモリ’ Nymphaea ‘Mizunomori’
スイレン科
Nymphaea carpentariae と Nymphaea giganntea var.neorosea と
Nymphaea giganntea の3種の交配種
アメリカ在住のスイレンの育種家 ギャレット・ウエムラ氏が作出
‘みずの森’と名づけられ、2006年に寄贈していただきました。
ギガンテアに似た美しい青色で花つきがよく次々と開花していきます。
【開花情報】ネリネ、ホザキアサガオ、サンシュユの実 | 開花時期11月(2009年)
サンシュユの赤い実が秋空に映え、園内のモミジは色づきはじめたところです。
花壇のウィンターコスモスの黄色の花が鮮やかです。早くもパンジーのフラワーバスケットも登場いたしました。
★ サンシュユの実 Cornus officinalis
ミズキ科
中国,朝鮮半島北部に分布。江戸中期に薬用植物として渡来。
漢字では「山茱萸」と表記される。
3月にいち早く春の到来を告げる黄色の花を枝にびっしりつけます。
今は赤い実が鈴なりになっています。実は果実種等に利用されます。
★ ネリネ Nerine cv.
ヒガンバナ科
南アフリカ原産の球根植物
光沢のある絹のような花びらが陽の光に輝くことから「ダイヤモンドリリー」と呼ばれます。
晩秋に開花し、冬中葉が繁り、初夏には葉が枯れ、夏は休眠に入ります。
水を切り、涼しい日陰で夏越しをし、秋から再び植え替えや潅水を開始し、陽にあてます。
寒さには強くありませんが、霜が当らなければ、屋外でも栽培が可能です。
★ ホザキアサガオ Ipomoea horsfalliae
ヒルガオ科 西インド諸島原産のツル植物
艶やかな光沢のある緑の葉に鮮やかな紫紅色の花が咲き始めました。
蕾が多数ありますので、これからが見頃となります。
ハワイ王朝のクヒオ王子のワイキキキの庭に植えていたのでクヒオ・バインと呼ばれたそうです。
★ ドンベヤ・ブルゲシアエ Dombeya burgessiae
アオギリ科 南アフリカ東部原産
10月末から11月にかけて開花するドンベヤです。
暖地では戸外で越冬します。
アトリウムにて鉢展示しております。
★ 熱帯スイレン ‘スター オブ サイアム’ Nymphaea ‘Star of Siam’
スイレン科
タイで改良されたスイレンと思われます。
葉に濃い紫色の模様がある昼咲き性の熱帯スイレン。花は青紫色で、葉の模様と相まって美しいスイレン。
【開花情報】秋咲きグラディオラス、ジュウガツザクラ | 開花時期11月(2009年)
園内は懸崖仕立ての菊の香りが馥郁と漂い、秋の深まりを感じさせます。
アトリウムでは色とりどりの熱帯スイレンや珍しい熱帯の花々が咲き、
ゆっくりと花を観賞するのによい季節となりました。
★ グラディオラス・カルミネウス Gladiolus carmineus
アヤメ科 南アフリカ原産の球根植物
秋咲きの原種グラジオラス
ゲートを入った右手に、ネリネと共に展示してあります。
★ ジュウガツザクラ Prunus × subhirtella cv. Autumnalis
バラ科
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種。
秋から冬にかけて咲くコヒガンの中で八重咲きのものを‘十月桜’とします。
別名、御会式桜「オエシキザクラ」と呼ばれ、日蓮聖人の忌日の法会である、
御会式の10月13日頃から咲き始めることによります。京都の「妙蓮寺」の御会式桜が有名です。
コミュニティ広場で鉢にて展示しております。
★ エリカ‘ウインター・ファイアー’ Erica ‘Winter Fire’
ツツジ科
秋も深まり、よりいっそう、色鮮やかになり、おかの上の花園に彩をそえます。
★ 熱帯スイレン・ロツス Nymphaea lotus
スイレン科 エジプト、アフリカ原産
夜咲きの白いスイレンですが、午前中はまだ開花しております。
夜咲きの白いスイレンの交配種の片親となっています。
★ オウゴチョウ Caesalpinia pulcherrima
マメ科 西インド諸島原産
美しい赤とピンクのグラデーションのオウゴチョウが開花しました。
沖縄などでは大木になり見事な花が咲きますが、当園では鉢植えで2mほどの背丈ですので、
ま近で写真撮影が可能です。アトリウムにて展示しております。
【開花情報】懸崖菊見頃、熱帯スイレン・カエルレア | 開花時期10月,11月(2009年)
★ 懸崖菊
噴水前、ロータス館入り口共に見頃を迎えております。
★ ニンニクカズラ Mansoa alliacea
ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ原産のつる植物
花は良い香りがします。名前のごとく、葉~根まで花以外はニンニクのニオイがします。
プランターで戸外栽培をしており、素晴らしい花付です。コミュニティ広場の奥にて展示しております。
★ 熱帯スイレン・カエルレア Nymphaea caelurea
「Blue Lotus of Egypt」と呼ばれる「エジプトの青いスイレン」とはこのカエルレアをさします。
古代エジプトで祭事に多く使われ、壁画やパピルスなどに描かれています。
他の熱帯スイレンとは異なり、花の形は三角形で園芸種のような華やかさはありませんが、
野性種の魅力にあふれています。
★ バービッシア・スキゾケイラ Burbidgea schizocheila
ショウガ科
ボルネオ原産
鮮やかなオレンジ色の花が多数開花しました。
軸と葉の裏が赤紫色をしており、オレンジ色の花との組み合わせは絶妙です。
アトリウムにて展示しております。
★ ルリマツリモドキ Ceratostigma plumbaginoides
イソマツ科 中国原産
ルリマツリモドキの青色が驚くほど鮮やかに、こんもりと咲いています。
丘の上の花園のはずれ、森の小道と出会う所で咲く青い花に思わず魅入ってしまいます。
【開花情報】アサギマダラ来訪、熱帯スイレンホワイトパール| 開花時期10月(2009年)
明日12日までエントランスホールにて「秋の山野草展」を開催しております。
園内の秋の七草園周辺では、アサギマダラが優雅に舞う姿が見られます。
★ アサギマダラ
渡りをする蝶として知られ、夏の間は伊吹山などで見られます。
この3年ほど10月にはみずの森のフジバカマにやってきます。2~4匹のアサギマダラが飛び交う姿は
絵のように美しく、光を透かして見る羽根の色には魅了されます。
★ 花影の池
熱帯スイレン‘ホワイトパール’の白い花が大きく見事に咲いています。
★ ヒッペアストルム
ゲートを入り右手に鉢にて展示しております。
★ 懸崖菊
秋恒例の懸崖菊の展示が始まりましたが、花の見頃は10月下旬~11月始めとなります。
★ セネキオ・コンフスス
キク科
ブラジル原産の鮮やかな朱色のつる植物です。コミュニティ広場にてご覧いただけます。
【開花情報】チャイニーズハット、ミズトラノオ、アキランサス | 開花時期10月(2009年)
芝生広場の花壇がアキランサスとサルビア・レウカンサの秋らしい花壇に変わりました。
正面のトロピカルガーデンは朝晩の気温の低下により葉色がいっそう鮮やかになり、
見頃を迎えておりますが、来週の12日(月)までで見納めとなります。
翌13日(火曜)は休園日となります。ご了承下さい。
秋の七草園のフジバカマにはただ今、アサギマダラが1匹、時折飛来してます。
停滞時間が短く、なかなかレンズで捕らえることができません。
★ チャイニーズハット Holmskioldia sanguine
クマツヅラ科 インド・ヒマラヤ原産の半つる性低木
萼が小さな帽子に見えることから名づけられました。またはテングバナとも呼ばれます。
熱帯植物の様々な葉色が織り成すトロピカルガーデンで、朱色の花が多数咲きました。
黄色の花が咲く園芸品種ホルムショルディア・サンギネア‘キトリナ
’Holmskioldia sanguinea ‘Citrina’も咲き始めました。
★ ミズトラノオ Pogostemon yatabeanus
シソ科
湿地に生え地下茎を伸ばし繁殖する多年草。
淡紅色の小さなブラシ状の花をつけます。かつては水田雑草でしたが、
近年は開発や農薬により激減、見かけることはなくなり、絶滅危惧種に指定されています。
ロータス館前の小さなビオトープの前にて鉢で展示しております。
★ アキランサスとサルビア・レウカンサの花壇
カツラの木の落ち葉がカラメルのような甘い香りを漂わせる小道をぬけ、
芝生広場へ出ますと、風車を背景にアキランサスの幾何学模様の花壇があらわれます。
★ ディコリサンドラ・ティルシフロラ Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科 ブラジル原産
‘ブルージンジャー’ともよばれ、秋のひとときを飾る魅力的な青い花はアトリウムで咲き始めました。
★ コクリオステマ・オドラティッシムム
Cochliostema odoratissimum
ツユクサ科 コスタリカ、パナマ、エクアドル原産
ツユクサ科の植物とは思えない大型の植物です。
アトリウムのモンステラの下でほのかに香る美しい青紫色の花が咲いています。
【開花情報】ブルーアマリリス6輪開花(2009年)
★ ブルーアマリリスは6輪すべて開花いたしました。
見頃は明日までと思われます。
月曜は休園となります。
★ ブルーアマリリス Worsleya rayneri
ヒガンバナ科
ブラジル南部の山の断崖に生育するの珍しい球根植物です。
ブルーのアマリリスではなく、別の植物です。
鳥が羽を大きく広げたような葉に、薄い藤紫の波打つ花びらが美しく、
「ブラジルの皇后」の名にふさわしい優雅で気品あふれる花です。
本国ブラジルでも幻の花と呼ばれているそうです。
日本はもちろん世界でも見ることが難しい貴重な花で、入手も困難ですが、
花を咲かせることが大変難しいことでも有名です。
このため、植物図鑑などでも紹介されることも少なく、一般には知られてはいませんが、
球根愛好家の間では、あこがれの花となっています。
みずの森では、前回は平成19年10月15日に初開花し、今回は2回目の開花となります。
ブルーアマリリスは今年は、8月に長野県で開花事例があります。
このブルーアマリリスは、愛知県の趣味家(故人)から譲り受けたもので、
種を播いてから20年以上経過していると思われます。
※ ブルーアマリリスの展示は9月27日をもって終了いたしました。
★ シュテルンベルギア・ルテア Sternbergia lutea
ヒガンバナ科
ヨーロッパおよびアジアの地中海沿岸に分布する球根植物。
カツラの木の落ち葉から漂う甘く香ばしいカラメルのような香りが漂う足元には、
黄色の絨毯を敷いたようなシュテルンベルギア・ルテアの花が咲き始めました。
9月の終わりにクロッカスにも似た黄色い花が、ある日突然現れ、秋の到来を告げます。
★ オニバス
今年は天候不順で生育が遅れ、なかなか花が見られなかったオニバスですが、花影の池にて開花しております。
【開花情報】ブルーアマリリスが開花、24日は休園日です。(2009年)
★ 待ちにまった「ブルーアマリリス」が本日の朝に1輪開花しました。
もう2輪が昼過ぎから開きつつあります。
計6輪ありますが、明日には4輪が開花しそうですが、
残念ながら明日はみずの森は休園となりますのでご了承下さい。
★ 2番目の蕾が開きました。(午後3時半)
3番目の蕾も開きつつあります。
★ エントランスホールにて展示
本日昼過ぎにバックヤードからエントランスホールに移動し、展示・公開しております。
午後4時半には3輪が開花しました。
今週末、金、土、日が見頃と思われます。
★ ヒガンバナ Lycoris radiata
ヒガンバナ科
八橋近辺で見頃になりました。
★ リコリス 園芸品種
ヒガンバナ科
ゲートを入り右手に淡い黄色のリコリス各種を展示しております。
【開花情報】インドシクンシ、赤バナナ、ナンバンギセル | 開花時期8月,9月(2009年)
ハス群生地の花も一握りほどを残すのみとなり、秋の稔りの果托が林立しています。
園内のハスはまだ少し咲いています。オミナエシ、フジバカマ、パンパスグラスなどが咲き秋の気配を感じます。
★ インドシクンシ Quisqualis indica
シクンシ科
熱帯アジア、マレーシア原産の常緑つる性低木。
芳香のある小さな花が白からピンク、紅と花色が変化し、咲き分けているように見えます。
種子は回虫駆除剤として使用され、「使君子」とは天子から使わされた使者のような貴重な薬の意味です。
春、5、6月にもアトリウムで開花しましたが、今回はコミュニティ広場にて鉢で展示しており、
花色が一段と鮮やかで華やかに咲きました。
★ 赤バナナ
バショウ科
トロピカルガーデンで3mほどの高さになった赤バナナに花が咲き、赤黒い実がなりはじめました。
★ ナンバンギセル Aeginetia indica L.
ハマウツボ科
日本全土、中国、台湾、インドシナ半島、マレーシア、インドに分布する
一年生の寄生植物
イネ科やツユクサ科の植物の根元に寄生します。
秋の七草園のシマススキの根元をかき分けると赤紫の煙管のような花が見えます。
★ クルクマ Curcuma
ショウガ科
ロータス館前の大型のクルクマの園芸品種の花が咲き始めました。
ウコンはコミュニティ広場に鉢で展示しております。
★ カラテア・ブルレマルクシー‘アイスブルー’Calathea burle-marxii “Ice Blue”
クズウコン科 ブラジル原産
葉の影で咲く、青白く光る不思議な苞の色が美しい観葉植物です。
アトリウムで開花しています。
【開花情報】本日のブルーアマリリスの蕾(2009年)
★ 昨日よりも蕾が大きくふくらみ、奥の方の小さな蕾が見え、計6個の蕾を 確認いたしました。
一番大きな蕾は約10cm、蕾全体では20cm、背丈は約1mです。
★ 正面の方からも蕾の様子がよくわかるようになりました。
昨日は裏側から撮影したものです。
★ 本日もまだバックヤードで管理中です。
あと、2、3日で開花しそうな気もいたしますが、おそらく週末が見頃になるかと思います。